2年ぶりの開催 堂々たる演武を披露/全国学生演武大会

合気道 2021.11.29

 2年ぶりの開催となった。コロナ禍で大会が立て続けに中止となっていたが今年度ついに開催され、明大からは4年生4人が出場。全国津々浦々から集まった学生が日頃の鍛錬の成果を披露した。

 

◆11・27 第60回全国学生演武大会(日本武道館)

▼演武者

飯塚、淺野、勝部、菊地

 

 ブランクを感じさせない演武を披露した。北は北海道、南は広島と全国各地から合気の道を志す学生が集結した今大会。全大学の中で1番手での発表となりプレッシャーのかかる場面だったが「4年間の経験を素直に出すだけ」(菊地應・文4­=芝)と緊張を感じさせない演武を披露。「精いっぱい出し切った」(淺野裕久・政経4=静岡県立富士)。伝統である〝スタミナ明治・技の明治〟を体現し、見事3分間の演武をやり切った。

 

 「やり切れた4年間だった」(飯塚海帆・営4=私立成城)。コロナ禍により道場での稽古が満足にできない期間も。それでも「木刀を使った稽古は(一人でも)普段からできる」(菊地)と日々試行錯誤しながら鍛錬に励んできた。コロナ禍にも負けずに続けた鍛錬の成果を発揮することができた大会となった。

 

 「今大会に出場できるとは思っていなかった。これも何かの縁だと思う」(勝部孝之・文4=松江北)。さまざまな人との縁と協力によって開催することができた今大会。感謝の気持ちを胸にやり切った演武は次なる世代への架け橋となったに違いない。

 

[菊地隼人]

 

大会後のコメント

飯塚

――今大会の演武はどういった演武をしたいと思い挑みましたか。

 「今大会は久しぶりの行事となりました。新型コロナウイルスの影響で稽古が満足できない中での開催となったので基本を大切にすることを意識して挑みました」

 

淺野

――4年間を振り返っていかがでしたか。

 「自分は濃い4年間だったと思っています。やはり体育会ということでかなりつらいこともありましたが振り返ってみるとやはり良いことしかなかったです。本当に幸せな充実した4年間を過ごさせてもらったと思います」

 

菊地

――2年振りの大会ということについていかがですか。

 「本場でできるということはとてもうれしかったです。2年振りということですが稽古の延長という感じでしたのでこの大会は終点でも始点でもなくただの通過点だと思っています。日本武道館だとしても普段と同じ畳の上でやっているという気持ちで演武しました」

 

勝部

――4年間を振り返っていかがでしたか。

 「4年間に対する感慨深さは終わった直後ではなく、だんだんと感じるものだと思うので今は何も言えないです。ただ出場させてもらえると思っていなかったので本当にたくさんの人のおかげだと思います」


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