東洋大に完敗 悲願のリーグ戦優勝へ黄色信号/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
2021.11.15

 ここまでリーグ戦負けなしの明大。迎える相手は同じく無敗のライバル・東洋大だ。リーグ制覇へ絶対に落とせない一戦となったが、東洋大の圧力を前に終始流れをつかむことができず、優勝が遠のく痛い敗戦となった。


◆10・16~11・23 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼11・6 対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

明大2{1―3、 1―2、0―0}東洋大5


 試合開始直後、試合のペースを握ったのは明大だった。序盤から積極的に攻め、開始3分。ゴール前でパスを受けたFW佐久間雄大(政経4=白樺学園)が相手ディフェンスの隙間を縫う絶妙なパス。「ただ合わせるだけでした」(FW三浦稜介・政経2=駒大苫小牧)と、パスを受けた三浦稜が冷静に流し込んで先制した。しかし「2点、3点取れるチャンスはあった」(FW中條廉・政経3=白樺学園)。その後はパワープレーからの度重なるチャンスをモノにできずにいると、徐々に落ち着きを取り戻した東洋大が主導権を握る。なんとか耐えていた明大だったが、第1P残り5分。東洋大の華麗なパス回しからついに失点し同点に追い付かれると、一気に流れは東洋大へ。その後もさらに2点を失いあっさりと逆転を許してしまう。


 1点でも差を詰めたい明大だったが「焦りが出てしまった」(DF成瀬翼・商1=埼玉栄)と、第2、3Pも東洋大の厳しいディフェンスを前にミスが増え、守勢に回った。第2P開始2分に成瀬が得点を挙げ、1点差に詰め寄るも、ペナルティからの失点が続き、2点を追加され、逆に差を広げられてしまう。第3Pも懸命に相手ゴールを目指すも無得点。終わってみれば2-5。シュート数は東洋大68に対し明大25と完敗だった。しかし「何が起こるか分からないのがリーグ戦」(佐久間)。優勝のチャンスはまだ残っている。残る2戦に勝利し、優勝への望みをつなげたい。

 

[山岡慎]


試合後のコメント

青山大基主将(法4=釧路江南)

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「シュートも少なかったですし自分たちのやるべきことを全くできてなくて、やはりそこが敗戦の要因かなと思っています」

 

佐久間

――今日の試合の中で良かったところがあったとすればどこですか。

 「成瀬が決めましたが、今日は全体的に見てもあいつが一番足を動かしていたし、1年生なのに変に緊張しないで、あいつらしい最高のパフォーマンスを出せていたと思います」

 

中條

――全体的にペナルティの数が多かったですがいかがですか。

 「審判がどうだと言う前に相手も同じ状況なので、それは気を付けて少なくしなければいけないところですね。あとは足が動いていないとスティックが出てしまうので、そういうところですね。もう、今日は駄目でした、全員が」

 

三浦稜

――次の試合に向けての意気込みはいかがですか。

 「1回も負けられないので、次はこの1週間でしっかり調整して勝ちにこだわって臨みたいと思います」

 

成瀬

――得点シーンを振り返っていかがですか。

 「自分にとっても初ゴールだったので、先輩方にも祝ってもらえてうれしかったですし、少しは貢献できたかなという気持ちではありました」