佐久間好走! 初ハーフで結果を残す/世田谷246ハーフマラソン

競走
2021.11.14

 おのおのが目的を持って取り組んだレースになった。11月14日に行われた世田谷246ハーフマラソン(以下、世田谷ハーフ)。明大からは計12人が出走。初マラソンながら好タイムを記録する選手が続出し、箱根駅伝(以下、箱根)出走に向けて自身の状態をアピールする結果となった。

 

 

◆11・14 第16回世田谷246ハーフマラソン(駒沢オリンピック公園)

▼ハーフマラソン

 15位  佐久間 1時間04分01秒

 31位  新谷  1時間04分37秒

 49位  東原  1時間05分53秒

 62位  丸山  1時間06分06秒

 66位  杉本  1時間06分09秒

 68位  島田  1時間06分13秒

 69位  曳田  1時間06分20秒

 78位  漆畑  1時間06分46秒

 103位  松尾  1時間08分12秒

 107位  鈴木  1時間08分42秒

 124位  下條  1時間10分08 秒

 131位  金橋  1時間10分51秒

 

 

 状態の良さを確認できた。アップダウンがありタフなレースになると言われている世田谷ハーフ。他大も数多く参加する、箱根を目指す上で重要な大会だ。明大勢では中距離から長距離に転向し箱根出走を目指している佐久間秀徳(商4=國學院久我山)がチームトップの好走。「初ハーフでしたが良くまとめられました」(佐久間)。初ハーフマラソンながら1時間3分台に迫る好タイムでアピールに成功した。また1年生では新谷紘ノ介(政経1=世羅)がチーム2位となる1時間4分台を記録。同期を牽引する走りを見せ、今後の飛躍を予感させた。

 

 「(佐久間は)エントリーのボーダーラインに絡んできた」(山本佑樹駅伝監督)。来る箱根に向けますます加速する部内競争。11月13日に行われた激坂最速王決定戦や同月24日に行われるMARCH対抗戦など選考に関わる大会が豊富な11月。「やはりこの秋のハーフと1万の結果で(出走する)16人が決まる」(山本監督)と、これらの大会が箱根出走を目指す上で重要なことは明らかだ。残りの記録会を経て1月の箱根路を駆けるのは誰なのか。明大競走部の今後に目が離せない。

 

[菊地隼人]

 

レース後のコメント

山本監督

――今回走らせた選手たちにはどのような目的があったのかをお聞かせください。

 「エントリー自体が2ヶ月ぐらい前なので、予選会に入らないだろうというような選手がエントリーしています。その中でこれをきっかけに上がってきてくれたらなという感じです」

 

金橋佳佑(政経4=札幌山の手)

――久々のレースとなりましたがいかがでしたか。

 「立ち上げのポイント練習を始めて1~2週間ないぐらいでしたが、練習の一環として出ました。だいぶ上げるきっかけになったと思います」

 

――コンディション的にはいかがでしょうか。

 「上りに入っている感じです。しかしスピードがまだ戻っていないのと、足よりも呼吸がきついところがあるので、しっかりジョグとか基本的なことをやって戻していけたらなと思います」

 

佐久間

――今日のレースはどのような位置づけでしたか。

 「メンバー争いの当落線上にいてその中でメンバー争いしている人たちが走るので、学内でトップを取りたいという位置づけで走っていました」

 

――今後への意気込みをお願いします。

 「今日の感触的にはまだまだタイムが狙えそうだなと感じています。ですが先頭と1分30秒くらい差がつけられていて、それではまだまだ箱根で戦っていくランナーとしては不十分だと思うのでさらに仕上げていけるようにしたいと思います」

 

杉本龍陽(政経3=札幌日大)

――今日を振り返っていかがですか。

 「今日は次のMARCH対抗戦に向けてペース走のような感じで、3分15設定で走っていました」

 

――MARCH対抗戦の目標はありますか。

 「やはり箱根を戦う時に、28分台は絶対必要だと思うので、28分台を出したいと考えています」

 

第98回箱根駅伝まで、あと49日。