リーグ戦9連勝 1部昇格を決める/関東大学2部リーグ戦

バスケットボール(男子) 2021.10.30

 1部昇格をつかみ取った。前半は、安定したディフェンス力を見せるも、オフェンス面で苦戦を強いられる。迎えた後半では、チームディフェンスが功を奏し、完全に相手を抑えきると83―64でまた一つ白星を飾った。

 

◆9・14~11・6 第97回関東大学2部リーグ戦(各大学体育館他)

▼10・30 明星大 (駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場)

〇明大83{23―15、14―18、24―8、22―23} 64明星大

 

 スターターは、PG常田耕平(政経4=正智深谷)、SG吉村公汰(営3=土浦日大)、SF田邉太一(情コミ2=福岡大大濠)、PF中村吏(法4=正智深谷)、C溝口月斗(国際4=東海大札幌)。

 

 開始直後から、ディフェンス力が光る。明大の持ち味であるディフェンスから、良い流れを作っていく。確実に1点ずつ重ねていく明大に対して、相手は3Pを決めてくる。そこで主将・常田が要所でしっかり3Pを決め返し、相手に流れを渡さなかった。しかし第2Qでは、相手のゾーンディフェンスを思うように攻略できず、4点差に詰められて前半を終える。

 

 迎えた第3Q。相手の3Pから始まり、点差はわずか1点。しかし「焦ることなくやれば、開くことは見えていた」(吉村)。前半からさらに修正したディフェンスを仕掛ける。相手のセカンドチャンスを潰し、パスカットからの速攻もしっかり決め切ると完全に勢いに乗り、あっという間に20点差に。その後も明大は攻撃の手を緩めることはなく試合は終了。1試合を通して、全員にプレータイムが与えられ、チーム一丸となって明星大から勝利をつかみ取った。

 

 今試合で1部昇格が決まった。だが、明大が目指すのはあくまで〝全勝優勝〟。「これまで通り、気を抜かず残り2戦を戦っていく」(PG塚本舞生・政経4=明成)。明日も試合があり連戦になるが、明大の強さを見せてくれるだろう。堂々たる全勝優勝へ突き進む。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

吉村

――1部昇格が決まったお気持ちと今日の振り返りをお願いします。

 「率直にうれしいです。今日の試合は明治の持ち味であるディフェンスからのいい流れのバスケットができました。個人的には、全然シュートが入りませんでしたが、チームのみんなが『打て打て』と言ってくれて自分も気持ちよくシュートを打てたかなという印象ですね」

 

――残り2試合でリーグ戦が終わりますが、全勝に向け、意気込みを教えてください。

 「1部昇格が決まって浮かれる部分はありますが、やはり全勝という目標があるので、今日の試合は今日の試合、明日の試合は明日の試合で切り替えて話し合ってまた頑張りたいと思います」

 

塚本

――今日のシュートの調子はどうですか。

 「シュートが入っているときや流れが悪いときというのは相手チームにもありますし、こっちにもあることなので。シュートの確率というよりは、相手にどれだけタフショットを打たせられるかだと思います」

 

――相手のガードのスピードがある攻めについて教えてください。

 「1人で守れない分、後半からワンアーム、1対1で守って、守れなかったらセンターがヘルプという感じで修正しました。1人で守ることはもちろんですが、チームディフェンスを発揮していけたらいいと思います」


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読