攻守で圧倒 難敵・慶大を下す/練習試合

ラグビー 2021.09.05

 昨年度の関東大学対抗戦(以下、対抗戦)以来の対戦となった、難敵慶大との一戦。終始圧巻のパワーを見せつけ、立て続けにトライを奪い19―7で前半を折り返す。後半も悪天候の中、果敢に敵陣へ攻め続け最終スコア40―21で勝利をつかみ取った。

 

9・4 練習試合(八幡山グラウンド)

▼対慶大A戦(30分ハーフ)

 ○明大40{19―7、21―14}21慶大

 

 対抗戦直前に大きな勝利を収めることができた。前半開始早々、モールから相手にトライを奪われる。しかし前半7分、敵陣でのラインアウトからのモールで前に押し出したボールをスクラムハーフ萩原周(商2=大阪桐蔭)がつなぎ、スタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)のトライですぐに追い付く展開に。「萩原がいい判断で裏に放ってくれた」(伊藤)。その後も強烈なアタックで敵陣に切り込み続けて迎えた前半10分。先ほどの得点場面と同じように、萩原の好判断でパスを受けた左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)が逆転トライを決める。そして19分にも相手のミスから奪ったボールを、ゲームキャプテン右センター江藤良(文4=報徳学園)からフルバック秋濱悠太(商1=桐蔭学園)に回しグラウンディング。「相手のペナルティーが多くセットが遅れていてチャンスだと思った」(江藤)。自陣に攻められる場面もあったが、固いディフェンスを見せつけ、危なげなく前半を終える。

 

 「入りからいいエナジーを持ってやれていた」(小澤翔・情コミ4=桐蔭学園)。前半からほとんどのメンバーを入れ替え挑んだ後半。開始直後から明大の攻撃が目立ち、敵陣でのプレーも増える。先に試合を動かしたのは明大だった。後半8分、相手のドロップキックをうまくキャッチした吉田幹(文4=佐野日大)がオフロードパスでつなぎ村上慎(商4=法政二)がトライを奪う。雨脚も強まり、決していいコンディションとは言えない中、慶大のディフェンスにも対応し前へ攻め続ける。攻撃の流れをつかんだ明大は、後半13分に追加トライ。続けて後半16分には、相手のミスから金昂平(政経1=大阪朝鮮)が蹴り出したボールを西川賢哉(政経2=桐蔭学園)が俊足を生かし独走トライ。慶大を突き放す。さらに突き放したかった明大だったが、後半残り10分の間で2トライを許し、40―21で試合を終えた。

 

 「アタックではクイックテンポ、ディフェンスではハイプレッシャーアンドリアクションというテーマをしっかりと遂行できた」(小澤)。今試合では攻守ともに力強さを見せつけた明大。昨年度の対抗戦では唯一の敗戦を喫した、因縁の相手慶大からの勝利はチームにとって大きな自信となっただろう。来週から始まる対抗戦にも期待が高まるばかりだ。

 

[豊澤風香]

 

試合後のコメント

江藤

――後半を振り返っていかがですか。

 「後半はディフェンスでラインスピードを上げることができて、慶大にいいアタックをさせないようにディフェンスができました」

 

――ゲームキャプテンとして全体を振り返っていかがですか。

 「今日のテーマですが、まずアタックのところではクイックテンポ、ディフェンスではハイプレッシャーアンドリアクションとしていました。1人1人が実行する意識があって、チャレンジする姿勢が今日とても良かったと思います」

 

萩原

――前半を振り返っていかがですか。

 「1人1人がボールキャリーの面でしっかり前に出て、クイックテンポができてトライも取れたので良かったです」

 

伊藤

――ハーフタイム中に話したことはありますか。

 「自分たちがディフェンスをやっていて、思ったことを後半メンバーに伝えることで、想定していた慶應さんとディフェンスの上がりが違っていましたが、そこにも対応できました。想定ではディフェンスがとても上がってくるイメージでしたが、思っていたよりも上がってこなかったので、アタックがやりやすかったです」

 

小澤

――勝因はどこにありますか。

 「チャレンジできたこともそうですが、一人一人がフォーカスすることに向かってやろうという意識がありました。その中で慶大さんよりリアクションの部分で勝った部分があったので勝てたと思います」

 

――今後意気込みをお願いします。

 「自身は4年生でラストです。まだ対抗戦に出たことがないのでそれに向けて練習から頑張るのもそうですし、4年生全体で日本一を目指し、いいチームをつくれるように頑張ります」


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