帝京大に悔しい黒星 接戦制せず/招待試合

ラグビー 2021.06.15

 前半、自陣でのプレーが多く相手のペースで試合を進められてしまった明大。「自分たちのやりたいことができなかった」(右センター児玉樹・政経4=秋田工)。14―18で前半を折り返す。後半は2トライを挙げるも、帝京大のフィジカルに対して後手に回ってしまい28―32で敗北した。

 

◆6・13 招待試合(エコパスタジアム) 

▼対帝京大戦 

  明大28{14―18、14―14}32帝京大〇

 

 勝利まであと一歩だった。前半、自陣でのプレー時間が多かった明大。前半2分、帝京大に先制トライを許し、9分にはPG(ペナルティーゴール)を決められてしまう。動きがあったのは19分。ゴールライン前でのスクラムで帝京大がペナルティー。その後の近場の持ち出しで最後は右プロップ大賀宗志(営3=報徳学園)がトライを決めた。「FWが目標としていた形でトライできた」(大賀)。35分にもマイボールの敵陣ゴール前5メートルスクラム後パスを展開。そこからFW一体で押し込んでいき、ゲームキャプテン・ナンバーエイト大石康太(営4=国学院久我山)が逆転トライ。しかし前半終了間際にトライを許してしまい、14―18とリードを許した形で折り返す。


 後半は一転敵陣でプレーする時間が多かった。後半17分、ゴールライン前での帝京大のペナルティーからクイックスタートし、右ロック武内慎(商3=石見智翠館)がトライ。「自分の持ち味のフィジカルの部分でファイトすることができた」(武内)。35分には敵陣22メートルライン付近から右ウイング安田昂平(商1=御所実)がビッグゲインし、そのままグラウンディング。「チャレンジしてトライを取ることができた」(安田)。安田の公式戦初トライで4点差まで一気に迫る。しかし終盤につれて「足が止まってしまっていた」(武内)。追い上げる展開となったが、前半からの消耗のせいか、接点に人数をかけることはできず。逆転はかなわなかった。後半は両者2トライを挙げ、最終スコア28―32で敗北を喫した。

 

 この負けをマイナスには捉えていない。「プランを組み立てればもっとこのチームは伸びるのではないかという手応えをつかめた」(神鳥裕之監督)。ここまで明大らしく、泥くさく戦い続けてきたチームに確かな可能性を感じている。来週は昨年度の全国大学選手権・準決勝で敗れた天理大との招待試合。この試合が春シーズン最後の公式戦となる。「天理大には負けて悔しい思いがある。いい形で勝ちたい」(大賀)。〝MEIJI PRIDE〟を見せつけ、昨年度の雪辱を果たす。

 

[宇野萌香]

 

試合後のコメント

大石

――試合を振り返っていかがですか。

 「『tough challenge』というテーマで帝京大学さんにチャレンジしていこうと話していたのですが、結果的には負けてしまったので悔しいです。フィジカルやゲームコントロールの部分で帝京大学さんが上手だったと思います」

 

大賀

――FWのプレーはいかがでしたか。

 「前半はFWで当てて相手を疲れさせた上で、最後は走り勝とうというイメージをチームとして持っていました。しかしFWのセットプレーのところでプレッシャーをかけられて、点に結び付けられませんでした。自分たちのアタックができなかったので、簡単にいうと自滅した試合でした」

 

武内

――トライシーンを振り返っていかがですか。

 「トライシーンは悪かったところでいうとセットが曖昧で、自分たちがやりたいクイックセットをしてゲインラインを切るというアタックとは離れていました。ただ相手も疲れていたので、自分の持ち味のフィジカルのところをファイトして、スコアに結び付けられたことはよかったと思います」

 

左センター江藤良(文4=報徳学園)

――BK全体のプレーはいかがでしたか。

 「BKは全く負けている気はせず、自分たちのアタックができたときはしっかりとゲインを切れていたので、BKは特に問題なかったです」

 

児玉

――前半を振り返っていかがですか。

 「前半の前半は相手のスローテンポに付き合ってしまって自分たちのやりたいことができなかったです。前半の後半はこっちがやりたいように外に振ってクイックテンポでアタックすることができました。そこは自分たちのプレーができたと思います。ブレークダウンのところではプレッシャーをかけられ続けられたのでよかったですが、そこで後手に回ってしまったのでよくなかったです」

 

安田

――初の先発メンバーでした。

 「先輩たちがいい形でチャレンジさせてくれたので楽しめました。1年生としてフレッシュなプレーをしていきたいです。とにかく今日はチームでチャレンジというテーマを掲げていたので、それがチーム一体となってチャレンジできたので良かったと思います」

 

中山律希(政経2=天理)

――目立ったプレーが見られました。

 「自分は後半からだったのでフィールドでとにかく力を出そうと思ってプレーしていました。大きくゲインすることもできたので、そこは出し切れたと思っています。個人としてはセットプレーがうまくできなかったです。そこをうまくできるようになればもっといいプレーヤーになれると思います」


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読