試合後インタビュー 松原星/東日本選手権

フィギュアスケート
2020.11.24

 東日本選手権を4位で終え、全日本選手権の出場権を獲得した松原星(商2=武蔵野学院)。試合後に行った松原のインタビューをお届けする。

(この取材は11月11日に行われたものです)

 

 

――SP(ショートプログラム)とFS(フリースケーティング)をそれぞれ振り返っていかがですか。

 「SPは100%ではないんですけど今回ノーミスすることができて、点数もまあまあいい点数が出て良かったと思っています。でもFSは1ミスだけで抑えられず、後半のいつものサルコウが失敗してしまったのが悔しいのと、東日本にサルコウを戻せてこれなかったのが残念だなと思います」

 

――SPは前回、ステップを反省点に挙げていましたが今回はいかがでしたか。

 「レベル4は今回も取れなかったんですけど、スピードを出すとか大きく動かすという点では練習でやってきたことが出せたかなと思います。次はレベル4を取って点数をもらえるようにもっと頑張ります」

 

――SPはジャンプは余裕を感じましたが、ご自身の中では手応えをつかんでいますか。

 「余裕じゃないです(笑)。SPはブロック、東日本と決まっていて少し自信も付いてるので全日本もそのままノーミスで行きたいです」

 

――FSのサルコウは練習から入っていないのでしょうか。

 「そういうわけではないんですけど、毎回完璧っていうわけでもなくて昔よりかは確率は下がってしまっているのかなと思います。最初のルッツも練習で転ぶことが何回かあったりして、ジャンプは何度もノーミスしてきているという自信の中で試合に臨みたいのでもっともっと曲かけの練習をしたいなと思っています」

 
(写真:FSではジャンプのミスがあったものの、全日本選手権への切符をつかんだ松原

――FSはハードに見えますがいかがですか。

 「何年もこの構成でやってきているので、できないはずがないという気持ちでやってきてはいます。昔は後半にコンビネーションとかをしていたんですけど、それはやめて少しは楽になりました。でもスケーティングも意識しつつスピンも速く回らなきゃなとかいろいろ考えながらやっているとハードになってしまうのかなと思います」

 

――今大会、成績はどう受け止めていますか。

 「あまり成績を意識したというわけではなくて、とにかく納得のいく演技をと思ってやってきました。点数で言うならSPは60点を超したいしFSは110点台を出したいのでそこは課題です」

 

――全日本選手権出場を決めたことに対してお気持ちをお願いします。

 「やはり全日本は1年の中でも大きい試合ですし、トップの選手と一緒に出られて楽しいと思える試合なので、今年も出られてうれしいです

 

――全日本の舞台は緊張しますか。

 「すごく緊張します。いつもはお客さんがいて歓声がすごいんです。地方大会とは比にならないくらいで、歓声で自分の体が浮き上がっちゃうんじゃないかというくらいです。今年はそんなに入らないのでどんな感じなんだろうって思っています」

 

――改めて全日本への意気込みをお願いします。

 「SPとFS両方ノーミスでそろえられるように頑張ります。終わって納得のいく演技がいくように練習していきます」

 

――ありがとうございました。

 

[中野拓土]