法大に善戦 準優勝で幕を閉じる/オータムカップ2020 2部トーナメント

バスケットボール(男子) 2020.11.09

 あと1歩届かなかった。2Qで悪くなった流れをディフェンスで取り戻し、勢いをつけると13点あった差を一時逆転。今季取り入れているモーションオフェンスでよい形ができていたものの、わずかな差で敗れ、準優勝にとどまった。

 

◆10・25~11・8 オータムカップ2020 2部トーナメント(エスフォルタアリーナ八王子他)

▼11・3 対法大戦(つくばカピオ)

明大78{23―21、11―23、14―17、30―21}82法大〇

 

 スターターは、PG常田耕平(政経3=正智深谷)、SG吉村公汰(営2=土浦日大)、F富田一成主将(法4=藤枝明誠)、F植松義也(営4=桐光学園)、C溝口月斗(国際3=東海大札幌)。

 

 法大の3Pシュートから始まり、明大が3点リードして突入した第2クオーター(Q)。試合が大きく動く。「ドリブルが多くなり、全員でパスを繋いで攻められなかった」(斉藤勝一HC)と、オフェンスのリズムが悪化。放ったシュートはことごとくリングに嫌われ、得点が入らない苦しい時間帯が続く。対する法大は、速攻やゴール下など簡単なシュートで順調に得点を重ね、気づけば34-44。10点ビハインドで前半を折り返す。オフェンスで苦しいならば、ディフェンスで立て直せばいい。「コートに出ている選手5人全員でやらなければ」(斉藤HC)。その言葉通り全員の意識が一段階上がり、ディフェンスやリバウンドに注力。最終Qでは、5つたまった法大のチームファール(※1)から多くのフリースローを獲得、確実に沈めていく。さらには、パスカットから速攻の形を3本連続で繰り出し勢いづくと、ついに逆点。途中、68-55と最大13点あった差を一気にひっくり返す怒濤の追い上げを見せる。しかし、残り時間のなさから最終局面ではファールを連発。フリースローで1点ずつ地道に得点を重ねられ、反撃かなわず。最終スコア78-82でブザーが鳴った。

 

 新型コロナウイルスの影響で、トーナメント方式となった今大会。試合数の減少はチームにとってマイナス要因となってはいるが、新たな収穫もあった。PG渡辺翔太(政経4=宇都宮工業)がプロに行き、不在となったことで常田がG(ガード)のポジションをやることに。大会が始まる前は不安があったというが「試合を重ねていくうちに手ごたえをつかみつつある」と自信を覗かせた。

 王座こそ法大に譲る形になってしまったが「1人1人の気持ちの入り方、ベンチ含めてチームみんなの勝ちたい思いが今回の展開になった」(斉藤HC)。試合の流れがいい時も悪い時も、ベンチから大きな声援が響き続けていたのが印象的だった。「チームの中で競争が起こっていて、いい雰囲気がある」(常田)。次戦、チャレンジマッチ(※2)の相手は格上、1部リーグの拓大。夢舞台のインカレへ、明大の逆襲が始まる。

 

(※1)各Qでチーム全体が犯したファウル数のこと。5つ目からフリースローが2本与えられる。

(※2)オータムカップ20201部リーグの下位4校と2部リーグの上位4校が、4つのインカレ出場枠をかけて戦う大会。

 

[伊東彩乃]

 

 

試合後のコメント

斉藤HC

――オータムカップでチームとして成長した点はどこですか。

「一つ一つの練習、一つ一つのプレーを最後までやり切ろうをテーマにやっているのがコート上に出たと思います。大差を逆転できるところまで持って行けたのは、成長した部分ですね」

 

富田

――試合展開を振り返っていかがでしたか。

「昨年は15点ぐらい差が付くと、そのままずるずると気持ちが下がってしまい、負けることが多かったですが、今年はチーム全員に勝ちたいという意識が強いので、その分全員で粘れています。そこが最後の展開につながったと思います」

 

――チャレンジマッチに向けて意気込みをお願いします。

「出だしから少しでも気を抜くと流れを持ってかれてしまうので、流れの悪い時間をなくし、最初から自分たちのバスケットを長い時間したいです。それができれば勝てると思うので、今日の反省点いかして、今まで以上に気持ち入れてチームを引っ張っていきたいです」

 

常田

――オータムカップを振り返っていかがでしたか。

「チームとして渡辺翔太が抜けてしまったところで、チームが大きく変わってしまったところだったので、試合を重ねるごとに勝ちチームとしてうまく戦え、また課題も見える大会だったと思います」

 


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