初戦は相手の猛攻を振り切り快勝/オータムカップ2020 2部トーナメント

バスケットボール(男子)
2020.10.26

 第1クオーター(Q)ではリードを許すものの第2Qで失点を1桁に抑え逆転、さらに大きく突き離すことに成功。後半に上武大に追い上げられるも82―76で明大が逃げ切った。


◆10・25~11・8 オータムカップ2020 2部トーナメント(エスフォルタアリーナ八王子他)

▼10・25 対上武大戦(エスフォルタアリーナ八王子)

○明大82{21―24、26―7、17―20、18―25}76上武大

 

  スターターは、SG若月遼(政経2=北陸)、SG吉村公汰(経営2=土浦日大)、F富田一成(法4=藤枝明誠)、PF中村吏(法3=正智深谷)、PF溝口月斗(国日3=東海大札幌)

  

 新体制初の公式戦で勝利を手にした。キャプテンの富田は「チーム全体が重い感じだったのでそこを上級生が上手く引っ張っていけました」とプレーでけん引。富田は序盤から得点を重ね、チーム最多の23得点をたたき出した。

 

 ルーキーの活躍も目立った。田邊太一(情コミ1=福岡大大濠)は出場選手の中で唯一の1年生でありながら13 得点、7リバウンドと躍動。「周りを生かしつつ自分のプレーを出すよう意識していた」と攻守にわたり幅広い活躍を見せた。

 

 一方で課題も見えた。試合が進むにつれ相手の攻撃に対してファウルで対応している場面が多くなり、ディフェンスがワンパターンになってしまう。第3Qから上武大が反撃を始め、20点あった点差が一時は4点差まで迫られた。「オフェンスが消極的になると我慢できずにディフェンスでファウルが増えてしまった」(斉藤勝一HC)。今回は勝利を手にしたものの、次に同じように逃げ切れるとは限らない。残り2戦、今日見えた課題を胸に完全勝利を目指す。

 

[菊地秋斗]

 

試合後のコメント

斉藤HC

――スタメンが昨年からだいぶ変わっていました。

 「練習から一生懸命やってチーム内で競争させていくようなことを伝えていました。現状が今の明大の力です」

 

富田

――自身の今日の活躍についてどう思いましたか

 「自分は3Pが持ち味なので出だしの一発目で気持ちよく決められて試合に入ることができたのでオフェンスはうまくいきました」

 

田邊

――オータムカップ残り2戦でやらなければいけないことを教えてください。

 「簡単なところでしっかり点を取り、ディフェンスも足を動かしてチームに貢献できるようにしていきたいです」