最高のラストスケーティングを披露/明治×法政 ON ICE

フィギュアスケート 2020.02.25

 昨年度に引き続き行われた法大とのエキシビション「明治×法政 ON ICE」。今回は明大、法大の2校の卒業生のみならず全国からもスケーターが集まり、よりパワーアップした形での開催となった。エキシビションの最後には開催の中心となった鎌田詩温(商4=札幌一)へのサプライズも行われ、会場は大きく感動に包まれた。

 

◆2・24 明治×法政 ON ICE(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 

 嶋崎大暉(商4=明大中野)・枝村優花(日大)は『シンデレラ』を披露。息の合った滑りやロマンティックな表現で童話の世界へと会場をぐっと引き込んだ。二人の演技後には嶋崎がシングルスとしても滑り、会場を沸かせた。

 


演技をする嶋崎と枝村


 今シーズンのSP(ショートプログラム)である『tonight』に合わせ、唯一無二の表現で会場を沸かせた鎌田英嗣(営4=獨協)。トリプルアクセルをミスし、手を合わせる場面も見られたが最後の滑りにふさわしい美しい演技を見せた。 

 

ポーズを決める鎌田英


 『もののけ姫』を演じたのは中野耀司主将(営4=横浜創英)。持ち前の力強いスケーティングは映画の壮大な音楽に負けることはなく、さらに拍車を掛けた。そして、演技後には今シーズンのSP『マンボメドレー』を披露。鮮やかなステップに会場は熱く盛り上がった。



『もののけ姫』を熱演する中野

 


 そして、このエキシビションを取りまとめた鎌田詩が最後に登場。曲目は美女と野獣の『Evermore』。バラを手に滑り始め、美しく繊細な演技で会場は一つに。演技を終えると、代表的なプログラム『ルパン三世』がスタート。軽快な滑りで観客のハートを見事に盗んでみせた。



観客に笑顔を見せる鎌田詩 


 2曲を滑り終えると、鎌田詩のもとへ全選手が集結。赤いバラの花束を渡し、全員で『Evermore』の曲に合わせて踊るサプライズを敢行。今エキシビションを企画した鎌田詩へ、感謝の思いを込めてのものだった。一人一人からバラの花を手渡された鎌田詩は涙を浮かべ、会場も感動に包まれた。「本当に何も知らなかった(鎌田詩)」というサプライズは無事成功し、温かな雰囲気の中エキシビションは幕を閉じた。

 

[青木優実]

 

終演後のコメント

鎌田詩

――本日の振り返りをお願いします。

 「実は今朝、監督や部長、教授の方から(新型コロナウイルスの流行のため)中止か無観客でエキシビションはやってくださいと言われていました。でも、なんとかお願いして東京都の条例にも確認を取って、500人だったらできるという判断をしていただいたので、結果として開催することができました。本当に良かったです。そして、出る側として4年間の感謝を伝えることができて良かったなと感じています。総じて本当に楽しかったです」

 

――総合主将としての1年を振り返っていかがでしたか。

 「辛いことも多くて、難しくてうまくいかないことの方が多かったのですが、今できること全てをスケート部に対して総合主将としてやり切れたかなと思っていて、後から考えたらもっとこうすればよかったかなというのもあるんですけれども、結果的に全力を出し切れたかなと思います」

 

鎌田英

――今日を迎えるにあたってはいかがでしたか。

 「あまり実感などはなかったのですが、本当に自分を披露する場所がなくなってしまうのだなという気持ちと、後輩たちが準備してくれて明治大学のバックアップもあって、自分を披露する機会をもらって本当にありがたいなという気持ちがふつふつと湧いてきました」

 

嶋崎

――ファンの方々へメッセージをお願いします。

 「本当に僕がここまでスケートをやってこれたのは、ファンの皆様がいるからこそ、本当にいなかったらここまでこれないし、全日本選手権やインカレで頂いたプレゼント、お手紙は全部読んでいます。それがいつも辛い時の背中を押すものになっています。本当に感謝の思いを一人一人に伝えたいと思っているので、この場を借りて言わせていただきます。ありがとうございました」

 

中野

――今日を迎えるにあたっての気持ちを聞かせてください。

 「楽しみで仕方なかったです。人前で滑るというのもなかなかないことに加えて、お客さんもとても多く来られるという話だったので、すごい楽しみという気持ちと共に少しドキドキしていました。良い演技をしないとなという圧はありましたが、まあジャンプは全然だめでしたが、すごく楽しく滑れたので良かったのかなと思います」


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