
集大成の初タイトル! 中平・米澤要ペアが日本一/全日本学生選抜インドア選手権
うれしい初タイトルだ! 学生ランキング12位までが出場できる今大会。中平慎吾(農4=尽誠学園)・米澤要(営4=能登)ペアが優勝を果たした。明大勢の優勝は第40回大会以来13年ぶり。学生最後の全国の舞台でついに頂点に立ってみせた。
◆12・1 全日本学生選抜インドア選手権(小田原アリーナ)
▼男子の部
中平・米澤要ペア――1位
本倉・齋藤大ペア――Cブロック敗退
予選ブロックを勝ち上がり、中平・米澤要ペアは決勝で根本・渡邊ペア(法大)と対戦した。2ゲームを連取され、続く第7ゲームは中平のフォアハンドで先制に成功。2ポイント目も、コート外に出された中平を米澤要がカバー。「コート中を走り回ろうと思って」(米澤)。米澤要が次々とスマッシュを決めると、負けじと中平の強打がさえる。息の合ったプレーで流れを取り戻し、迎えた第8ゲームはデュースにもつれ込むも焦らず。最後は8回続いたラリーを中平が制し、ゲームカウント5―3で優勝を決めた。
「ずっと2位3位だった」(中平)。入学直後から4年間、ペアで継続して結果を残してきた。今年は関東学生選手権、東日本学生選手権ともに3位。だが、ただ優勝の2文字だけが遠く。集大成で挑んだ8月のインカレも、ライバルに敗れ準優勝だった。そして日本一へ最後のチャンスだった今大会。「楽しくやろう」と声を掛け合い、悲願の初タイトルを手にした。米澤要は競技人生を通しても、個人で初の日本一。「言葉に表せないくらいうれしい」。ペアで頂点を目指し続けた努力が、ようやく実を結んだ。
今年残すは関東学生選抜インドア選手権。中平・米澤要ペアでの戦いもあと一つとなった。常にトップで戦ってきた4年間。ラストは日本一の肩書きを胸に、先頭を走り抜く。
[福田夏希]
試合後のコメント
中平
――優勝おめでとうございます。
「うれしいですね。学生で初めて優勝できたので。ずっとずっと2位3位で、名前を残せたことがうれしいです」
――予選ブロックは強敵ぞろいだったかと思います。
「初戦にファイナルで勝てて流れに乗っていけたので、初戦で勝てたのが大きいですね。試合前からずっと米澤と2人で『楽しくやろう』と言っていました。楽しくできたかなと思います」
米澤要
――初タイトルです。
「なんか実感が湧かないというか。それを目指してやってきたんですけど、言葉に表せないくらいうれしいです」
――決勝はどのような気持ちで入りましたか。
「もう本当に勝ちたい一心でした。でもそうなるとどうしても力んでしまうので、向こうも年下だし最後だし負けてもいいやという感じで。楽しんでやろうと思って入りました」
――改めて4年間を振り返っていかがですか。
「本当に長かったですね。インカレ決勝も負けるし、ずっと日本一を目標にしてきてやっと最後に取れて、自分がやってきたことに意味があったんだなと思います」
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