法大を後半突き放す Bグループ首位独走/関東大学春季大会
関東大学春季大会Bグループの4戦目はリーグ戦グループの古豪・法大と対戦。前半は攻守ともにミスが目立ち、苦しい時間が続いたものの26―14。後半はスタミナの差を見せつけ法大を完封。最終結果71―14で勝利を収めた。
◆5・26 関東大学春季大会Bグループ(八幡山グラウンド)
▼対法大戦
○明治71{26―14、45―0}14法大
高い修正力を見せつけた。前半6分、敵陣ゴール前5メートルスクラムから、ナンバーエイト篠田昌寿(法3=日立一)が右に持ち出しゲイン。FWの持ち出しを挟み、最後はパスを受けた右フランカー繁松哲大(政経3=札幌山の手)がディフェンスのギャップを突き先制トライを奪取した。しかし「前半は自分たちのラグビーを崩してしまった」(スクラムハーフ竹ノ内駿太・政経2=長崎南山)。法大の激しいタックルに押され、ミスを連発。38分には、ミスからボールを奪われ、ゴール中央にトライを献上した。一方後半はリザーブメンバーが躍動し、後半だけで7トライ。法大にトライを許さず、71―14と圧倒して見せた。
課題の後半に躍動した。「紫紺を着ていることをもう一度意識して、法政を圧倒しよう」(右ロック辻惇朗・政経4=常翔学園)。ハーフタイム、ゲームキャプテンを務めた辻惇は紫紺デビューが8人出場と経験の浅いチームの士気を高めた。前半はミスばかり目立っていた明治だったが、後半は高い集中力を持ち、攻守で圧倒し続け主導権を保持。春季大会筑波大戦、先週の東海大戦では後半相手に流れを渡す場面が目立ったが、高い修正力を見せて勝ちにつなげた。次週は帝京大との招待試合。今季も覇権を争う強敵相手に高い集中力で80分間圧倒し続けたい。
[田中佑太]
試合後のコメント
辻惇
――FWのセットプレーはいかがでしたか。
「ラインアウトはモールでトライを取れたことは良かったです。スクラムは相手に押されてしまった部分もあったので、来週の帝京大戦に向けて、修正していきたいです」
スタンドオフ二浦瑞樹(営4=明大中野)
――本日の試合を振り返っていかがでしたか。
「今日はリザーブのメンバーを軸としたチーム編成だったので、チャレンジして消極的にならないことを目的にしていました。前半を立て直して後半は流れに乗れたことが良かったです」
竹ノ内
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「僕も含めて細かいミスが目立ったので、精度を上げていかないといけません。スタンダードを上げられないと試合に出られないので、底上げして明治のスタンダードを上げたいです」
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