(男子)鎌田英が1位、佐上が3位入賞! 団体優勝へ導く/東日本学生選手権

フィギュアスケート 2018.11.11

 全日本学生選手権(インカレ)の出場枠が懸かる今大会。鎌田英嗣(営4=獨協)が1位、佐上凌主将(商4=武蔵野)が3位、続いて4位に中野耀司(営3=横浜創英)が入賞し、明大が団体優勝を飾った。この結果インカレへの出場枠を3枠獲得した。


◆11・10 東日本学生選手権(東大和スケートセンター)



 納得の演技にガッツポーズをしてみせた。「ジャンプの確率が東日本選手権より上がった」(鎌田英)という言葉通り、すべてのジャンプで着氷。今大会までの間にどのようにすればきれいにジャンプが決まるか研究を重ねてきたが、しっかりと実を結んだ。またトリプルアクセルを構成に組み込まずに優勝を飾ったことで「かなり自信がついた」(鎌田英)。次戦の全日本に向けてさらに磨きをかけていく。

 主将が意地を見せた。冒頭のトリプルアクセルが成功し「楽にスタートが切れた」(佐上)。その後もジャンプでのミスを一つに抑え、111.80点をマーク。「練習と同じくらいを本番で出せた」(佐上)。東日本選手権を終えてからも練習内容は変えず、コンスタントにプログラムの練習をこなしてきたことが功を奏した。


 全日本選手権まで約1カ月。明大からは鎌田英、中野の2名が出場を決めている。「皆から『頑張ってきて』と話をもらった」(中野)。惜しくも出場を逃したチームメートの思いも背負い、大舞台に臨む。


[上代梨加]


試合後のコメント

佐上

――プレッシャーはありましたか。

 「もちろん自分が失敗したら(インカレは)ないなと思っていましたが、自分がやってきたこと、練習してきたことを出せば大丈夫だと思っていたので、あまりプレッシャーとして感じませんでした。積み上げてきたものがあるので、自信を持ってやるだけだと思いました。それはどの試合でも共通することです」


鎌田英

――演技を振り返ってみていかがですか。

 「とにかくホッとしました。4年生としてでも、最後の東インカレだったということもありまして責任感はもちろんありますし、ここでいい演技をできて良かったと思います」


鎌田詩温(商3=札幌一)

――4年生とスケートができるのも残りわずかですが、そこに対する思いをお願いします。

 「純粋に寂しいですね。残り少しになって本当にこの人たちと一緒にスケートやりたかったと気付けました。残りの期間は今の4年生のために滑りたいなと思います」


中野

――全日本への意気込みをお願いします。

 「自分の周りで悔しい思いをした方がいたので、その人たちが行けなかった分と言ったらおかしいかもしれないですが、自分のためにも皆のためにもというモチベーションを持って練習していきたいと思います」


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