
インカレ開幕直前 古田主将インタビュー
大学日本一を懸けた戦いが幕を開ける。9月6日から9日にかけて開催される全日本大学選手権(インカレ)。昨年度は女子部が9年ぶりに総合優勝を果たした一方で、男子部は3位に沈んだ。狙うは創部初の〝男女総合優勝〟ただ一つ。今年度こそ悲願を果たし、紫薫の歴史を塗り替える。
今回は古田直輝主将(政経4=米子工)のインタビューをお送りします。
――現在のチームの状態はいかがですか。
「インカレ前ということもあって、みんな調子が上がってきていて、昨年よりも良い成績が狙えるのではないかと思っています」
――今回のクルー編成について教えてください。
「7月の初め頃にクルーが決まって、(練習期間は)2カ月くらいです。もちろんトップクルー、対抗のクルーで組みました。目標は総合優勝なので、全ての種目で決勝を戦って優勝できるようにということを考えた上でのクルー編成です」
――自身はエイトに乗って出場されます。
「3年前くらいからエイトの優勝を目指し始めたので、今年こそは絶対に優勝したいです。エイトが優勝することで明大の株が上がりますし、総合力が出ると思います」
――今回のエイトクルーの特徴を教えてください。
「悪いところから挙げると、とても不安定で集中力に欠けるクルーです。良いところは例年にはなかった爆発力やトップスピードがあって、スタートから飛び出すことができるクルーだと思います。学年で見ると1年生が2人、2年生が3人乗っています。4年生は3人いて、コックスも3年生ですが、大半は下級生です。インカレのエイトでこんなに若いクルーはないと思います。経験不足で集中力が欠けるところもありますが、まとまったときのスピードと強さは例年に見ないです」
――クルーの調整について教えてください。
「部訓として自主性を重んじているので、クルーごとにクルーリーダーを決めて、クルーリーダーに全て任せています。小さなリーダーをどんどん作っていくことで、部全体が回っていくと思うので、そういうことも考えてクルーリーダーに全て任せています」
――これまで主将としてどのようなチーム作りを心掛けてきましたか。
「メリハリがしっかりしたチームを作りたいなと思ってきました。もちろん練習中はしっかりと練習に打ち込んで、私生活はリフレッシュしてもらうようにしました。私生活での良い影響を練習に生かして、練習のぴりっとした感じも私生活では抜けるようにしてきました。船に乗ったら上下関係も関係なく言いたいことはしっかり言い合って、けんかが起こるクルーもありましたが、それも良い方向に向かっていると思います」
――総合優勝への思いを教えてください。
「一つだけ優勝するのであれば結構簡単で、個人で強いクルーを小さい船に固めてしまえば、ほぼ確実に(その種目は)取れると思います。ですが、それでは明大が強いというよりも、個人が強いと言うことになってしまいます。やはり、個人としての強さではなく、明大としての強さを出したいので、全ての種目において優勝できるレベルのクルーを作って、その上で総合優勝したいです。10年以上前に1回だけ総合優勝したきりなので、今年こそは万全を期して総合優勝したいです」
――最後に目標をお願いします。
「個人としてはエイトで優勝することです。全体の目標としては必ず総合優勝を取ることです」
――ありがとうございました。
[藤里陽]
◆古田 直輝(ふるた・なおき)政経4、米子工高、175センチ・72キロ
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