東海大にダブルスコアの快勝/練習試合
夏を完勝で終えた。合宿の締めくくりとなる東海大との一戦。前半は一進一退の攻防が続いたが、後半は明治ペースで試合が進み45-19で白星を挙げた。AチームだけでなくB、Cチームも勝利し夏の成長を証明してみせた。
前半のラストワンプレーでの逆転が試合を制した「前半に得点で勝てたことが大きかった」(左センター射場大輔・政経3=常翔学園)。7-12で迎えた前半40分。相手陣深くのディフェンスのプレッシャーからチャンスを作り出した。テンポ良くアタックを繰り返し、最後は右敵陣深くから展開し左の大外のフルバック山沢京平(政経2=深谷)へとボールをつなぎトライ。「合宿の個人的なテーマである視野を広くすることが結果に表れた」(山沢)。前半終了間際の逆転はチームを勢いづけた。続く後半は多彩な攻撃で相手を圧倒。ラインアウトからのモールトライやスクラムの安定など確かな手応えを得た。終わってみればダブルスコアでの快勝。最高の形で秋へのスタートラインに立った。
体を張ったプレーが相手の攻撃の芽を摘んだ。留学生に苦戦した前回の天理大戦の反省を踏まえ「シャットアウト」をスローガンに掲げた今試合。留学生に対する徹底したディフェンスでゲインラインを切らせなかった。「天理大戦で学んだ2人目のタックルを素早くいくことを遂行できた」(スタンドオフ忽那鐘太・文4=石見智翠館)。敗戦の悔しさをばねに変え、得た勝利だった。
[鈴木貴裕]
試合後のコメント
忽那
――試合を振り返っていかがでしたか。
「天理大戦で学んだ2人目のタックルを素早くいくことを遂行できて自分たちのペースに持ち込めたと思います。今回の合宿は例年と比べてフィジカルの部分よりもコミュニケーションなどの割合が多くなって、トークをしての修正力というのが今日の後半にも生きていました」
射場
――個人としての合宿のテーマはありましたか。
「自分はセンターだけでなくスタンドもやっているので、スタンドの気持ちを常に考えてプレーできることが自分の特徴でもあるし、伸ばしていきたいポイントでした。センターとして後輩たちと組むことも多いので引っ張っていく存在を目指します」
山沢
――個人としての合宿のテーマはありましたか。
「キックボール処理やアタックなどで視野を広くすることです。天理大戦と東海大戦といい形で個人としての結果に表れたと思います」
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