立大に勝利し、和道会4連覇達成 個人では田村が2位入賞/和道会全国競技大会

空手 2018.08.20

和道会の全国大会が日本武道館で行われ、個人の部では田村仁(政経2=御殿場西)が2位、団体の部では決勝で立大を下して4連覇を果たした。

 

 ◆8・1819 第54回和道会全国競技大会(日本武道館他)

 ▼大学生男子有段の部 個人組手

    田村――2位

    渡辺、久野、佐々木――ベスト8

    迫――4回戦敗退

    清水――3回戦敗退

 ▼大学生男子の部 団体組手

    明大――1位


完璧に試合の主導権を握った。危なげなく昨年と同じベスト4に進出した田村。準決勝では、開始35秒でカウンターの中段突きで先制。「時間の使い方の上手さが持ち味なのでいい意味で相手と勝負するところと、そうでないところを区別できた」(田村)。その後も効果的に点を積み重ね5―2で快勝。決勝では敗れたものの、準優勝と存在感を示した。オフの期間も地元の道場で体を動かすなど調整を続けていた田村。自ら納得のいく空手をやり切った。


 団体戦では順当に勝ち上がり、決勝の相手は3月の和道会全関東大会で敗れている立大。「最近苦手意識のようなものがあった」(清水一歩・法4=世田谷学園)。しかし、先鋒(せんぽう)、次鋒(じほう)で連勝し、中堅の清水にまわる。1分7秒に突きで先制すると、優位に試合を進め2―0で勝利。3勝0敗で、団体戦4連覇を決めた。「少なからず4連覇は意識していたので、結果に表せることができてよかった」(清水)。立大に雪辱も果たし、見事に4連覇も成し遂げる、まさに一石二鳥の勝利だった。

 

 次なる戦いは10月の関東大学選手権。「全日本の前哨戦なので、上を目指して今日の反省を生かし頑張りたい」(清水)。結果におごることなく、更なる高みを目指す。

 

 [小畑知輝]


 試合後のコメント

 清水

――試合内容はいかがでしたか。

 「昨日、個人戦があまり良くなかったんですけど、団体戦は大事な場面で回ってきていてそこを自分でうまく勝つことができたのは自分にとってもいい収穫だったのかなと思います」


――4年生としてここまではいかがですか。

 「4年間やってきて、1年生の頃から試合には出させてもらっていたので充実した4年間には今のところなっているので、あとはまだまだ試合は残っているので、結果を残して意味のある4年間だと思えるようにしたいと思います」


田村

――個人戦は2位に入りました。

 「自分は勝ちにいこうとはしたんですけど、全力は出し切れたかなというのが率直な感想ですね」


――今日の試合前の調子はどうでしたか。

 「調子はよくて、この後国体関係の試合も控えていて減量とかもやっているので、結構いい感じで調子は上がっていました」


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