東インカレ準V インカレへの期待高まる/東日本大学対抗競技大会

ソフトテニス
2018.07.01

 大会初日を全戦全勝で終え、迎えた2日目。準決勝で中大を下し、臨んだ決勝の相手はもちろん絶対王者・早大。粘り強く立ち向かうも結果は0―3のストレート負け。団体優勝の夢は、インカレまでおあずけとなった。

6・30~7・1 東日本大学対抗競技大会(白子サニーテニスコート)

<男子>

<2日目>

・準決勝

○明大31中大

・決勝

 明大03早大○

※殲滅(せんめつ)戦

 3ペアで構成されたチームで勝ち抜き戦を行う方式

 収穫のある敗戦となった。決勝の早大戦の結果を見れば0―3のストレート負け。しかし、2番手丸岡俊介主将(政経4=尽誠学園)・金子大祐(営2=大和高田市立高田商)ペア、3番手本倉健太郎(農2=岡山理大付)・丸山海斗(政経3=上宮)ペアがファイナルゲームにまでもつれ込む大接戦に。「1年たってここまで対等にやり合えるようになった」(金子)と同等の戦いを繰り広げた。唯一、早大との差は、勝負どころでの強さだ。今大会では幾度となくデュースで勝機を逃す場面に苦汁を味わった。「ちょっとずつ早大を倒せる位置まできている」(金子)。あとは「やり切れるかどうか」(本倉)が団体優勝のカギとなる。

 レギュラー争いが激化する。王座に引き続き、様々な組み合わせを試した今大会。北本達己(商1=大和高田市立高田商)や根本大地(政経1=大和高田市立高田商)と1年生を戦力として起用。ルーキーの台頭がチーム内での競争力の活性化へとつながった。次の舞台は8月に控える全日本インカレ。「ずっと打倒早稲田と言っている」(丸岡)。これ以上早大の優勝を間近で見届けるわけにはいかない。新戦力導入で悲願の優勝をつかみにいく。

[木田諒一朗]

試合後のコメント

丸岡

――決勝戦ではファイナルゲームにまで持ち込みました。

「もともとファイナルまでいくことはなかったんですけど、王座の個人戦でも今回でもファイナルまでいけたことは自信にしていきたいです。そこで勝ち切れないってことは最後の詰めの部分や本当に勝負の懸かった場面で自分の力以上のものを出さないと倒せる相手ではないと思います。インカレでは自分が持ってるもの以上や自分の最大限が勝負どころで出せるように頑張っていきたいと思います」

本倉

――実際に得た課題は何でしょうか。

 「最後に競った時に僕が弱気になったり点が取れなかったです。結局ファイナルのデュースになっての、やり切れるかどうかだと思います。技術面というよりはそちらです」

金子

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

  「ずっと去年から早稲田に負けてきて、早稲田1位で明治が2位というこの壁がやっぱり高いんですけど、やっている手応え的にはちょっとずつ倒せる位置まできたかなという感じです。最後は1カ月やることやって、僕は丸岡さんと組ませてもらってるんですけど去年はキャプテンの平井さんを胴上げしようってやってきて2位で負けちゃったので、今年こそは早稲田に勝って丸岡さんを胴上げできたらなと思います」