
男子 新チーム初陣は悔しい2位/関東大学秋季1部リーグ戦
ソフトテニス
2017.10.02
優勝にはまたも一歩届かなかった。苦しみながらも初日を3戦全勝で折り返した明大は2日目の初戦で同じく全勝中の早大と対戦。前日無敗の本倉健太郎(農1=岡山理大付)・齋藤大樹(商1=木更津総合)ペアが敗れると、続く試合も落としいきなり後がない状況に追い込まれる。シングルスの丸山海斗(政経2=上宮)が相手を0に抑え完勝し、望みをつなぐもその後は大学最強チームの勢いを止めることはできず、チームカウント1―4の完敗。8月のインカレに続きまたも早大に団体戦のタイトル獲得を阻まれる形となった。
力の差を見せつけられた。4戦目の早大戦は全勝同士の対決となった。勝てば優勝に大きく前進する大一番。好調の本倉・齋藤ペアが1番手で登場し、日本代表の内本・上松ペア(ともに早大)と対戦した。互いに1ゲームを取りあい迎えた第3ゲーム、本倉の強烈なフォアハンドで3―1とリードを広げる。しかし、ここで本倉が痛恨のレシーブミス。そのミスで流れが崩れると、相手に3連続でボレーを決められこのゲームを落としてしまう。「これが痛かった」(本倉)と試合の勝敗を決定づけるプレーとなってしまった。その後は終始相手のペースで試合が進み、ゲームカウント2―5の大差で敗れた。この1戦で出鼻をくじかれた明大はその後ダブルスで1勝もできず、リーグ戦初黒星を喫した。
チーム力の高さを証明した。「チーム全体でなんとか勝てたという試合が多かった」(北本英幸コーチ)と勝利した試合のうち3試合が5番勝負にまでもつれ込んだ。その中で活躍が光ったのが今大会4勝を挙げた5番手の丸岡俊介主将(政経3=尽誠学園)・金子大祐(営1=高田商業)ペアだ。控えに回ったインカレ後、ペアの陣形を見直したことでプレーの幅が拡大。今大会ではより安定した強さを発揮した。「ここ1、2年にないくらいに良かった」と北本コーチも二人の活躍を高く評価した。
結果に満足はしていない。「もっと一人一人ができることがあった」(丸岡)。チームは東日本インカレとインカレに続き、またも早大に敗れ2位という結果に終わった。4勝という数字の中にも多くの課題が垣間見えた。「このチームだったら優勝しないといけない」(丸岡)と見据えるのはあくまで優勝だ。新キャプテン丸岡を中心としたチームの挑戦は始まったばかりだ。
[前田拓磨]
試合後のコメント
北本コーチ
「内容の良くない試合もありましたが、チーム全体でなんとか勝てたという試合が多かったです。インカレでまあまあ成績が良かったので今回は(相手チームが)向かってきて競り合いになるだろうなという予想はしていたのですが、いいところも悪いところもあり全体としてはまあまあでした。(4勝1敗の2位という成績については)立派かなと思います。早稲田戦をもう少し戦えればと思いますが、まだまだ差がある感じがしますね。(早大戦を振り返って)中盤くらいまでは競り合っていたのですが、そのあたりから力の差が段々と出てきました。攻撃力は似ていますが、ディフェンスの力がむこうの方が大きく上回っていて、競り合いとなって試合が長くなってくるとだんだん苦しくなって、勢いでいけるところまではいけるのですが勢いを止められて後半勝負になると相手の方が何枚も上手でした。(反省点としては)インカレが終わってからリーグ戦が始まるまでに、やることを絞って練習をしてくれば良かったかなと思います。学校が始まるまでがたくさん練習できる時期なのですが、そこの使い方がもっと工夫できたかなというのが反省点です。練習はやっているのですが、まんべんなくやってしまったかなと。(具体的に絞るべき点とは)陣形の変化を練習させたのですが、実際は陣形の変化を使える機会が少なかったです。試合を大きく変えるくらいのパターンでやれれば良かったかなと思いますが、負けるのが怖いので元の自分の得意な陣形に戻ってしまいました。(収穫は)新しい新体制になり、それぞれキャプテンとか副キャプテンや主務が決まったのですが、そういう中での緊張感というものはあって、それがいい方に向いている選手もいれば、うまくいかない選手もいてそれが収穫ですね。自分の部での役割を意識して、キャプテンはキャプテンなりに副キャプテンは副キャプテンなりに自分の仕事を模索しながら、幹部の自覚というものが3年生を中心に出てきたかなと思います。(新キャプテンの丸岡選手が4勝を上げたが)インカレの団体戦では使わなかったのですが、その悔しさもあるなかでキャプテンになって、彼は彼なりに夏以降はレベルを上げてきて新しいことにもチャレンジしてきて、今回はここ1、2年にないくらい良かったと思います。校内戦をしてもずっとあいつらが強いです。(今後の新チームに期待することは)何を強化しろということは言っていないのですが、がむしゃらにテニスに取り組んだり、勉強に取り組んだりできるのは学生時代しかないので、もっと意欲を出して自分の興味のあることに突き進んで欲しいなということは昨日ミーティングでは言いました。目標なく日々を過ごさないということで、学生時代はあっという間ですからね。いい影響を周りに与えて欲しいなと思います」
丸岡
「(総括)結果は2位で僕が入学してから一番良い結果だったんですけど、負けている時も挽回するとか、リードしていたらそのまま勝つとかもっと一人一人ができることがあったのではないかと思います。変にゲームが競ったりもしたので、しっかり勝ち切ることが大事だと思いました。(早大、安藤・内田ペアとの試合)ずっとやってきてインカレの個人戦でしか勝ててなくて。チームの勝負は決まっていたんですけど、勝ちにこだわって臨みました。でも相手の方が試合の持っていき方がうまかったです。5ゲーム終わってゲームカウント2ー3、離されたら駄目な場面で簡単に取られてしまった6ゲーム目が一番駄目だったと思います。(新体制の目標は)今年インカレ2位で、それ以上ってなったら優勝しかないので。メンバーもいるので、このチームだったら優勝狙えると思うし、優勝しなければいけないかなと思います。(雰囲気は)悪くないと思います。競った試合も勝ち切ることができたのは良かったと思うんですけど、早大に勝ち切れなかったのは僕がもっとしっかりチームをまとめることができれば勝てるのかなと思います。(主将としての意気込み)僕は人に厳しく言えないタイプで、みんなが何かを感じ取れるような行動をしていかないとまとまっていかないと思うので、まず自分がしっかりとした行動を取って良いチームを作っていきたいです」
立木雅也(農3=中京)
「今回はここからの課題が残るリーグになりました。(2位という成績については)今回は負ける人も多かったですが、それでも団体として2位までいけました。僕が1年生の時より順位は上がっていて、確実にチーム力は上がっているのですが2位で終わってしまうところがあるので、目標は高く1位を狙いたいです。(個人のプレーを振り返って)今回は風を気にしすぎてしまって、ボールを置きにいき、短くなった球を相手に攻められるというパターンがほとんどでした。(早大との試合を振り返って)どこかで挽回しないといけないとは思っていたのですが、後半ズルズルいってしまって、そのまま流れを持っていかれたという感じです。どこかで自分が打って勢いに乗る一本というのが、出なかったので負けてしまいました。(松本選手のボレーでの失点が目立ったが)確実に決めるプレイヤーで、そこまで出てこないと読んでいたのですが、中盤から結構出てきてそこで捕まってしまいましたね。(今後チームをどうしていきたいか)打倒早稲田という目標は変わらずかつ一人一人がその目標に向かって進歩できるチームになりたいです」
丸山
「いいところもありましたが、悪いところも試合で出たかなという感じです。それはプレーではなくて、やる気であったり気持ちの部分でそういうところが出てしまったところが反省点です。(前日はかなり動きが悪かったが前日のコンディションは)体の動き的にはトレーナーさんとも話していて良かったのですが、気持ちの部分で付いてこなかった部分があったので、そういうところで動くところでも動かなくなってという感じでした。(本日は打って変わって2勝を上げたが)今日は気持ち的にもちょっと余裕を持ってできて、昨日からするとちょっとは改善できたので良かったと思います。(チームの成績はどうか)春から順位が1つ上がったのですが、最終戦の前の早大戦で勝てるのが1番良かったのですが、また負けてしまったというのは、自分たちの中でももう少し頑張れるところがあるのではないかなと個人的は思っています。(今後の新チームについて)前のチームと違うところを加えていくのも大事ですが、前のチームで良かったところは引き継ぎつつ自分たちなりにアレンジできたらいいなと思っています。(来年は上級生という立場になっていくがどういった形でチームを引っ張っていくか)自分は今副将という立場なので、主将を助けるのも大事ですが、自分でも主将の考えに沿って言えるような上級生になっていきたいです」
米澤要(営2=能登)
「(総括)試合に勝てなかったのが一番悔しかったです。良いプレーも何本かあったんですけど、勝ちにつながらないってことはどこかが駄目なのだと思いました。(不調だったか)不調ではないんですけど、気持ちの面でインカレ後に途切れてしまって、もう一回ここに向けてやってこられなかったので、それが原因かなと思います。(早大戦、船水・星野ペアとの試合)強いですね。2人とも世界で戦っている身なので、しっかり勝つ気でいったんですけど勉強になればいいかなと思って試合に臨みました。(序盤は接戦)競ることは競るんですけど、自分らが優位に立つ展開にはさせてもらえなかったので、そこが強いところだと思いました。(新体制での意気込み)まだお互い気遣ってぎこちないところもあると思うんですけど、これから来年の春季リーグに向けてチーム作っていければと思います」
金子
「初日の1試合目から5番勝負があって、実際は5番勝負になるような相手ではないと思っていたので、回ってくるとは思っていなかったのですが、回ってきて心の準備を作りました。新チームになって最初の試合で、4勝1敗で春から秋にかけて成長できた部分を感じることができたリーグでした。(2位という成績については)インカレでも負けましたし、春のリーグでも負けたので、打倒早稲田でやってきているのでそこで早稲田に負けてしまったというのはこれから先早稲田とどう戦うか考えないといけない部分だと思いました。(安藤・内田ペアには春リーグでも敗れたが相性は)正直安藤さんは苦手なのですが、今回やってみて春は全く何もできなかったという感じでしたが、何回かやって今回は少しは戦えていたかなというところはあります。ただ、勝つにはということを考えると本当に技術的にも上げていかないといけないかなと思いました。(北本コーチもペアを評価していたが、インカレから変えた部分はあるか)雁行陣(前衛と後衛に分けてコートを守るソフトテニスの基本的な守備陣形)だけでは、早稲田とかもうワンランク上の相手に勝てるのかということを考えた時に、雁行陣だけでなく丸岡さんが積極的に前に上がってきてダブルフォワードにしたりとか、そういう戦術的な考え方の幅を広げました。(新チームをどのようにしていきたいか)丸岡キャプテンを中心に3年生で引っ張ってくれる人がいるので、去年平井さんを勝たせたいという一心でみんなやってインカレ2位だったので、今度は丸岡さんを日本一にできるようなチームにできたらと思います」
齋藤
「(春以来の本倉選手とのペア)春は後衛任せなところがあったので、いろいろ話し合って2人で一本という形でいこうと考えていました。初日3勝でいけて、全勝賞ももちろん狙っていたのですが早稲田の壁が高くて、そこで負けてしまって。少し悔しい気持ちもあるんですけど、チームには貢献できたかなと思います。(内本・上松ペアとの試合)相手強いので向かっていこうと思ったんですけど、気持ちとは裏腹に体が止まるというか、相手が強いと足が固まっちゃったりして良いプレーができなかったです。(勝負の分かれ目)3ゲーム目、3ー1でリードしてから本倉がレシーブミスして、続けて僕のアタックも簡単に取られて。その2本が大きかったかなと思います。(足にテーピング)昨日の日体大戦で両足をつってしまって。ケアとかしてもらったんですけど少し残っていたのでトレーナーにやってもらいました。試合ではあまり気にならなかったです。(丸岡主将の働きは)勝ちたいという気持ちが伝わってきて、チームでキャプテンに協力してできていると思います。(チームの雰囲気は)上級生が優しくて、仕事とか1年生で補えないところは上級生もやってくれてうれしいです。厳しくするところは厳しく指導して、うまくチームになっていると思います」
本倉
「調子としては良かった方でした。昨日は全勝で、今日も早稲田に1敗したというのは痛かったですが、2日間トータルで見ても僕的に調子はそんなに悪くなかったので、後は早稲田をどう倒すかということを考えていかなければならないなという感じです。(公式戦では春リーグ以来の齋藤選手とのペアだったが)ポイントを結構取ってくれたので、その面では助けられた部分もあったので良かったです。(早大では高校時代の相方である上松選手との対戦となったが試合を振り返って)1ゲーム目にいい入りができて、勢いでもう少し先に攻撃していけたらと思うのとゲームカウント1―1で3―1リードでセカンドレシーブをミスしてしまって、それが僕の中で痛かったなと思うポイントですね。(4勝1敗という成績については)春は3勝2敗で春より勝つことができたので、1番手なのであまり大将ペアみたいな人は出てこないのですが、今回は5番勝負に回ったことが多かったので僕らが取った1勝で勝てて良かったなという感じです。(今後の新チームに対する目標)最後インカレの団体で優勝できるように、チーム内でいい競争をしながら、ずっと早稲田に負けているので早稲田に最後勝てるように練習したり、戦略的な対策をしていきたいです」
力の差を見せつけられた。4戦目の早大戦は全勝同士の対決となった。勝てば優勝に大きく前進する大一番。好調の本倉・齋藤ペアが1番手で登場し、日本代表の内本・上松ペア(ともに早大)と対戦した。互いに1ゲームを取りあい迎えた第3ゲーム、本倉の強烈なフォアハンドで3―1とリードを広げる。しかし、ここで本倉が痛恨のレシーブミス。そのミスで流れが崩れると、相手に3連続でボレーを決められこのゲームを落としてしまう。「これが痛かった」(本倉)と試合の勝敗を決定づけるプレーとなってしまった。その後は終始相手のペースで試合が進み、ゲームカウント2―5の大差で敗れた。この1戦で出鼻をくじかれた明大はその後ダブルスで1勝もできず、リーグ戦初黒星を喫した。
チーム力の高さを証明した。「チーム全体でなんとか勝てたという試合が多かった」(北本英幸コーチ)と勝利した試合のうち3試合が5番勝負にまでもつれ込んだ。その中で活躍が光ったのが今大会4勝を挙げた5番手の丸岡俊介主将(政経3=尽誠学園)・金子大祐(営1=高田商業)ペアだ。控えに回ったインカレ後、ペアの陣形を見直したことでプレーの幅が拡大。今大会ではより安定した強さを発揮した。「ここ1、2年にないくらいに良かった」と北本コーチも二人の活躍を高く評価した。
結果に満足はしていない。「もっと一人一人ができることがあった」(丸岡)。チームは東日本インカレとインカレに続き、またも早大に敗れ2位という結果に終わった。4勝という数字の中にも多くの課題が垣間見えた。「このチームだったら優勝しないといけない」(丸岡)と見据えるのはあくまで優勝だ。新キャプテン丸岡を中心としたチームの挑戦は始まったばかりだ。
[前田拓磨]
試合後のコメント
北本コーチ
「内容の良くない試合もありましたが、チーム全体でなんとか勝てたという試合が多かったです。インカレでまあまあ成績が良かったので今回は(相手チームが)向かってきて競り合いになるだろうなという予想はしていたのですが、いいところも悪いところもあり全体としてはまあまあでした。(4勝1敗の2位という成績については)立派かなと思います。早稲田戦をもう少し戦えればと思いますが、まだまだ差がある感じがしますね。(早大戦を振り返って)中盤くらいまでは競り合っていたのですが、そのあたりから力の差が段々と出てきました。攻撃力は似ていますが、ディフェンスの力がむこうの方が大きく上回っていて、競り合いとなって試合が長くなってくるとだんだん苦しくなって、勢いでいけるところまではいけるのですが勢いを止められて後半勝負になると相手の方が何枚も上手でした。(反省点としては)インカレが終わってからリーグ戦が始まるまでに、やることを絞って練習をしてくれば良かったかなと思います。学校が始まるまでがたくさん練習できる時期なのですが、そこの使い方がもっと工夫できたかなというのが反省点です。練習はやっているのですが、まんべんなくやってしまったかなと。(具体的に絞るべき点とは)陣形の変化を練習させたのですが、実際は陣形の変化を使える機会が少なかったです。試合を大きく変えるくらいのパターンでやれれば良かったかなと思いますが、負けるのが怖いので元の自分の得意な陣形に戻ってしまいました。(収穫は)新しい新体制になり、それぞれキャプテンとか副キャプテンや主務が決まったのですが、そういう中での緊張感というものはあって、それがいい方に向いている選手もいれば、うまくいかない選手もいてそれが収穫ですね。自分の部での役割を意識して、キャプテンはキャプテンなりに副キャプテンは副キャプテンなりに自分の仕事を模索しながら、幹部の自覚というものが3年生を中心に出てきたかなと思います。(新キャプテンの丸岡選手が4勝を上げたが)インカレの団体戦では使わなかったのですが、その悔しさもあるなかでキャプテンになって、彼は彼なりに夏以降はレベルを上げてきて新しいことにもチャレンジしてきて、今回はここ1、2年にないくらい良かったと思います。校内戦をしてもずっとあいつらが強いです。(今後の新チームに期待することは)何を強化しろということは言っていないのですが、がむしゃらにテニスに取り組んだり、勉強に取り組んだりできるのは学生時代しかないので、もっと意欲を出して自分の興味のあることに突き進んで欲しいなということは昨日ミーティングでは言いました。目標なく日々を過ごさないということで、学生時代はあっという間ですからね。いい影響を周りに与えて欲しいなと思います」
丸岡
「(総括)結果は2位で僕が入学してから一番良い結果だったんですけど、負けている時も挽回するとか、リードしていたらそのまま勝つとかもっと一人一人ができることがあったのではないかと思います。変にゲームが競ったりもしたので、しっかり勝ち切ることが大事だと思いました。(早大、安藤・内田ペアとの試合)ずっとやってきてインカレの個人戦でしか勝ててなくて。チームの勝負は決まっていたんですけど、勝ちにこだわって臨みました。でも相手の方が試合の持っていき方がうまかったです。5ゲーム終わってゲームカウント2ー3、離されたら駄目な場面で簡単に取られてしまった6ゲーム目が一番駄目だったと思います。(新体制の目標は)今年インカレ2位で、それ以上ってなったら優勝しかないので。メンバーもいるので、このチームだったら優勝狙えると思うし、優勝しなければいけないかなと思います。(雰囲気は)悪くないと思います。競った試合も勝ち切ることができたのは良かったと思うんですけど、早大に勝ち切れなかったのは僕がもっとしっかりチームをまとめることができれば勝てるのかなと思います。(主将としての意気込み)僕は人に厳しく言えないタイプで、みんなが何かを感じ取れるような行動をしていかないとまとまっていかないと思うので、まず自分がしっかりとした行動を取って良いチームを作っていきたいです」
立木雅也(農3=中京)
「今回はここからの課題が残るリーグになりました。(2位という成績については)今回は負ける人も多かったですが、それでも団体として2位までいけました。僕が1年生の時より順位は上がっていて、確実にチーム力は上がっているのですが2位で終わってしまうところがあるので、目標は高く1位を狙いたいです。(個人のプレーを振り返って)今回は風を気にしすぎてしまって、ボールを置きにいき、短くなった球を相手に攻められるというパターンがほとんどでした。(早大との試合を振り返って)どこかで挽回しないといけないとは思っていたのですが、後半ズルズルいってしまって、そのまま流れを持っていかれたという感じです。どこかで自分が打って勢いに乗る一本というのが、出なかったので負けてしまいました。(松本選手のボレーでの失点が目立ったが)確実に決めるプレイヤーで、そこまで出てこないと読んでいたのですが、中盤から結構出てきてそこで捕まってしまいましたね。(今後チームをどうしていきたいか)打倒早稲田という目標は変わらずかつ一人一人がその目標に向かって進歩できるチームになりたいです」
丸山
「いいところもありましたが、悪いところも試合で出たかなという感じです。それはプレーではなくて、やる気であったり気持ちの部分でそういうところが出てしまったところが反省点です。(前日はかなり動きが悪かったが前日のコンディションは)体の動き的にはトレーナーさんとも話していて良かったのですが、気持ちの部分で付いてこなかった部分があったので、そういうところで動くところでも動かなくなってという感じでした。(本日は打って変わって2勝を上げたが)今日は気持ち的にもちょっと余裕を持ってできて、昨日からするとちょっとは改善できたので良かったと思います。(チームの成績はどうか)春から順位が1つ上がったのですが、最終戦の前の早大戦で勝てるのが1番良かったのですが、また負けてしまったというのは、自分たちの中でももう少し頑張れるところがあるのではないかなと個人的は思っています。(今後の新チームについて)前のチームと違うところを加えていくのも大事ですが、前のチームで良かったところは引き継ぎつつ自分たちなりにアレンジできたらいいなと思っています。(来年は上級生という立場になっていくがどういった形でチームを引っ張っていくか)自分は今副将という立場なので、主将を助けるのも大事ですが、自分でも主将の考えに沿って言えるような上級生になっていきたいです」
米澤要(営2=能登)
「(総括)試合に勝てなかったのが一番悔しかったです。良いプレーも何本かあったんですけど、勝ちにつながらないってことはどこかが駄目なのだと思いました。(不調だったか)不調ではないんですけど、気持ちの面でインカレ後に途切れてしまって、もう一回ここに向けてやってこられなかったので、それが原因かなと思います。(早大戦、船水・星野ペアとの試合)強いですね。2人とも世界で戦っている身なので、しっかり勝つ気でいったんですけど勉強になればいいかなと思って試合に臨みました。(序盤は接戦)競ることは競るんですけど、自分らが優位に立つ展開にはさせてもらえなかったので、そこが強いところだと思いました。(新体制での意気込み)まだお互い気遣ってぎこちないところもあると思うんですけど、これから来年の春季リーグに向けてチーム作っていければと思います」
金子
「初日の1試合目から5番勝負があって、実際は5番勝負になるような相手ではないと思っていたので、回ってくるとは思っていなかったのですが、回ってきて心の準備を作りました。新チームになって最初の試合で、4勝1敗で春から秋にかけて成長できた部分を感じることができたリーグでした。(2位という成績については)インカレでも負けましたし、春のリーグでも負けたので、打倒早稲田でやってきているのでそこで早稲田に負けてしまったというのはこれから先早稲田とどう戦うか考えないといけない部分だと思いました。(安藤・内田ペアには春リーグでも敗れたが相性は)正直安藤さんは苦手なのですが、今回やってみて春は全く何もできなかったという感じでしたが、何回かやって今回は少しは戦えていたかなというところはあります。ただ、勝つにはということを考えると本当に技術的にも上げていかないといけないかなと思いました。(北本コーチもペアを評価していたが、インカレから変えた部分はあるか)雁行陣(前衛と後衛に分けてコートを守るソフトテニスの基本的な守備陣形)だけでは、早稲田とかもうワンランク上の相手に勝てるのかということを考えた時に、雁行陣だけでなく丸岡さんが積極的に前に上がってきてダブルフォワードにしたりとか、そういう戦術的な考え方の幅を広げました。(新チームをどのようにしていきたいか)丸岡キャプテンを中心に3年生で引っ張ってくれる人がいるので、去年平井さんを勝たせたいという一心でみんなやってインカレ2位だったので、今度は丸岡さんを日本一にできるようなチームにできたらと思います」
齋藤
「(春以来の本倉選手とのペア)春は後衛任せなところがあったので、いろいろ話し合って2人で一本という形でいこうと考えていました。初日3勝でいけて、全勝賞ももちろん狙っていたのですが早稲田の壁が高くて、そこで負けてしまって。少し悔しい気持ちもあるんですけど、チームには貢献できたかなと思います。(内本・上松ペアとの試合)相手強いので向かっていこうと思ったんですけど、気持ちとは裏腹に体が止まるというか、相手が強いと足が固まっちゃったりして良いプレーができなかったです。(勝負の分かれ目)3ゲーム目、3ー1でリードしてから本倉がレシーブミスして、続けて僕のアタックも簡単に取られて。その2本が大きかったかなと思います。(足にテーピング)昨日の日体大戦で両足をつってしまって。ケアとかしてもらったんですけど少し残っていたのでトレーナーにやってもらいました。試合ではあまり気にならなかったです。(丸岡主将の働きは)勝ちたいという気持ちが伝わってきて、チームでキャプテンに協力してできていると思います。(チームの雰囲気は)上級生が優しくて、仕事とか1年生で補えないところは上級生もやってくれてうれしいです。厳しくするところは厳しく指導して、うまくチームになっていると思います」
本倉
「調子としては良かった方でした。昨日は全勝で、今日も早稲田に1敗したというのは痛かったですが、2日間トータルで見ても僕的に調子はそんなに悪くなかったので、後は早稲田をどう倒すかということを考えていかなければならないなという感じです。(公式戦では春リーグ以来の齋藤選手とのペアだったが)ポイントを結構取ってくれたので、その面では助けられた部分もあったので良かったです。(早大では高校時代の相方である上松選手との対戦となったが試合を振り返って)1ゲーム目にいい入りができて、勢いでもう少し先に攻撃していけたらと思うのとゲームカウント1―1で3―1リードでセカンドレシーブをミスしてしまって、それが僕の中で痛かったなと思うポイントですね。(4勝1敗という成績については)春は3勝2敗で春より勝つことができたので、1番手なのであまり大将ペアみたいな人は出てこないのですが、今回は5番勝負に回ったことが多かったので僕らが取った1勝で勝てて良かったなという感じです。(今後の新チームに対する目標)最後インカレの団体で優勝できるように、チーム内でいい競争をしながら、ずっと早稲田に負けているので早稲田に最後勝てるように練習したり、戦略的な対策をしていきたいです」
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ソフトテニス 2023.06.21全日本大学王座決定戦(以下、王座)が広島県福山市で行われた。明大は5年ぶりに今大会に臨み、前日の予選リーグを突破し決勝リーグへ進出。相手2校にストレート勝ちという圧倒的な実力を見せつけ、王座を制覇した。 ◆6・18 全日本大学王座決定戦(エフピコアリーナふくやま)<2日目><男子>〇明大5―0同大〇明大5-0福岡大 前日の予選リーグでは東北学大、四国大を下し、迎えた決勝リーグ。相手となるのは関西リーグ3位の同大と九州随一の強さを誇る強豪・福岡大だ。初戦は同大と対戦し、2番手の白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商)ペアが抜群のコンビネーションを披露し5-0で完勝を収める。5番手の1年生ペア、岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)ペアは相手と互角の勝負を繰り広げ、ファイナルゲームにもつれこむも最後は明大の意地を見せ勝利を収めた。 優勝を決める最終戦の福岡大戦。今大会予選リーグでは同大にストレート勝ちを果たした福岡大相手に、初戦からファイナルに持ち込まれる試合が繰り広げられる。大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)ペアが1番手として出場。第8ゲームまで接戦となり、ゲームカウント4-4まで追い詰められるもファイナルで大辻のボレーがさく裂。ゲームを奪取し大接戦を制した。2番手の澤田吉広(法4=羽黒)・池口ペアは危なげなくストレート勝ちを収め流れは明大へ。そして、勝てば優勝が決まる大一番を米川結翔(商3=尽誠学園)が4-2で快勝。優勝が決まり会場が歓喜に包まれる中、4番手、5番手ともに勝利し決勝リーグ最終戦もストレート勝ちで終えた。 春季リーグ戦優勝から王座出場、そして王座優勝という快挙を成し遂げた男子ソフトテニス部。今大会ではルーキーも活躍を見せこれからに期待がかかる。秋のインカレ制覇に向けてさらなる成長を遂げる。 [藤井直也]READ MORE -
全国王座に向けて大躍進 予選リーグを全勝で飾る/全日本大学王座決定戦
ソフトテニス 2023.06.18各地区のリーグ戦を勝ち上がった代表校が集う全日本大学王座決定戦(以下、王座)。明大は関東地区の王者として5年ぶりに今大会に臨んだ。初戦で東北学大を相手にストレート勝ちを収めると、続く四国大戦では苦しい試合展開を次々とモノにして決勝リーグへの進出を決めた。 ◆6・17 全日本大学王座決定戦(エフピコアリーナふくやま)<1日目><男子>〇明大5―0東北学大〇明大4―1四国大 ついに迎えた5年ぶりとなる王座。1日目の予選リーグは、9校が出場し3つのブロックに分かれて戦う。明大は東北学大、四国大と対戦した。全体の流れを左右する初戦。関東学生春季リーグ戦(以下、春季リーグ)戦から抜群の安定感を誇る大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)が1番手として重要な役目を見事に果たしてみせた。相手に流れを渡さない圧巻のゲーム展開で試合を進め、チームに勢いをもたらした。5番手までの選手たちも着実に勝利を重ねていき東北地区王者を相手にストレート勝ちを収めた。 続く四国大戦は初戦とは打って変わって接戦が繰り広げられる展開が目立った。2番手の白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商)は相手のボレーやコースを突くショットに苦しむ。ファイナルまでもつれ込む激闘の末に惜しくも3―4で敗れ、王座でのチーム初黒星となった。しかし、その後は明大が意地を見せた。3番手の米川結翔(商3=尽誠学園)が相手に傾きかけた流れを取り戻すと、続く辻花陸(営2=能登)・中原壮琉(政経2=熊本マリスト学園)が4―3で接戦を制し、決勝リーグへの進出を決めた。5番手の岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)も強烈なボレーを連発し相手を圧倒した。 2日目は各ブロックを勝ち上がった明大、同大、福岡大決勝リーグが行われる。残り2勝まで近づいた全国制覇のチャンス。持ち前の勝負強さを武器に、頂点を必ずやつかみ取ってみせる。 [松原輝]READ MORE