(11th Race)インカレ直前特集2015(3) 3年生インタビュー

2015.08.25
 新たな歴史への挑戦が始まる。一年間の集大成となるインカレを間近に控えた自転車部。昨年はトラック部門では一種目が表彰台に上がり4種目が入賞、ロード部門では5位入賞の快挙もあり、総合6位。毎年着実に順位を上げている。選手層の厚さを武器に大学日本一を目指す。「LAST RUN」では、インカレ直前企画として、明大自転車部のルーキー、直前インタビューを26日まで特集していく。

 第五回は、3年生の4選手に、大会に向け意気込みを語ってもらいました。(取材は、8月4日に行ったものです。)

小林和希(政経3=祐誠)
出場予定種目:チーム・パーシュート、チーム・スプリント、ロードレース

――インカレ直前の心境を教えてください
小林:個人種目と言ってもトラックは団体しか出ないので、ロードも勝ちにいきたいんですけど、後輩2人が走れているのでアシストに回ると思います。気が楽っていうところもあってそこまで自分が勝たないと、という焦りはなくて落ち着いています。

――チーム・スプリントのメンバーは同期3人ですが
小林:高校から知ってたメンバーなので走れるってなったらうれしいですね。

――チーム・パーシュートの目標タイムは
小林:外バンクということもあって日大とか強いところは20秒くらい出してきているので自分らも20秒切れたら最高ですね。

――予想しているロードレースの展開はありますか
小林:登りが長いのとコーナーも下りからいきなり曲がるところがあって危ないと思うので、前で走ってないと確実に降ろされるか転けるかになると思います。前の方で走って、登れる選手が今回も勝つと思うので他大の登れる選手をしっかり見つつチームメートの動きも見ながら声掛けして、きついときこそみんなで喋るとだいぶ楽に走れるのでメンタル面でもしっかりサポートできたらなと思います。

――マークしようと考える選手はいますか
小林:強い選手はいつも上位に食い込んでくるので自分が抑えに回ったところで登りでの力の差はかなりあると思います。鹿屋体大の徳田や朝日大の秋田さん、日大にも同期で強い選手がいるのでそういった人たちは絶対前の方で走るので、逃げたら逃げを潰したり、下りの平坦でスピードを上げて、もし逃げが決まったら後輩2人を連れていけるくらいの動きをしたいです。

――チームとしての目標を教えてください
小林:短距離班は安定して強いのでみんな点を取ってくれると思うので、あとは長距離班が団体とロードでどれだけポイントを稼げるかっていうところが総合にも絡んでくると思います。インカレに関しては例年トラック班が活躍してロード班がいまいちだなって印象がありますが、今年は長距離班もみんなすごく走れてるので短距離班に負けないように長距離班も活躍できると思います。

――最後に意気込みをお願いします
小林:個人個人がしっかり出し切って1個でも上の順位を取って、どれだけ上に食い込めるかというところと、ロードも点数が高いので最低2人は何としてもポイントは取りたいです。そうすれば総合も3位以内は狙えるんじゃないかと思います。

☆曽我圭佑(法3=九州学院)☆
出場予定種目:スプリント、チーム・パーシュート、チーム・スプリント

――インカレ直前の心境を教えてください
曽我:昨年は自分の不注意のケガで出られなかった分、その悔しさを晴らしたい気持ちでいっぱいです。今年はスプリントで出るんですけど、周りの選手が結構タイム出しているので予選からハイレベルになると思っています。インカレ前合宿で仕上げたいなと思っています。

――現時点でのコンディションを教えてください
曽我:試験期間もあったので全然分からない状況です。自主練はしていたんですけど、室内だけでの練習だったのでそんなに良くないと思います。

――一番力を入れている種目はやはりスプリントですか
曽我:そうですね。現時点ではチーム・スプリントのメンバーも決まっていないので。

――スプリントでの目標を教えてください
曽我:10秒以内を出して予選3位以内では上がりたいです。あとは対戦になればどうにかなると思っているので。

――身近に橋本選手というライバルもいますが
曽我:あいつには毎回負けているので、こういうところで一回くらい勝っておきたいなと思います。なんだかんだであいつとは全国大会で戦ったことが一度もないんですよね。決勝で戦えるようにお互い頑張りたいと思います。

――1年間で成長したところなどはありますか
曽我:昨年は全然いい成績が残せなかったので悔しさしかなかったです。あとはがむしゃらに愚かな自分を変えようということで、意識改革に取り組んで今までの練習方法を変えたことがこの前の個人戦の優勝にもつながったと思います。あとはこの前の優勝にうぬぼれず、自分はまだ挑戦者なんだという気持ちを忘れずにインカレに臨みたいと思います。

――チームとしての目標を教えてください
曽我:ロード班は野本もいい感じですし、小林はやっぱり安定していますし、松本も海外遠征で仕上げてきていると思うので、今年は昨年よりも総合順位は上がると思っています。良ければ表彰台の3位以内に総合で食い込めればなと思っています。

――ライバル視している選手などはいますか
曽我:中央の宮本が今回ケガで出られないので。あいつは他大の中では一番の理解者だと思っているので、あいつの分までというか、あいつがいないから今年のスプリントはつまらないと言わせないように観客を魅了するような試合を見せられたらなと思います。あいつの存在はおおきいですからね。インカレ2連覇していますし。

――最後に意気込みをお願いします
曽我:個人戦は優勝しているので、もちろんインカレも優勝めざして頑張っていきます。

☆橋本瑠偉(政経3=龍谷)☆
出場予定種目:スプリント、チーム・スプリント

――インカレ直前の心境を教えてください
橋本:特に変わらないと思います。

――個人戦での課題は生かせていますか
橋本:この間のレースで思ったのがみんなより全然ギア踏んでなくてギアが足りないと思ったのでインカレで踏めるようにこれから調整していきたいです。

――スプリントに懸ける思いは
橋本:明治でスプリントは自分が一番強いと思っているのでポイントを一番取れるようにインカレの総合に貢献したいです。

――スプリント決勝で当たりそうなのは
橋本:最近レベルが上がってきているのが早稲田の後藤とか日大の坂井、鹿屋体大の野上とかいろいろ強い人がいるのでそれに勝たないといけないと思います。

――今までの展開を変えたりしますか
橋本:特に。自分なりの走りができればいいなと思います。

――スプリント走る時に意識してることはありますか
橋本:スキをつくらないようにしようと心掛けています。

――目標を教えてください
橋本:去年よりはいい結果で表彰台は乗りたいです。優勝したら校歌が流れるので明治の校歌を流したいです。

――チームに貢献できることはありますか
橋本:自分が出る種目では上位入賞して大学の点数を取って自分にできることをするしかないと思います。

――最後に意気込みをお願いします
橋本:1年、2年と段々結果を残してきているのでそれ以上の結果を残せるように頑張って、個人とチームで3位以内に入れるように頑張りたいです。

☆森本尊也(営3=岡豊)☆
出場予定種目:ケイリン

――インカレ前の調子はいかがですか
森本:調子は良くなってきています。

――チームのレベルとしてはどう感じていますか
森本:例年より確実に仕上がっています。

――ケイリンは昨年7位でしたが、今年の目標を教えてください
森本:今年はメンバー的にも自分の実力的にも優勝を狙えるので絶対にタイトルを取りたいと思います。

――個人戦での課題は生かせていますか
森本:高速域での練習を多くしたのでスプリンターレーンを外さずだいぶ走れるようになりました。当日風がどうかわかりませんが、上半身でハンドルを押さえつけて真っ直ぐ走りたいと思います。

――昨年は総合6位でしたが、上位入賞に向けて必要になってくることはありますか
森本:チーム総合を意識することは大切ですがまずは自分の出る種目で確実に取りに行くことで総合は上がっていくのでみんなが個人で頑張ることが一番大切だと思います。

――最後に意気込みをお願いします
森本:インカレはこれまで出場した2回は7位しか取っていません。今回は1位を狙いたいと思います。

――4選手とも、ありがとうございました!

◆第71回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
日程:8月27日~30日
会場:松本市三才山美鈴湖自転車競技場(トラック競技)
   長野県大町市美麻地区公道周回コース(個人ロードレース)

 次回はインカレ開幕直前特集として、4年生の直前インタビューをお伝えいたします。お楽しみに!

[橋本杏菜・鈴木拓也]