(8th Race)新しい風を吹き込め!ルーキー特集2015(2)

2015.08.22
 第二回は、今年新たにチームに加入した5人の強力ルーキーのうち、隈園郷史(政経1=明大中野)、酒井翔(法1=祐誠)、野本空(政経1=松山工)の三選手を紹介する。一般入部ながらインカレのスタメンを勝ち取った隈園。競技を始めて1年弱だが才能を発揮している。インターハイでポイントレース7位の経歴を持つ酒井は高校の先輩である小林和希(政経3=祐誠)をリスペクトしている。東京に来て趣味の少年ジャンプが月曜発売であることに驚きを隠せなかった。野本は四国の山育ちのクライマー。大学で急成長を見せる期待のルーキーだ。今回はそんな三人にスポットを当てた。

☆隈園☆

――自転車を始めたきっかけを教えてください
隈園:高1のときに自転車を買って、その時はラグビーをやっていてケガをしたことがきっかけで負担の掛からない自転車でサイクリングを始めました。自転車のショップでお世話になっているうちに競技をやりたいなと思ったのが高3の夏です。冬にあった行田クリテリウムで明治大学の監督にあいさつをして競技を始めることになりました。

――それまでは何かスポーツはやられていましたか
隈園:中学3年間が水球で高1だけラグビーです。水泳は小さい頃からやっていて中1のときに水球を始めました。

――一般入部で入ってどうですか
隈園:高校の担任が日体大の体育会出身でその教育を受けていたので馴染むのは早くできたかなと思います。みんなレベルが高いので一緒に競技できるだけで幸せだなと思います。

――周りから吸収することはありますか
隈園:先輩の走りを見て勉強したり、走り方を教えてもらっているのでありがたいと思います。

――専門種目を教えてください
隈園:大学で1㎞タイムトライアルの選手に選んでもらいました。初めて測ったときもいいタイムだったんですけど、まだ戦えるレベルではないのでこれから力を付けていきたいなと思います。

――7月の全日本選手権は初めての全日本レベルの大会でしたが
隈園:正直緊張してしまってスタートからスピードに乗れなかったです。でも同期と勝った方がインカレのスタメンに選ばれるということだったので勝てたのでそれは良かったです。

――実際に入部されてどうですか
隈園:朝が早いので最初は慣れなかったですけど規則正しい生活を心掛けないと体調崩してしまうので、自分で自分を管理することが大変かなと思いました。

――大学での目標を教えてください
隈園:任されている限りは1㎞のタイムを上げていくのと将来につなげられるようにしたいです。

――ありがとうございました。

◆隈園郷史 くまぞの・さとし 政経1 明大中野高出 165cm・64kg
趣味は食べること。

☆酒井☆

――自転車を始めたきっかけを教えてください
酒井:高校1年生の時に競輪好きの親に無理やりって感じでしたね。

――それまでは何かスポーツはやられていましたか
酒井:バスケと駅伝をやっていました。バスケは小2から始めました。小学校までは背も高くてセンターをやっていたんですけど、中学入った瞬間全然伸びなくなってフォワードまで落ちました。

――これまでの自転車競技人生で最も印象に残っている大会はありますか
酒井:高3のインターハイですかね。

――明大進学の理由を教えてください
酒井:知っている先輩が優しそうだったので、就職にいいですし、個人的にも行きたいと思っていました。

――実際に入部されてどうですか
酒井:雰囲気もいいですし、坊主にしろとかなかったら最高です。

――1年生は部の仕事も多いと思いますが
酒井:きついですね。大会終わって疲れているので、明日で良くねみたいになるときもありますけど、いずれやらなくてはならないので頑張っています。

――同期の存在はどうですか
酒井:野本はマディソンで組んだりして、種目も一番近いかなと思っていて、あいつが調子が良いと若干悔しいです。池西も高校で結果残しているから強いのかなと思っていたらそれなりで、でもたまにめっちゃ強い時があるのでいつ化けるのかなと思っています。隈園は一般生ですけど最初から強くて才能の固まりですね。川邊は短距離選手なのに長距離も走れますね。いいライバル関係だと思います。

――大学での目標を教えてください
酒井:とりあえず初めてのインカレでいい成績を残せるように、練習頑張りたいと思います。

――ありがとうございました。

◆酒井翔 さかい・しょう 法1 祐誠高出 170 cm、65 kg
インターハイポイントレース7位。 趣味はジャンプを読むこと。

☆野本☆

――自転車を始めたきっかけを教えてください
野本:親が趣味で乗ってたのでそれを見てかっこいいなと思って。高校に自転車部があって親の勧めもあったので入ろうと思いました。

――高校の練習での思い出はありますか
野本:最初に練習に行ったときからいきなり高い山を登らされたり、50㎞くらいの下りもあって怖かったです。

――登りが強くなった理由は何ですか
野本:地元が山に囲まれていて家から5分くらいで着くので登りの練習がメインでした。平地はほとんど走らなかったです。

――明大進学の理由を教えてください
野本:高校が同じ中野俊喜(平26法卒)先輩の説明を聞いていると僕も明治に行ってみたいなと思いました。

――実際に入部されてどうですか
野本:朝早くから練習するんですけど高校時代はメインの練習が学校終わってからだったんですよ。暗くなってしまうので一日40~50㎞乗って土日は100㎞を超える練習をしていました。明治に来たら朝から70~80㎞走るので、寝起きでコンディションは良くないですけど十分練習ができているので実力は身に付いているかなと思います。

――大学で伸びていると感じますか
野本:高校の時は全国大会でギリギリ入賞するくらいだったんですけど、大学にきて1年目で入賞できてるのは成長できたかなと思います。

――ロードの練習でアドバイスはもらいますか
野本:今まであまり距離を乗りにいくことはしなかったんですけど、個人戦は5、6時間自転車にまたがるのでしっかりとした地足を付けるために長いスパンで練習して長距離を乗っていた方がいいと言われて、一緒に連れていってもらったことがすごく練習になったと思います。

――大学での目標を教えてください
野本:インカレも目指しているんですけど、3年生になったときに地元で国体が開かれるので、地元のポイントを稼ぐために優勝したいなと思います。

――ありがとうございました。

◆野本空 のもと・そら 政経1 松山工高出 170 cm、60 kg
2014高校選抜個人ロード7位、インターハイ個人ロード7位。 趣味は漫画を読むこと。

 次回はインカレ開幕直前特集として、1年生の直前インタビューをお伝えいたします。お楽しみに!

[橋本杏菜・鈴木拓也]