インカレ早くも同校対決 主将に軍配/全日本学生選手権2日目

2015.08.16
 インカレ2日目は8人の選手が2回戦を戦った。弓立祐生主将(政経4=新田)と切詰魁(政経=松北)が早くもトーナメントでぶつかり、惜しくも切詰が敗れた。深田颯平(国際4=大分舞鶴)、福田志保(国際1=幕張総合)は健闘するもともに反撃のチャンスをつかめず、上位進出への道が途絶えた

 主将の意地を見せつけた。弓立と切詰との同校対決となった今試合。長時間のシーソーゲームの末、弓立が試合を制した。第2セットまで両者ともに一歩も譲らない形で試合が展開され、第3セットにもつれ込む。「変に緊張してしまった」(弓立)第3セットに入ると自分の思い通りに試合を運べず、2-4と差を切詰につけられる結果に。しかし、「意地でも負けたくなかった」(弓立)。完全に切詰ペースだったものの、粘り強いプレーでブレークを繰り返し一気に5-4と逆転。そのまま切詰を突き放し、6-4で自身に軍配を上げた。

 猛暑のなかのインカレ2日目を終えた。1回戦は全員が勝ち上がったが、今日は3人が敗退した。しかしその中でも西脇一樹(国際3=松商学園)、澁田大樹(商3=鳳凰)、佐野真代(津田学園)の3人はストレート勝ちし、次戦に向けて弾みをつけた。明日から悪天候が心配されるが、リズムを崩さず万全な状態でインカレ3日目を迎えたい。

[島村昭二・星川裕也]

試合後のコメント
弓立主将
「勝てたのは良かったです。ファーストセットは取れましたが、セカンドセットでは変に緊張して、ファイナルセットでは気持ちで勝ったと思います。意地でも負けられなかったです。最初からあっちも気合が入っていて圧倒された部分がありました。ファイナルセットでは負けが一瞬よぎりましたが、意地でも負けたくなかったです。セカンドセットでは感情が抑えられない場面があり思い通りいかなかったです。今大会の目標は優勝なので次の試合に少しでもつなげられるよう、1本でも多くゲームを取れるように頑張ります」
深田
「もったいなかったかなと思います。(今日の相手は)中学生のころに対戦して負けたことがあって、サーブも良くてストロークも深くて、なかなかミスってくれなくて。セカンドは上手くやれたのですが、ファイナルに入ったときに攻めるタイミングというか、攻めるところを見つけられなかったので一気に0ー5まで離されて負けたのかなと思います。(監督やコーチからは)最後の大会ということで、やりきれたんじゃない?いいプレーもでてた、と言われたのですが、やはり最後のファイナルセットをやりきれたかと言われたらやりきれていないと思います。やはり悔しいです」
福田
「今日は返してくるだけの人でしたが、自分がミスを勝手にしてしまって、相手を有利な状況をつくってしまいました。そのミスに焦ってしまいさらにミスを重ねる結果になったと重います。今日は自分から積極的に打つテニスを目指して、チャレンジャーらしく挑みましたが、それで攻め急いでしまうことがありました。ストロークはミスをしなければ、いいと言われました、サーブが課題として大きく残りました。他にも上のステージに立つ基礎能力が足りないと感じました。この反省を生かし、次の夏関やリーグ戦に向けて頑張って、より上を目指したいです。」