ルーキー特集 (1) 小川・川田・田中対談 黄金世代の最強ルーキーたち

2015.08.10
 第1回は、小川雄勢・川田修平(政経1=愛知県私立大成)・田中源大(政経1=高川学園)の対談だ。3人とも1年生ながら団体戦メンバーに選ばれ、多くの試合を勝ち取り明大を勝利へ導いた。柔道部の未来を担うスーパールーキー3人に様々な話伺った。

――半期を振り返ってみてどうでしたか。

川田 自分は点を取られてばっかだったので、後期はちゃんと結果出せるように頑張りたいです。練習はついていけてました。技術面はやっぱ大学は違うので、そういうところもちゃんとやりたいです。組手とか、崩しとか練習していきたい。

小川 試合は、結果は良かった。満足はできない内容だったけど、結果はとりあえず出たんでよかったかな。一回一回試合をやっていって、高校時代勝てなかった人に勝てたりだとか、自分の中でも大学きて練習して少しずつ力ついてきてるなって。一番の成長面は体力面。体力と精神的なもの。練習は大学のほうが全然キツイ。

田中 団体戦で引き分けが何回かあったので、全部一本取れる選手になりたい。後期でもっと技出しを早くして強い選手相手にもポイント取れるように練習していきたいです。(上田轄麻選手には)まだ勝てないです。体格もまだ自分のほうが小さいし、筋力とかもまだないので、そこらへんで差を埋めていきたい。今は120kg。体重より筋肉つけたい。

――高校時代のお互いの印象は?

川田 (田中は)全日本で高2で最年少で出てるんで、すごい選手だなって思ってました。高2の時から知ってました。小川君は春に優勝して、圧倒的な優勝だったんで、団体も優勝してすごい選手だなって思った。金鷲旗の試合で1分半くらいで終わっちゃって、体力もあるしすごいと思います。中2くらいの時に初めて見て、その時全然体もできてなかったけど、その頃から知ってた。

小川 源大の場合は練習試合とかも一回やったことあって、すごい強かったのが印象だったんで、春の組み合わせですぐ当たって、前日すごい緊張しながら寝たの覚えてる。正直一番当たりたくないなって思ってたらすぐ当たった(笑)。修平はどうだろう。

川田 団体だけだよね。

小川 うん。お互い中学生の時と体の大きさ全然違うんで(笑)。第一印象もっと小さかったイメージ。

川田 中3?

小川 中3の時だ。

川田 中3の時だから、自分が70kgくらいの時。今100kg。中3の終わりくらいに成長期きて、背と体重が一気に。

小川 (自分は)90kgから今の130kgまで

田中 川田選手は急にパッて出てきた。

 川田 (笑)

小川 (笑)

田中 高2の春活躍した時に初めて知った。小川選手は、春の選手権の時にすぐ当たるなって、組み合わせも厳しかった。強いなって思った。体格は雄勢のほうが全然大きかった。

――現在同じ大学に入学して練習していますが、今のお互いの印象は?

川田 柔道面だと源大はとりあえず…。

小川 力がすごい強い(笑)

川田 雄勢は組手が上手くて、体力もある。頭下げられたりする。

小川 とりあえず源大は力強いんで、練習の時すごい腕張る。修平の場合は最近のイメージだと、よくトレーニングしてるなって(笑)

川田 最近ケガして、やってなかったんで、ずっと筋トレしてました。田中くんとやった時に、自分で(笑)

田中 川田君は、技がキレる。大外刈りとか、一本背負い?

川田 (笑)

田中 雄勢は、組手が上手くて重量級にしてはとても速い。体力があります。

――ここは俺が勝っているという部分はありますか?

川田 雄勢には筋トレでは勝ってる。筋トレやらない。

小川 まったくやらないので。

川田 田中君に勝てるところはランニング(笑)

田中 (笑)

川田 後楽園とか皇居の周りとか走る。30分くらい?

小川 35分くらいだった。

川田 35分!

小川 (田中には)ランニング(笑)

田中 ランニングダメです(笑)

小川 修平はすぐ寝る。席が後ろで、蹴られる。なんだろうと思って振り返ると寝てる(笑)

川田 授業はちゃんとやってる(笑)

田中 雄勢には、力、筋トレ。修平よりかは頭良いと思います。

小川 (笑)
川田 (笑)

――寮生活はどうですか。

川田 自分は3人部屋で1年生3人で。

田中 (自分と小川は)6人部屋で2年生が4人。

小川 2年生は野々内さん、石川さん、水野さん、児玉さん。

川田 雄勢はめちゃくちゃ時間にキチキチしてます。

小川 自分がキチキチしてるんじゃなくて、彼がルーズなだけ(笑)

川田 田中君は朝毎回起こしてくれる。本当に優しいです。

田中 どういたしまして。

――寮生活では料理はしますか。

川田 週一回だけ。

小川 料理っていっても焼くだけ。

川田 焼くだけだ。

小川 材料が置いてあって、焼くだけみたいな。

川田 でも源大焦がすよ(笑)

田中 焦がします。

――プライベートではお互い遊んだりしますか?

小川 ばらばら。自分は地元帰っちゃう。

川田 自分はだいたい寝てるんで。

田中 寝てます。

川田 一回源大と原宿に行ったくらい。

田中 かき氷。二時間くらい並んだ。アイスモンスター。

小川 俺がドタキャンしたやつ。

川田 そうだ。雄勢が眠いってドタキャンした。

――将来の夢を教えてください。

川田 世界で活躍できるような選手になること。

小川 東京五輪出て優勝したい。

田中 世界で続けて出て優勝したい。

――最後に、この1年間の目標と大学4年間の目標を教えてください。

川田 この1年間でとりあえず力つけるってことと、技術面。大会とかで活躍できるように。
大学4年生の頃には上田轄麻先輩みたいに活躍できるように。

小川 今年1年は、去年負けた大会で結果残して、4年間で世界でトップでいけるような選手になりたいです。

田中 今年は体力面を強化して、足が遅いので、ラントレを頑張って団体で絶対にポイントが取れる選手になって4年後には全日本選手権で優勝できるくらいの選手になりたいです。

――ありがとうございました。

[取材:本永雅敬・森光史・長谷川千華]

◆小川雄勢(おがわ・ゆうせい) 政治経済学部 修徳高出身 190cm 135kg 全日本ジュニア100kg超級優勝、全国高校選手権大会個人無差別級・団体ともに優勝
◆川田修平(かわだ・しゅうへい) 政治経済学部 愛知県私立大成高出身 180cm 95kg インターハイ 100kg級優勝
◆田中源大(たなか・げんた) 政治経済学部 高川学園高出身 180cm  115kg インターハイ100kg超級準優勝