
惜しくも男子は全員敗退 女子は久保・後藤組が4回戦進出/関東学生選手権
<男子ダブルス>
負けはするも意地を見せた。小林・櫻井組が挑んだ3回戦は1、2セットともに接戦で両者一歩も引かない状態でファイナルまでもつれ込み、小林、櫻井の足は止まり始める。シードで2回戦目からのスタートとなるもファイナルまでゲームを長引かせてしまったのがあだとなった。一方で相手は流れに乗り始めていた。次第に相手との点差が広がっていき、均衡が崩れ追う形に。劣勢となるも長年ダブルスとしてプレーしてきた2人だからこその抜群のコンビネーションで負担を減らしプレーしていた。またプレーには気持ちが表れていた。2人は今年がラストイヤーであり、今大会のシングルでは共に1回戦敗退。結果は無念の敗退で2人の表情には悔しさが浮かんでいたが、気持ちは前を向いていた。「この悔しさを忘れなければ絶対秋に良い結果が出る」(小林)と今大会の結果をバネに秋季リーグ戦での挽回を誓う。
<女子ダブルス>
猛進が止まらない。シングルスでも唯一の5回戦進出者でもある後藤が久保とのダブルスで4回戦進出に大きな貢献をした。昨年のリーグ戦や個人戦ではダブルスを組んだことのある2人で息は合っており、ファイナルまでもつれる中2回戦を制し切る。3回戦では後藤が前で相手とラリー戦を始める光景も少なくなく、シングルスでの高い能力の片りんが見えた。後ろでは久保がゲームを引っ張り、2回戦ほどは苦戦せずに8決めへの切符を獲得。「競った試合をものにできて最終的に勝ててよかった」(後藤)と結果に満足気だった。3日の試合に期待が膨らむ。
ダブルスの初日が終了した。大半の明大勢は敗退と厳しい試合結果となっている。ここでの敗戦をいかに東日本選手権に、秋季リーグ戦に生かしていくかがカギとなる。現時点でベスト16が決まったシングルスの後藤、ダブルスの久保・後藤組。この調子で勝ち続け、昨年度最高成績である小林・櫻井組のベスト8を超えるため、3日の試合に臨む。
[渡邊弘基]
試合後のコメント
小林主将
「(2試合目を振り返って)1試合目で無駄なファイナルしちゃって、足が全然動かなくなって1試合目を凄く後悔する2試合目だった。(今大会を振り返って)個人的に史上最悪と言いたくなるほどの結果だった。(この結果を打開するには)2ヶ月後のリーグ戦にこの悔しさをぶつけるために、この悔しさを忘れないこと。普通は悔しくても一週間くらいで忘れてしまうと思うけど、この悔しさを忘れなければ絶対秋に良い結果が出ると思うのでしっかりつなげていきたい」
後藤
「(今日の2試合を振り返って)一番最初の試合はめちゃくちゃ焦ったけど、競った試合をものに出来て最終的に勝ててよかった。(久保と組んでどうか)昨年もリーグや個人戦で組んでいたので別に大丈夫だった。(4回戦以降に向けての改善点)体を引かないように前で球を捉えていくことと自分はサーブが苦手で不安定だから修正したい。(2試合でプレーして疲労があったのでは)自分はあまり後衛で打たず、久保先輩にやってもらっているからあまりなかった」
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