立命大に勝利するも課題の見つかる試合に/明立定期戦

2015.06.29
 今回で67回を迎える明立定期戦は日大八幡山体育館で開催された。1試合目の両大学のOB戦では応援も盛り上がり、笑いあふれる和やかな雰囲気で行われた。一方、現役の定期戦は36―24と10点差以上の差をつけて勝利したものの、ディフェンスが上手く機能せず、満足のいく試合内容ではなかった。

 反省点が見つかる試合となった。前半戦、先制点を奪ったのは立命大。その後すぐに1点を返すも立命大も粘り強かった。前半の15分間は1点リードすると相手もすかさずシュートを決め、試合は膠着(こうちゃく)状態に。途中、初歩的なパスミスをするが、何とか3点リードして前半を終了。
 後半も先制点は立命大の速攻。しかし、中盤にエース・吉野樹(政経3=市川)が2連続で速攻を決め、山崎大輔(政経1=熊本マリスト学園)も2連続で得点するなど徐々に立命大との差を広げた。吉野は7mラインからのフリースローを2回ともきっちり決めるなど、安定のシュート力も見せつけた。

 12点差をつけ勝利したものの「(相手を)15点以内にとどめる」(松本勇監督)という目標は達成できなかった。春季リーグ戦後から、練習しているディフェンスがまだ不十分だと認識させられる試合になった。今後も1対1のディフェンスという基礎を徹底的に練習し、秋季リーグ戦に挑む。

[村田萌衣子]

試合後のコメント
松本監督

「リーグ終わってからずっとディフェンスを基本のところに戻していて、今日は15点以内にとどめてディフェンスを頑張ろうと、とにかくもっともっとレベルを上げようと今日は言ったが、ちょっとまだ全然駄目。まだまだ秋に向けての中途段階だからもう一回またしっかり(基礎から)やらなきゃ駄目。1対1の本当に基礎の部分をずっと練習させていて、多少コンビだから合う、合わないはあるが、とにかく一人を絶対守るというところをずっと強化してやっている。少しずつは良くなっているが、まだまだ。1年生は(今回の試合に)ほとんどの人を出した。日頃試合出るために一生懸命練習をしているから、良い機会だったから練習した者が試合に実際出るとどうなるかと体験させないとなかなか成長しないし、全体的な底上げをしないといけない」