
快挙達成! 110mHで高山が初優勝/日本選手権
快挙達成! 110mHで高山が初優勝/日本選手権
快挙達成だ!国内トップを決める日本選手権。最終日に行われた男子110mHでは前日に明大記録を更新した高山峻野(法3=広島工大付)が2位と同タイムの激戦を制し初優勝。また男子5000m決勝には横手健主将(政経4=作新学院)が登場。粘りの走りを見せ、出場した現役大学生の中では唯一の入賞を果たした。
伸び盛りの短距離エースが日本の頂点に輝いた。2日目に行われた予選を全体1位の好タイムで走り、初の日本選手権決勝に駒を進めた高山。スタートで飛び出しに成功するも、中盤以降隣の第5レーンを走る古谷(早大)が追い上げを見せる。ゴールに飛び込んだのはほぼ同時。多くの報道陣が古谷へとカメラを向ける中、1位で名前を呼ばれたのは高山だった。記録上は13秒81の同タイム。1000分の2秒差という稀に見る接戦を制した。
この種目で表彰台に上がったのは高山、古谷、増野(国武大)と全員が大学生。5月の関東インカレで高山は初めて決勝を走ったが、この2人の後塵を拝し表彰台を逃していた。前日に続く明大記録更新とはならなかったものの、日本選手権優勝という結果は高山にとっても大きな自信となるはずだ。
悔しさを晴らす7位入賞だ。男子5000m決勝には横手が出場。同大会1万mを制した鎧坂哲哉選手(平25政経卒・現旭化成)ら日本のトップランナーが集うレースは序盤からハイペースの展開に。横手は積極的な走りで先頭集団に食らいつくと、ラスト1周過ぎからのスパートで順位を上げ学生トップの7位に食いこんだ。レース後には「ラストだけで4秒差をつけられたし中盤には遅れた」と課題を口にしたが「自分でも自己ベストが出るなと分かった」とニヤリ。関東インカレでは己の走りの不甲斐なさに涙を流した男が、この日は晴れ晴れとした表情を見せた。
[髙山舞]
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