
ルーキー・奥田が準優勝とグレコでも入賞/東日本学生春季新人戦
収穫もあれば課題もあった。「まだ技の精度が荒い」と奥田。決勝では今大会両スタイルを制した藤波(山梨学大)に得意の投げを繰り出そうとするも、逆に脇を差されカウンターから投げ技を返された。準決勝までセンス光る試合運びを見せていたものの、決勝のような実力者相手になると荒削りなところが露呈してしまった。これには「荒くないレスリング、正確なレスリングをしていきたい」(奥田)と2か月後に控えるインカレを見据えたレベルアップを誓った。
秋季新人戦ではもちろん頂点を目指す。今回入賞を果たした3人の1年生をはじめ、悔しい結果に終わった2年生たちにもさらなる奮起が求められる。古豪復活を果たすべく、下級生たちは歩みを止めない。
[小田切健太郎]
試合後のコメント
多賀副部長
「奥田は良くがんばったなと。うちはグレコを本格的にやっているわけではないから、その中でよくやった。奥田は勝ち方を知っている、試合運びがうまい。ツボを心得ている。ただ決勝はいただけなかったな。投げやりな技をかけてしまってた。相手が強いと思って一かバチかでいってしまったんだな。相手を過大評価し過ぎ。技の荒さをつめていくためにはやっぱり反復練習すること。あとは技をしっかり理解すること。どうやったらかかるのかっていうこと。秋にはフリーもグレコも優勝を目指して欲しいね。(2年生が寂しい結果に)期待できた曽根川だったりがケガで練習できなかったりして。インカレまでに直して欲しいね。夏の合宿でいけるようにね」
奥田
「昨日のフリーの試合でも準決勝で負けてしまって、決勝に上がるのを目標にやっていたのでグレコではその分がんばろうと臨んでいた。投げは好きだが、グレコの練習を全くやっていなかったのでただ思い切って投げをしようとしていた。投げからのフォールは狙ってやっていた。決勝の相手は昔からやっていた相手。フリーの選手ではあるがレベルが高くて。(多賀先生からは)まだ技の精度が荒いからカウンターを食らってしまうと言われた。もっと技の精度を高める練習をしていけと言われた。フリースタイルでも同じ投げをやるので、グレコでもそこは少し生かせたかなと。(フリー3位、グレコ2位で結果自体は悪くないが)やはり優勝を目指してやっていたので悔しさはある。秋はもちろん優勝する。その前のインカレでも決勝に上がれるくらいになりたい。多賀先生に毎日指導に来て頂いているのでその指導をしっかり聞いて、荒くないレスリング、正確なレスリングをしていきたい。(大学で通用した点は)小さいころからレスリングをやっているので、そこの感覚は通用したが、まだ力がないので筋力トレーニングに励んでいきたい」
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