2年ぶり優勝狙う/第34回東日本大学選手権展望
いかに勢いに乗れるかがカギとなる
挑戦が始まる。まずは17組に分かれ予選グループが行われる。明大は第8組に登場し、初戦は関東学生2部リーグに所属する大東大、次に東北大学連盟に所属する八戸工大との対戦が控える。関東学生1部リーグで戦う実力を十分に見せつけたい戦いだ。
そして決勝トーナメントに進み、一つ目のヤマ場となるのが2戦目・駒大との対戦だろう。駒大は今春の関東学生2部リーグ戦で優勝を果たすと、入替戦では慶大をストレートで圧倒し1部昇格を決めた今一番勢いのあるチームだ。相手ペースにのまれることなく攻略したい。そしてベスト4を懸けた準々決勝では前回王者で絶対的存在の中大との対戦が予想される。世界大会の影響で主力メンバー不在も考えられるが、昨季はその主力不在の中でもフルセットの厳しい戦いを強いられた。大学ナンバーワンセッターの呼び声高い関田、日本代表石川、対角を担う武智(全て中大)と高いレベルで層も厚く、大一番となることは間違いない。そして決勝での対戦は同じく関東学生1部リーグで戦う早大が濃厚だ。今季はフルセットでの敗北を味わっており、リベンジを果たしての優勝となるか。頂点へ突き進む。
成長が問われる。明大は春のリーグ戦でまさかの8位に沈んだが「相手がどうこうより、自分たちが原点に戻ってやっていけば勝てる」(岡崎吉輝監督)と、実力は十分にあるはずのチームだ。今大会でもリーグで新戦力としてチームを支えた小林凌(政経3=桐生市立商)や2年生の活躍にかかる期待は大きく、新しい力としてだけではなく着実に経験値を積んだ技巧プレーにも注目したい。 エースの與崎風人(政経4=鹿児島商)を軸に、レフト川村悠希(政経2=雄物川)とライトの加藤寛樹(政経2=創造学園)、ミドル速攻など、多彩なコンビで相手をほん弄する。そして高さのあるチームに対しては持ち味の泥臭さが大きなカギを握る。瀧野頼太主将(政経4=創造学園)を中心に執念でボールをつなぎ勝機をつかんでいく。リーグとは違った負けは許されない状況だが、昨季はそのトーナメントで下馬評を覆しインカレ3位、一昨年も東日本優勝と勝負強さを持ち合わせる。上位進出の道は厳しいが、チームは口をそろえ目指すは優勝だけだ。「春とは違う明治をみせたい」(瀧野)。勝負どころでの気持ちの成長を見せ、2年ぶりの優勝となるか。台風の目となってチームが躍動する。
[川合茉実]
☆第34回東日本大学選手権日程☆
6月25日 Dコート第2試合 対大東大戦 花巻市総合体育館
Dコート第7試合 対八戸工大戦
~グループリーグ3チーム中2チームが決勝トーナメント進出~
26日 決勝トーナメント1回戦、2回戦、3回戦
27日 準々決勝、準決勝
28日 決勝、3位決定戦

2年前の優勝の瞬間。再現なるか
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