男女で挑む夢舞台 見せろ! 集大成だ

2015.06.19
 全国の猛者が集まる王座決定戦がいよいよ始まる。1カ月に及ぶリーグ戦で創部初男女王座出場を射止めた明大。夢にまで見た舞台で目標新たに狙うはアベック入賞だ。明大ならではの一体感を武器に全国にその名を知らしめる。

スタート
 「また新しくスタート」(牛久保早紀・政経4=大妻多摩)。念願である創部初男女王座を決めた明大。目標を達成したが、出場権獲得だけでは決して満足していない。2年ぶりに王座出場を決めた女子。新たに掲げる目標は過去最高成績であるベスト8の壁を破ることだ。「いい意味で荒らしたい」(牛久保)とダークホースとして強豪校相手に番狂わせを狙う。
 男子もまた狙うは王座の称号だ。絶対的エース・前田悠帆(法4=東福岡)を中心に上岡慎平(政経4=薬園台)、牧口和樹(政経2=明大中野)ら実力者がそろう明大。スポーツ推薦が集まる強豪校がひしめく王座だが、出場選手数がリーグ戦の8人から4人になるため一般入部が多い明大でも勝機がある。昨年王者の近大や強豪・日体大相手に好戦の期待が高まる。

全員応援
 明大アーチェリー部の武器は仲の良さだ。特に4年生は「どうしようもない代で大嫌いだけど大好き」(牛久保)と深い絆で結ばれている。またそんな4年生を「尊敬している」(牧口)と下級生も慕っており、チームのつながりは縦も横も非常に強い。そしてそんなチームの雰囲気が応援にも表れている。リーグ戦中は控えに回った選手が射線に立つ選手を大声で鼓舞。均整の取れた他大の応援とは違い自由度の高い明大の応援は選手をリラックスさせる。特に順位決定戦では声を枯らしながらも楽しそうに応援する姿が目立った。出場する選手も「力になった」と口をそろえる。王座でも全員応援で勝利の女神のハートを射ち抜く。 

【田中莉佳・原大輔】

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