ルーキー特集(5)ブランク埋めて不可欠な存在へ 後藤俊祐

 新たな戦いが始まる。関東トーナメントでは17年ぶりとなるベスト4入りを果たし、幸先の良いスタートを切った。次に挑むのは1、2年生で戦う新人戦だ。今年はHC(ヘッドコーチ)、監督らのもとでチームは再出発となった。本特集ではそんなバスケットボール部の1年を追う。

 新しい風を吹き込む。今年も全国各地から9名のルーキーが加入した。今回はルーキー特集として、新人戦での活躍も期待される個性豊かな9人を1人ずつ紹介していく。5人目に紹介するのは後藤俊祐(商1=実践学園)。受験勉強を最後まで戦い抜き、他の1年生より1足遅く、4月からチームに加わった。目指すのは「どんな形でも必要とされる人」。貪欲な姿勢でチームに貢献していく。

――明大進学の理由を教えてください
「一般受験なんですけど、バスケがしたくて入りました。高3の夏まではバスケ漬けだったんですが、その後受験の間はバスケをやっていなくて、今周りとのレベルの差を感じています」

――バスケを始めたきっかけを教えてください
「親父に連れられて小さい頃に試合を見てかっこいいと思って、小5からミニバスを始めました」

――大学バスケで感じたことはありますか
「体、がたいの違いですね。受験で練習をしていない間に体重が減ってしまったので、今はそこと体幹を鍛えていいます」

――今の課題は何ですか
「受験でバスケから離れていた分、通用しないことが多くて大変です。一つずつできるように、追いつけるよう頑張りたいと思います。ディフェンスが特に、大学生はみんなすごいです。自分が得意じゃないところなので頑張りたいです」

――4年間でどんなプレーヤーになりたいですか
「どんな形でも必要とされる人になりたいと思います。声を出すことが今できることなので、声を出して盛り上げて、頑張りたいと思っています」

――背番号「16」の由来を教えてください
「高校の時につけていた番号が空いていなかったので。別のものになったという感じです」

――最後に新人戦への意気込みをお願いします
「メンバーに入るのは厳しいと思っています。今は差を埋められるようにできることから頑張りたいと思います。みんなのことを尊敬しているので、頑張ります」

――次の綱井勇介(文1=大阪学院)選手の紹介をお願いします
「仲が良いというわけではないんですけど、面白い人です。バスケはめっちゃうまくて、お手本になるような人です。プレーヤーとして尊敬しています」

◆後藤俊祐 ごとう・しゅんすけ 商1 実践学園高出 182cm・62kg
登録ポジションはSG(シューティングガード)。4月12日生まれ

次回のルーキー特集は綱井勇介(文1=大阪学院)です。お楽しみに!

[渡辺由理佳]

◆2015年度新入生一覧◆
背番号 名前 出身校 ポジション 高校の成績
#53 愛知凜太郎 愛知 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#28 今川友哲 大阪桐蔭 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#41 岸隼杜 日大山形 SG(シューティングガード) 国体ベスト8
#4 小林拓 桐光学園 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#16 後藤俊祐 実践学園 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#3 綱井勇介 大阪学院大 SG(シューティングガード) インターハイベスト16
#31 堀雄士郎 大分舞鶴 PG(ポイントガード) ウインターカップベスト32
#24 森山修斗 瀬田工業 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#33 山口裕朗 足立学園 PG(ポイントガード) インターハイ出場