ルーキー特集(3)高稼働率プレーヤーへ成長誓う 岸隼杜

 新たな戦いが始まる。関東トーナメントでは17年ぶりとなるベスト4入りを果たし、幸先の良いスタートを切った。次に挑むのは1、2年生で戦う新人戦だ。今年はHC(ヘッドコーチ)、監督らのもとでチームは再出発となった。本特集ではそんなバスケットボール部の1年を追う。

 新しい風を吹き込む。今年も全国各地から9名のルーキーが加入した。今回はルーキー特集として、新人戦での活躍も期待される個性豊かな9人を1人ずつ紹介していく。3人目に紹介するのは岸隼杜(法1=日大山形)。高校時代には山形県代表として国体ベスト8の経験を持つ。「入れると思っていなかった」という明大の舞台で、輝きを放てるか注目だ。

――バスケットボールを始めたきっかけは何でしたか
「バスケは母に勧められて始めました」

――明大を選んだ理由を教えてください
「高校のコーチが明治のOBなので、それで勧められました。明治は強いですし、コーチが指導者とも仲良かったので。でも入れると思っていませんでした」

――大学に入って感じたことはありますか
「大学バスケはシュート精度が違います。あと先輩とやっていると、フィジカルとか体つきに差を感じています。自分もトレーニングをして作っていきたいです」

――自分の武器はどこにありますか
「今は声を出すように、というのは意識しています」

――4年間でどんな選手になりたいですか
「短い出場時間であっても、自分の役割を果たせるような選手になりたいと思っています。そのためにこれから、体格の弱さとかシュート精度を克服していきたいです」

――背番号「41」を選んだ理由を教えてください
「アメリカのNBAの好きな選手の番号です」

――仲の良い同期はいますか
「綱井(勇介・文1=大阪学院)くんと仲良しです。授業とか学部は違うんですけど、部屋も一緒で、行動を共にしています」

――かわいがってもらっている先輩は
「同じ東北出身の菊地(啓斗・法2=東北学院)先輩と、山形が一緒でバイト先も一緒の田中井(紘章・政経3=山形南)さんに面倒を見てもらっています」

――最後に、新人戦の意気込みをお願いします
「出場時間は長くないと思っているので、短い時間でも点を取れるシュート、良いディフェンスを心掛けていきたいと思います」

――次の小林拓選手(営1=桐光学園)の紹介をお願いします
「真面目。練習も普段も真面目で、リーダーシップがあっていいやつです」

 ◆岸隼杜 きし・はやと 法1 日大山形高出 185cm・73kg
登録ポジションはSG(シューティングガード)。7月11日生まれ

次回のルーキー特集は小林拓(営1=桐光学園)です。お楽しみに!

[渡辺由理佳]

◆2015年度新入生一覧◆
背番号 名前 出身校 ポジション 高校の成績
#53 愛知凜太郎 愛知 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#28 今川友哲 大阪桐蔭 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#41 岸隼杜 日大山形 SG(シューティングガード) 国体ベスト8
#4 小林拓 桐光学園 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#16 後藤俊祐 実践学園 SG(シューティングガード) 全国出場なし
#3 綱井勇介 大阪学院大 SG(シューティングガード) インターハイベスト16
#31 堀雄士郎 大分舞鶴 PG(ポイントガード) ウインターカップベスト32
#24 森山修斗 瀬田工業 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#33 山口裕朗 足立学園 PG(ポイントガード) インターハイ出場