
チームロード 3位へ大躍進/全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会
練習の成果を出した。今大会に向けてGW合宿を行うなど、チームロードの練習を十分に重ねた。さらに平日の練習でも今大会の会場と似た平坦な道である荒川沿いで練習を行った。また、勝利の一因として機材の充実も大きいという。今大会を臨むにあたりロードタイムトライアル用自転車を持っていたのは河津と眞砂の2人だけ。そのため、小林と松本はスポンサーである企業から貸し出しがあり万全な状態でレースを迎えたことも幸いした。
次を見据える。ツール・ド・北海道を目指す。9月に行われるツール・ド・北海道はプロも参加する大会で、選ばれた大学だけが出場できる名誉ある大会。昨年のインカレにおけるロード、今大会、個人ロードの3大会のポイントの合計が高い上位校が推薦され出場権を得る。3位となった明大は今大会も順調にポイントを稼いだ。現在計7ポイントを保持し、鹿屋体大、法大に次ぐ3位につけている。残る大会は個人ロード。出場権を懸けてさらなる熱いレースが予想される。
[辻成美]
試合後のコメント
小林
「(レースプランについて)今回みんなタイムトライアル専用の自転車を用意することができて、去年の優勝タイムが平均48㎞くらいだったので(順位について)そのくらいで走れればなと。向かい風の時は40㎞、追い風のときは結構飛ばして60㎞以上くらい。あとは、極端なペースの上げ下げはせず、大体向かい風は一人1分から1分半くらい引いて、追い風は2分ほど引いて、きつい人をかばいつつ走った。去年は行きは追い風、帰りが向かい風だったが、今年は逆だったので向かい風はあまり踏まずに抑えつつもペースも落とさず追い風はがんがん引いた。(調子は)練習でずっと良くて2年生が強すぎて、自分が走れるか心配だったが、走ってみたら結構走順も一定で、松本がきつそうだったかなくらいで、しっかり走れていたので、4人とも調子はかなり良かったと思う。(順位について)鹿屋とは11秒差、朝日とは2秒差。振り返ってみて、自分らはベストを出し切ったと思うが、タイム差を聞くと、もうちょっと頑張っていればいけたかなと。補給のとき眞砂がうまくいかなかったりとアクシデントがあったのでそれがなかったらと少し考えてしまう。自分が1年生のとき6位、2年生のとき8位だったので、今日は何としても表彰台に乗ることを目標としていたので、すごくうれしいが、タイム差を聞くと少し悔しさもある。優勝も見えてきたので来年は狙いたい。(どんな練習をしたか)平坦な道の荒川沿いまでほぼ40km往復する練習を行った。長距離班全員で行ってチームTT出る人が前で漕ぐ感じだった。練習の成果が出た。GWも合宿してそこで追い込んで、今日まで調整という感じだった。松本が別の大会に行っていたので、あまり合わせる機会がなく心配だったが、脚があるので何とか脚で補ってくれた。(目標は)まずは個人TTで一人一人が上位に入っていく。今日上位に入れたので個人ロード上位2人がポイント付くので9月にあるツール・ド・北海道に推薦で出ることが目標」
河津
「目標が表彰台に乗ることだったので、ぎりぎりだったが良かった。ただ2位と2秒差は悔しい。(レースプランについて)今日は風がかなり強くて行きは全然上がらなかった。帰りは飛ばした。ほぼ最後まで、4人残れて良かったと思う。最後20mで離されてしまった。粘る力が残っていなかった。(勝利の要因は)TTバイクがそろっていたし、練習も合宿もできた。合宿で個人TTをやって1位でうれしかった。(来年は)今年のメンバーは来年も全員いるし、1年生も速いので優勝を狙いたい。(昨年の同大会について)去年は自分と小林さん、眞砂、金井さんの4人だった。順位を上げられてうれしい」
眞砂
「去年が8位で一人ちぎれてしまっていたが、今年は機材も脚もそろっていたので、良かった。自分が走った感じではそんなに順位良くないかなと思っていたが、ゴールして聞くと暫定3位で思ったより良かった。トップと10秒差くらいで、明治はTT用ユニホームがないので、それがあればまた違ったのではと思う。(調子は)昨日あまり眠れなかった。緊張というより、逆にやる気ありすぎて目が冴えてしまった。眠くなることなく、可もなく不可もなくという感じ。(レースについて)平均時速的には去年より遅かったが、強風という条件はみんな同じなので、大体良いタイムで走れていた。(マークしていた大学は)中央、朝日、法政に勝てたらなと。(勝利の一因は)機材。あと、他大の監督にTTの練習の仕方を教えてもらったりして取り組んだ。(来年の目標は)表彰台のてっぺんを取りたい」
松本
「目標としては最低でも表彰台、最高で優勝だった。やっぱり鹿屋に勝つには脚と機材で厳しいところがあるので2位狙いだった。今回、自分があまり調子が良くなくて、あまり引けなかったが他の3人がカバーしてくれたので3位に入れた。(練習について)河川敷とか行って似たようなコースで練習できていたのが良かった。ジャパンの方の練習に行っていて合宿は参加できなかったが、4人で合わせられて良かった。3位に入ったので、ツール・ド・北海道へ向けてポイントが取れた。(来年は)今回鹿屋と10秒差くらいだったので優勝を狙っていきたい」
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