
法大相手にストレート勝ち 渡辺が単複で2勝を挙げる活躍/春季関東学生1部リーグ戦
法大相手にストレート勝ち 渡辺が単複で2勝を挙げる活躍/春季関東学生1部リーグ戦
リーグ戦の半分となる4戦目が行われ法大に4―0で勝利と安定した強さを見せつけた。1番手町飛鳥(商3=青森山田)がカットマンを相手にストレート、続く渡辺裕介(商1=明徳義塾)はフルゲームの末に制すると、その後も良い流れを保ち続け一番良い形で決着をつけた。
ルーキーの渡辺が団体戦のシングルスに初出場した。相手の南波(法大)に最初の2ゲームを先取し第3ゲームも8―2とリードしこのまま勝つかに見えた。しかしそこからまさかの8連続失点で8―10とされこのゲームを落とす。思えば3月の東京選手権で渡辺は上田(協和発酵キリン)にあと1ゲーム取れば勝利という中で8―4から大逆転負けを喫した。今回の試合も「守りに入ってしまった」と渡辺。第4ゲームも落とし迎えた最終ゲーム。11―7で取り、勝利したこのゲームは一つのプレーが流れを変えた。1―1と2点目を取る場面で渡辺は相手の強烈な攻めにより後ろに下げられる。何本もの南波のスマッシュにロビングで必死に食らいつく中でカウンタードライブ。これが決まり再び渡辺のペースに。「シングルスの動きができないと思っていたが思ったより体が動いた」と渡辺。「精神的にも自信を持ってできている」と髙山幸信監督からの評価も高い。試合の流れを左右する場面で得点した渡辺の粘り強さが垣間見られる試合となった。
今日は応援が盛り上がった。「上の観覧席の選手も一緒に盛り上げられる応援ができていた」(髙山監督)と前日の反省を生かせた。選手にとっては疲労がたまるころだがそれを吹き飛ばすのは応援に違いない。明日は専大、中大と次第に戦いづらい相手が待ち受けている。ここを乗り越えれば優勝が格段に近くなる。
[吉田周平]
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