関東個人でまさかの敗戦 5年ぶり全日本進出者なし/関東学生選手権
誰一人として笑みを浮かべなかった。1回戦はどの選手も難なく突破。しかし続く2回戦では強敵を前に沓掛慎太郎(政経4=龍谷)ら4人が一矢を報いることすらできず敗退。昨年唯一全日本への切符をつかんだ長谷川脩平(法3=高輪)は、永井(中大)相手に善戦するも一歩及ばなかった。持ち味のメンを駆使し積極的に攻めたが、延長戦で竹刀を2回吹き飛ばされまさかの反則負け。誰もが敗者復活戦射程圏内にすら駒を進められずに終わった。若旅ら4年生の代では過去に新人戦で優勝するなど、実績十分のメンバーがそろっている。実力が拮抗(きっこう)した勝負であっただけに「勝利に対する執念が甘かった」(若旅)と精神面での意識の差が勝敗を分けた。新体制になって初めての本格的な公式戦で納得いく内容を残すことができなかった。
今後4年生に残された試合は団体戦のみ。「練習に対する意識、取り組み方を変えていきたい」(若旅)と新たな決意を固めた。この雪辱は必ず団体戦で果たす。
[島村昭二]
試合後のコメント
若旅主将
「今日は誰一人全日本には行けなかったのでできとしては最悪です。技術面に関しては差はなかったと思いますが、勝利に対する執念が全体的に甘かったと思います。個人戦は終わってしまったので、団体戦に向けて自分たちがどう変われるかが課題になってくると思います。それを今度から意識して稽古に臨みたいと思います。自分一人のことを考えては部はまとまりませんし、その部を引っ張っていかなくては立場にいるのでそういうところをもっと意識しています。もう一回練習に対する意識を確認して、取り組み方も変えていきたいと思います」
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