
西岡主将 笑顔の大会連覇/全日本学生個人選手権大会
▼56㎏級
4位 佐藤彰
5位 後藤
▼62㎏級
5位 美島
6位 永原
9位 中野景
▼69㎏級
7位 小川
9位 齋藤
▼77㎏級
12位 二村
▼94㎏級
1位 西岡
12位 山本
▼+105㎏級
5位 上野
69㎏級で出場した小川翔太(政経4=熊代)はスナッチ118㎏、ジャーク140㎏のトータル258㎏で7位となった。スナッチは試合1㎏新を出したが、ジャークではスタートしか挙げることができずにベストの12㎏下に留まった。2週間前に腰を軽くケガしたことで脚が弱くなっていた。「調子は悪い」と目標としていたトータル270㎏には及ばず。今回は3回目の個人インカレということもあり、現在調整の目標としているのは初出場となる全日本選手権だ。「275㎏まで持っていきたい」とさらに厳しい舞台での好記録を目指す。
94㎏級では西岡が連覇を達成した。「まず300㎏を取ろうというのを考えた」という言葉通り、301㎏を挙げ1位に輝いた。スナッチでは安定した試技で3本全て成功。1位と2㎏差の2位につけると、ジャーク2本目の168㎏を落ち着いて挙げ切り逆転。「相手は3年だったから負けたくなかった」と4年生としての意地を見せつけ優勝を決めた。個人インカレには4年連続で出場した西岡。2年次には棄権も経験したが、3年次、4年次と最高の結果を残した。4月の全日本学生選抜大会に引き続き体づくりで自分を追い込んできた。今回の300㎏超えという結果に「こういう結果が出せたから、みんなやれよと言える」と主将として、自らの背中で部を率いる姿が垣間見える。それでも記録面では「まだ勝負できない」と現状にも満足はしない。来月韓国で行われる大会に選抜されており、その大会で「310㎏を取れたらいい」と高みを目指す。
最終日の+105㎏級には上野祐脩(政経2=東京学園)が出場。「選抜から調子が下がってきていた」とスナッチ125㎏、ジャーク165㎏のトータル290㎏で5位となった。ともにスタート重量しか挙げることができず、選抜よりも15㎏下の記録に悔しさをにじませた。右膝と腰をケガし思い切った練習ができていなかったことが響いた。「こんなつまらない試合をしないように」と今後に向けた教訓とする。全日本選手権の規定記録も突破しているが出場は未定。「こんな試合だと出る意味あるのかな、と思っている」と自信を失っている様子を見せた。この壁を打ち破り、一回り成長することができるかがカギとなる。
昨年度より4名多い11名が出場し、確実にチーム全体の底上げがなされていることが見えた大会となった。しかし表彰台に上ったのは西岡のみという結果に。「合宿などを通して個人としてもう一段のレベルアップを図っていく」(本多達雄監督)とさらなる好成績に向けチームでの成長を誓う。
[板橋洋子・谷澤優佳]
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