男子5位決定戦制す 創部初アベック王座出場だ! /関東学生1部リーグ戦

2015.05.12
 創部初男女王座出場を決めた。男子が立大との5位決定戦、女子が明学大との3位決定戦に挑んだ。男子は王座がかかった大一番に苦しみながら勝利。9年ぶりに王座への出場権をつかみ取った。女子は敗れはしたものの王座に向け収穫のある試合となった。

【男子】
 王座出場を決めた! Bブロック3位でリーグ戦を終えた明大はAブロック3位の立大と王座出場権を懸け争った。50mから20点近くの差をつけたものの途中点数を詰められる場面も。それでも着実に点数を重ね30mの最終エンド前には勝利を確信。応援全員で肩を組み校歌を歌い勝利を決めた選手たちを迎えた。試合終了後、伊藤達也主将(情コミ4=県立船橋)は女子リーダーである牛久保早紀(政経4=大妻多摩)や同じく4年生の平塚とともに涙をこぼし「感無量」と喜びをかみしめた。

 1年間チームを支えてきたエースも気付けば涙を流していた。これまで圧倒的な実力でアーチェリー部を引っ張ってきた前田悠帆(法4=東福岡)。ほとんどが大学からアーチェリーを始める明大で前田も未経験ながらエースとして成長。最終学年になりこのリーグ戦に懸ける思いは生半可なものではなかった。練習時間を増やすために朝練を始め、部員全員が楽しくのびのび射つことのできる環境を作ることにも尽力した。以前は試合が始まると何も話さず自分の点数に集中して周りを見ることは少なかったという前田。しかし今回のリーグ戦は違った。「点数を出しながら選手を支えてくれる本当にいいエースになってくれた」(伊藤)と部員からの信頼も厚い。部員全員が王座出場という目標に向かって一つになれたのにはエースの努力があった。
 もちろん王座出場は前田の力だけではない。「一番尊敬している4年生を王座の舞台に連れて行くことができて本当によかった」と牧口和樹(政経2=明大中野)は目に涙を浮かべた。部での激務をこなしてきた主将の伊藤や、主務の田代和也(文4=横浜隼人)など4年生への感謝が下級生を王座出場へとまい進させた。明大の強みである部員の絆の深さが悲願をかなえたと言ってもいい。

 悲願の王座出場権を手に入れた明大。しかし満足はしていない。この勢いのまま狙うは「てっぺん」(前田)。全国の強豪校がしのぎを削る大舞台で未経験集団が勝利をつかみ取る。

【女子】
 すでに王座進出を決めた明大は、調整という形での試合のため本調子ではなかった。終わってみれば明学大に100点近くの差をつけられ敗北。女子リーダーの牛久保は、チームの状態を「ばてている」と話した。リーグ戦の中で射形が崩れることで後半になると点数が落ちるのは当然。しかし「想像していたよりは落ちなかったので褒めてあげたい」と仲間たちの健闘を振り返った。

 午前中の試合であったが男子部員も駆けつけ応援に力が入っていた。「他大より応援と選手の一体感はある」と河西真帆(農3=横浜緑ヶ丘)。言葉通り部員が一致団結して声を出し、チームを盛り上げた。


 負けはしたがこの試合は選手達にとってあくまで通過点。選手たちはもう王座へと気持ちを切り替え始めている。目標はベスト8以上。牛久保は「全国の大学に明治大学体育会アーチェリー部というのを知ってもらえるように、いい意味で荒らしたい」と意気込む。今まで引っ張ってきたリーダーのこの言葉を信じ、アーチェリー部の王座決定戦での大暴れに期待したい。

[田中莉佳・石渡小奈美]

試合後のコメント
玉田健治監督

「(男女で王座)本当に良かったですね。1年間の目標が達成できたということは、彼ら、彼女らの今後の糧になると思います。自信になると思います。よく頑張ったと思います。1年間策を練って、地道に努力してきた結果が出たんじゃないかと思います。(4年生は)何を決めるにしても全員の総意で決めていたのがよかったのと、上意下達じゃないけど、上から一歩意的に指示を出すってことはあまりなくてみんなが目標に向かって進めていた。全員が納得してやっていたのが良かったですね。(伊藤主将は)よくチームを引っ張ってくれていましたね。選手としては活躍できなかったかもしれないですけど、私が就任1年目でいい年に入れたなと感謝しています。牛久保さんもリーダーとして女子をまとめてくれて、結果が王座出場ということですから、よくまとめてくれたと思います。(男女で協力しながらできていた)一体感という意味でそうだと思います。男子と女子とで分かれてないから部の運営がスムーズでしたよね。今後は王座という成績を続けていかないといけないですよね。これからより一層頑張らないといけないですね。(王座の目標)王座はリーグ戦みたいに全員でやるということはないですから、うちのトップ3はかなりのレベルだと思いますからかなりいい成績を残せるんじゃないかなと思います。残してほしいですね」

伊藤
「(男女王座)ありきたりなんですけど感無量というかよくここまで来られたなと思います。今は安心感ですね。(1年間チームを見てきて)去年よりも本当に力が付けられたかなと思います。一番低い時が本当にひどかったので、そこから300点近い点数を伸ばせたのが、本当に強いチームになったなと思います。主将についた時の予想は4年生が主力としてチームを埋めてリーグ戦戦うことになるんだろうなと思ってたんですけど、大部分を2年生や3年生に助けられたなと。本当に底上げというか、全体がうまくなれたというのは実感しています。(同期は)リーグ戦を通して最後まで出ていた3人は本当に頑張ってくれたと思います。本来であれば4年生として自分も出たかったという気持ちもあるんですけど、その3人は4年生の中でも特に考えながら練習をできていたと思うのである意味当然というか。本当に感謝しています。特に前田は本当にチーム内での試合前の雰囲気づくりとかにも尽力してくれたかなと思います。入部した時からエースを約束づけられてたので、試合が始まると一点集中というか、何も話さなくなりますし自分の点数を追い求めるという姿勢だったんですけど自分の点数を追い求めるという姿勢だったんですけど、4年生になってから本当に周りを見てくれるようになったので、点数を出しながら選手を支えてくれる本当にいいエースになってくれたかなと思います。あと主務の田代にも感謝したいです。実際的な仕事に関しては全て主務がこなしてくれてたという部分があるので、みんなが見えないところでそれが無ければ部が成り立っていかないというくらいの重要なことをやってくれていました。本当であれば自分も試合に出たかったと思うんですけど、練習との兼ね合いとの中で本当に考えてくれたというところで感謝したいです。(女子の2人は)本当に女子チームをいいチームにしてくれたなというのと、昔から明治にあった男子チームと女子チームは別という雰囲気を取り払ってくれた、男女でいいところを持ち寄ってともに上がっていこうという姿勢をつくりだしてくれたと思います。(最後は2人に慰められる場面も)自分も泣かないだろうなと思ってたんですけど感極まってしまって。特に射線に立っているわけでもないので偉そうなことを言うつもりはないんですけど、それでもみんながやってくれたということで自分が向ってきた方向が合ってたんだということがうれしかったですね。(王座へ)ここまで来てしまったというか王座に出ることになった以上、選手、応援ともに満足はできないので、王座に出られて終わりというのは絶対にしたくないというか。今までなし得ていない王座入賞であったり、全国と同等に戦える選手はいるので。具体的な数字とかは立て切れてないないですけど上の方に行けるようにしたいです。出るだけで満足ということはしたくないです」

上岡慎平(政経4=薬園台)
「(王座出場決定)1年間このためにやってきたので感動も一入というか、うれしい気持ちでいっぱいです。一方で就活ができないなというのもありますね。次があるのでこれで満足しちゃいけないと思うんですけど、とりあえず今は満足しています。(リーグ戦通して点数を出し続けた)正直なところ、第1戦からちょっとずつ下がっていて、50mで良くても30mでだめだったということがあったので、王座では30mをうつことはないんですけどそれが70mにもつながっていると思うのでそれが課題です。(同期は)良く言えばオンオフがしっかりしているというか、悪く言えば抜けがちというか。その分下の57代には嫌われ役を買わせてしまった部分もあったので、王座に行けたことで苦労をかけた下の代にも恩返しができたんじゃないかなとは思います。(この1年で心がけたことは)自分は外務という役職で、あまりチーム内のことに口を出すことはなかったんですけど、他大学の情報をチームに伝えたりだとかはするようにしていました。指導に関してもやることはあったんですけど、指導は悠帆におんぶにだっこというか。悠帆はその人の射形に合ったものを指導できたので、分からなければ全て悠帆に投げてましたね。それぞれが自分のやれるところでやっていたという感じです。(伊藤主将は)伊藤も自分で言ってるんですけど、あまり主将向きでないというか、ワンマンで引っ張っていくという感じではなかったです。前の主将の井村先輩がちょうどそのワンマンでやっていくタイプだったんですけど、そうじゃなくて全員でやるみたいな。そういう面で悪い感じというか、いい意味で悪い感じ。幹部になっても遠因で仲良くやれたのは彼のおかげかなと思います。(王座への意気込み)自分は王座でも3番手にならなくちゃいけないと思うので、王座出場したけど1回戦負けとかは絶対したくないので。正直に言うと、8人では敵わなくても4人なら近大とか日体大にも勝てると思うので王座1位を、出場するからには王座優勝を目標にやっていきたいと思います」

前田
「最高。よかった。ほっとした。大事な試合があってもちゃんと寝られるタイプだが、今日は眠りが浅くて、早くはねたけれど朝4時くらいに目が覚めてしまって、緊張してるんだなと感じた。ちゃんと射てるか心配だったけれど何とかなった。(今日は)50mは悪くないが、30mで力が入らず疲れ切ったような感じになってしまった。体は動くのに力は入らない不思議な感覚でやばいかなと思ったけれど、ある程度持ちこたえることはできたのでよかった。立大とはシーソーゲームだった。両校かなり緊張していて、ロースコアでの戦い、低い点での差が勝負になるだろうと予想はしていた。接戦になった時は明治はチームの層が厚いから勝てると思っていたけれど、予想通りの結果だった。最初はみんな本気になって緊張して的しか見えていなかったけれど、応援の力で持ち直せた。かすれた声でも応援してくれるのがうれしくて、とてもいいチームだし最高の試合だった。今日はみんな硬くなっていたので、自分までわたわたしてる姿を見せたらみんなが余計に不安になってしまうだろうと思ったので、できる限り楽しそうにやっていこうと思っていた。1年間つらいこともあったけど、そういうのを乗り越えて達成するというのが人生で一番楽しいことだと思うし、一生感動が残ると思う。ふざけたりしていても楽しいけれど、そういうのはその場限りだと思う。全員が上に行こうという意識や気持ちを持てた。自分たちは入替戦を経験していて、あんな舞台二度と行きたくないという思いが強くて、それが下に伝わっていった。変化を恐れずにやることができた。幹部になって最初は分からないことだらけだし怖いことだらけで、先代から受け継いだものをこなしていくのでいっぱいいっぱいだけど、それでも同じことを繰り返すだけでは同じ結果しか得られない。だから失敗するかもしれないけど、新しいことを恐れずに挑戦できて、運よく成功できたのかなと思っている。自分はそんな先頭には立っていないけれど、先頭に立ってる同期たちの影にいて、支えてくれて、それぞれの学年がそれぞれの役割を果たしてくれたからこのようなチームに慣れたと思う。(リーグ戦を終えて)まだやっていたい。このまま続ければ大きい成果とか高いスコアとかをもっと狙えると思うし、この楽しいチームで楽しいことをまだやっていたいけど、学生生活は限りがある。今年自分たちが積み上げてきたものをさらに高く、さらに大きくして積み重ねていってほしい。これからはOBとして見守って、見守る楽しみというのを知っていければいい。(試合後の涙は)うれしさとか、ほっとしたのとかが入り混じって。間違いなくいい涙でしたね。悔し泣きはあるかもしれないけど、うれしくて泣くというのは人生でもあまりないと思う。中途半端な喜びでは泣けないし。泣いてみて初めて、ストレス感じていたんだなと感じた。3年越しの目標だったので達成できてアーチェリーに関して自信にもなったし、チームを築き上げてきた最上級生として、自分たちの代での頑張りを成果として成長を見られた自信にもなったし、組織の中での生き方とかも学べた。いい経験ができた。(王座は)強くて夢みたいな舞台。自分たちは未経験者の集まりで、団体戦で王座に行くという目標が最初に植えつけられる。初めて出たリーグ戦では入替戦に出場して、女子が王座に行っているところに応援で立って、選手のところに行けないのが悔しかった。心から応援はできたけどやっぱり立てなかったことは悔しくて、来年こそと思っていたのに、去年は個人として不調で、1番つらいリーグ戦だった。自分が点数を出せればいけるのに点が出せないという試合が多くてふがいなかった。達成できなくて先輩方には申し訳ない気持ちもあったし、自分が許せなかった。今年はラストでものにしないと絶対に後悔すると思っていた。最後にこのチームで臨めてよかった。強くていいチームだった。強いだけじゃなくしなやかでいろんな人がいて。王座は遠かった舞台。達成するのが一番難しいと思う。全日本とかは一人で頑張れば何とかなるかもしれないけれど、リーグ戦を戦い抜くのは一人では無理だし、他人を育てることとかチームワークとかいろんなことが必要になる。スポーツ推薦の選手がいる大学ばっかりの1部リーグで5位に入るというのは不可能に近いような大変なことだけど、未経験者集団がスポーツ推薦を擁する大学を倒していくってこんなに楽しいことはない。達成できたからこそ言えることだけど。(王座へ)全国大会は出てしまえば大したことないようなところがある。やる前から諦めずびびらずに、王座の出場権をつかんだということを誇りに思って出る4人は頑張ってほしいし、それに明治の最大の武器である応援の力を加えて総力で挑みたい。トーナメントなので勝つチャンスはいくらでもある。てっぺんまでいきたいです」

千葉祥平(法2=鎌倉)
「(王座を決めて)勝てて嬉しい。チームが声を出していけていたのがよかった。個人的には今までで一番低い成績となってしまったのがいけなかった。(調子)良いと言えるものではなかった。けれども応援などを楽しくできたのは良い点だった。1年の高田が最後で真ん中に決めてくれたのがすごかった。チームとしては矢取りのコールで盛り上げていくことができた。最後に決めた場面もよかった。まずは楽しんで声を出して行くこと。途中で疲れが出たときには主将が盛り上げて引っ張ってくれた。(女子について)焦りがないわけではなかった。部内ではアベックで王座出場を目標に頑張ってきた。 続きたいという気持ちがあった。(王座への意気込み)まだ選手として出れるかわからないけど、出られれば貢献したい。出られなくても応援をするし、いろんな形で携わっていきたい。個人的には試合に強くなって点を出せるようになりたい」

牧口
「技術的に言うと、いつも入ってたやつが入らなくて、点数も伸び悩んで苦しかった。2週間前に道具を大幅に変えて、慣れていたのにそのデビュー戦にしては満足いかなかった。50mで300点切ることがなくなったので、それは成長かなと思う。最後にレストアップして的外に飛んでいってしまったので、それが心残り。(王座決まりました)1年前にリーグ戦見させてもらって、入って、ずっとリーグ戦出たいって思ってて、王座も行きたかった。行けてうれしいっていうのはある。1番尊敬している4年生を王座の舞台に連れて行くことができて、本当によかった。頼りきりなところがあったが、でも、微力ながら助けになれてうれしい。(前田さんと同的)うまい人の近くにいると学ぶことも多いし、男子の場合4的にうまい人を集めてくる。だから自分の勉強にもなった。前に前田先輩がいる状態で射つっていうのが試合ではやりやすい。練習でもいろいろ教えていただいて、お世話になった。そういう人の近くで一緒に射てるといつも通りと近くなるのでやりやすい。自分がしょげてるときは励ましてくれるので、そういうところで本当に頼りになった。(王座に向けて)もちろんここまでやってきたので、出たい。でも4年生に出てもらいたいという気持ちもある。伊藤先輩がずっと部の仕事をやってくれて、自分の練習ができない状況が1年間続いてきた。代が変わって仕事もなくなると思うので、出てもらいたい。4年生には強い思いがある」

高田健太(営1=関大大倉)
「(今日の試合)ただただうれしい。入部してから1・2ヶ月という短い期間ではあったが、先輩たちが優しく接してくださるので、王座に連れていきたいという気持ちが強かった。高校の時はルーキーのときだけ良い成績だった。一番おもしろい時期に不調だったので、これを大学で発散していきたい。また、これから入部してくる同期にも、この素晴らしいアーチェリー部の空気を伝えたい。(喜ぶ姿が印象的だったが)途中で集中が切れてしまった。寝不足が原因だと考えている。けれど、チームの応援や励ましがあったから切り替えてできた結果。高校時代は指導者もおらず、特に強い選手もいなかったので、チームとして全国大会に臨むことのできる環境は大きい。4年の前田選手や、2年の牧口選手などの強い選手がいるのもすごく良い。あとは人数が多くて楽しいが、関西のノリと違うところがあって戸惑うところもある。(先に王座を決めた女子について)部で絶対に行くお店で話したときに、女子はとても嬉しそうだった。その時に羨ましさも感じた一方で、アベックで王座に行くチャンスが生まれて、出場することへの義務感もあり、負けん気が出た。女子部員が男子部員の中で大声を出して応援するのはなかなかできない。かっこいいところを見せたいという気持ちもあった。頼もしい先輩がいるので、いけると思っていた。自分は図々しいほど先輩に話しかけているが、それが先輩の気を楽にさせたり、緊張を和らげることができていると思う。自分も緊張していたが、あえて強気な姿勢でいった。(王座に向けて)まだメンバーに入るかどうかはわかっていない。けれども選ばれたならばてっぺんをとりたい。選ばれなかったとしても、応援で盛り立てたい」

牛久保
「(3位決定戦で敗戦)チームがばてている状態で臨んでチームは2368という点数だが、よく落ちずに頑張ってくれたなという気持ち。(ばてるというのは)リーグ戦をやる中で射形が崩れてたりするので、それで点数が落ちるというのは後半になると当然というか。私たちはプロではないので、それをどう乗り越えて行かないかというところだけれど、想像していたよりはガクッとは落ちていなかったので褒めてあげたい。疲労とよほど上手な選手ではない限りそうなってしまう。OBの先輩方が言われてたけれど、期間がないわけじゃないからリーグ戦が始まる3月末の気持ちに一度リセットして、そのときにみんなが何を思っていたかというのを思い出してほしいって言われて。70mはショートハーフとはまた違うので、リーグ戦に出てなかった子が活躍するということもあり得るし、悲観はしていない。私的にはこの試合が終わって、やっと見直す時間ができたという感じ。一度リセットしないと他大学に太刀打ちできないので。結果は正直言うと悔しいけれど、またそれは課題が見つけられたという意味でポジティブに捉えて、また一からスタートしていくという思い。(この一年間)めちゃめちゃしんどかったけど、めちゃめちゃ楽しかった。人をまとめてくっていうことは、理屈だけじゃどうにもならないことがあるんだなと思った。あとは一人一人の性格を見てどういうアプローチをしなければいけないかということを悩んだというか、苦労した。だから最終的には私だけが頑張ったんじゃなくて、みんなが頑張ってくれた。みんなが各自の性格とか役割を自然と把握していってくれたことで、とてもまとめやすかった。(競技に関しては)胸を張れるような点数を出せたかというとそうではないというのが個人的な感想だが、やれることはやったというのはある。ただ、個人的にはすっきりしないところもあるので、王座までには完成させて、胸を張って引退するというのがこれからの新しい目標。今までは王座に出るというのが目標だったが、それは達成したので、また新しくスタート。王座に出られるのは嬉しいが、また新しくどうしようかなと考えるのは楽しい。(王座へ向けて)目標はベスト8以上。全国の大学に明治大学体育会アーチェリー部というのを知ってもらえるように、いい意味で荒らしたいと思う」
「(男女ともに王座)めっちゃうれしいです。(最後は伊藤と握手)特に何も言ってはないです。伊藤も泣いていたので、さらにもらい泣きしちゃいました。最初ははらはらしたんですけど、最後は安定してうってくれたと思います。(同期は)本当にしょうもない代で、一人一人本当に大嫌いなんですけど一番仲がいい代だと思います。一生忘れられないというか、大好きな同期です。(初の男女王座の気持ちは)ずっと男女でって言ってきたので。王座練習も男女でやらないと意味がないって思ってたので、これでやっと腰据えて練習できるなと安心しています。一緒にできた代が今までにないので、さらに高いレベルで男子部も女子部も戦えるんだなと思うと楽しみです。ワクワクしてます。」

平塚まな(商4=水戸二)
「(リーグ戦が終了)チームの最初の点数が点数だったので不安だった部分もあったんですけど牛久保を中心に最後はまとまって、この代で本当に良かったなと思えるチームが作れたと思います。自分は射線に立たないことが多かったので他の部分で明治がどうやったら良くなるんだろうって考えることが多かったです。ちょっとでもこうしたらいいんじゃないかと思ったり、いつもと違うなと思ったら声を掛けるということをしてきました。技術については後輩でも自分で気づける子が多かったので、自分はどちらかといえば雰囲気を重視してきました。(リーグ戦では途中から控えに)悔しい気持ちはあります。練習してなかったわけではないんですけど、それを結果につなげることができていなかったので。反省点として、もう少し余裕を持って自分を客観的に見ることが必要なのかなと思います。(王座に向けてチーム内での競争が始まる)リーグ戦に出ていないから王座に出ていいのかという気持ちもあるんですけど、先輩にそれを相談したら『リーグ戦は毎回毎回点数のいい人が出てるんだから、その時に点数を出せばいい』と言われたので。やっぱり負けたくないという気持ちはあるので狙いに行こうと思います。(牛久保と二人で出たいという思いは)あります。やっぱり二人だからこそできた面もあったので。最後は絶対二人で出たいです。(自分にとって牛久保は)本当に頼れる存在。軸がしっかりしてるというか、物おじせずに言ってくれるので、どちらかというと付いて行きたい、だからこそ自分もできることはサポートしたいと思わせてくれるリーダーです。最後まで絶対に付いて行きたいと本当に思いました。一緒に並んでというよりも、くっついてサポートという気持ちが大きかったです。(二人でチームをまとめるうえで学んだことは)話し合いで自分の思いを伝えることも大切だし、聞くことも大切ということ。最初は私たちもできていなかったですけどだんだんチームができていく中で二人もできてきたのかなと思います。(王座に向けて)選手として明治の代表になります」

榎本麻那(営3=明大中野八王子)
「点数だけで見たらいつも通りというか、ここ最近の調子のまま。エンドごとの上下というか点数差は厳しかった。そこが課題。一応王座は決まっているが、午前女子で、午後男子で一日中明治が試合だったので、いい流れで持っていけるようにと思った。すごくよかったと言い切れないが、いい雰囲気を作れた。(王座に向けて)少しずつ練習を始めた。課題があるので、それをつぶしていきたい。みんなうまいのでメンバーとして選手に選ばれたい。これから点取りの期間とかもあるので、伸ばして」

河西
「(試合に出場して)チームは割と安定した成績を残せた。試合に勝って王座に出られて嬉しい。その一方で、個人的にもチーム的にも2年の菊地に頼りすぎているところがあるから、一人の選手に頼りすぎるのは良くないと思う。(今回の成績について)いつもは600点前後なのに、今回はそれにも届かなかった。もっと点数は出せるはずだった。昨日から調子を崩し始めてしまったのがいけなかった。(チームとしては今日に向けてどのような声かけをしたか)他大より選手と応援の一体感があるのが強みなので、選手が主体といった形ではなく、選手が応援に支えてもらっている。(今季の自身を振り返って)今年だけで考えると悔しさの残るシーズンだったが、チームを支えていくことはできたと思う。(次期女子リーダーとしての意気込み)今年のリーグは2・3年が主体だった。チームのメンバーは例年以上にクセが強いので、私が一人で引っ張っていくというより、皆が好きにできるようなチームにしたい。今年のチーム以上に強くなるのはもちろんだが、この代の最後のときに明治新記録を出すのが目標。(王座をかけた男子に一言)いつも通り射ってほしいと思う。(今日を踏まえて王座の戦いは)まだ選手が発表されていないので、まずは自分が選手として出場したい。そして関東代表として出場するので、『さすが明治』と言われるような射形や応援、選手の姿でありたい」

菊地遥(理工2=春日部共栄)
「今日は体調が良くなかったので、600点越えればいいと思ってた。体調が良くなかったので、気分が上がらなくて、それがチームに影響を出していたら申し訳ないと思った。明学は強いので、どっちかっていうと早稲田戦のような気持ちで挑んだ。調整も70mじゃないので。(70mの練習)ゴールデンウィーク中はあまりできてなくて、土曜練でしかできてない。私は家も遠くて、70mは時間割的にも厳しい。50mと点数が同じと言われているので、50mの点数ともう少し近づけられたらいい。(王座)とりあえず選手にならないと何にもならない。選手になって、きちんと明治の選手として責任を果たしたい。なれなくても選手が気持ちよく打てるように、補佐的なことをしっかりやりたい」

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