
序盤からシュート決まらず5敗目 反撃も不発に終わる/関東学生春季1部リーグ戦
筑波の1・5ディフェンスに終始苦戦した。「点が取れなさすぎ」(松本勇監督)と前半、後半ともに最初の得点は7分過ぎ。ここまでロングシュートが光った吉野も厚いマークにゴールの山を築けなかった。カットインが得意の田中周平(商4=長崎日大)が高いディフェンスを切り崩そうとするもうまく対応された。
反撃の糸口を生かせなかった。前半8分、1・5ディフェンスでペースを握られるとたまらず松本監督がタイムアウト。すると再開後、前半10分に池田稔主将(農4=藤代紫水)、糸泰裕(営3=氷見)がパスカットから点を決めて盛り返した。ペースをつかんだかに見えたがその後すぐに点を取り返され、終わってみれば一回もリードすることができずに終わった。
快進撃が続く相手と対戦する。同じ日に早大を倒した東海大は全勝。再びロングシュート泣かせのディフェンスをする可能性がある。まずは守って速攻の形を作りたい。
[吉田周平]
試合後のコメント
松本監督
「点が取れなさすぎ。後半は樹(吉野)が全然取れなくて、マークが厚くなったときにサイドとか他で点を取れないと駄目だけど取れなかった。速攻もあんまり出なかったしね。逆に筑波大に速攻で取られてしまった。後半の序盤に点が取れなかったのは、セット(オフェンス)の力はあんなものってこと。樹へのマークは厚くなっていたし、上に強いディフェンスということはポストが空くはず。そういうときにダブルに入ったりとか、うまくポストが機能しないと。ポストやサイドで点が取れるようになればディフェンスも低くなるし、そうすれば上から打てる。1―5ディフェンスはサイドがポイントになるけど、サイドで取れなかった。あのディフェ ンスでサイドが取れなかったら駄目だよね。今日は点を取れるところが出てこなかった。22、23点がくらいの得点では駄目。いい勝負ができるようになるのは29、30点くらい取れてから。今日はキーパーも含めて、ディフェンスが向こうの方が上だった。速攻が出ないのは、ディフェンスで前に出ていればその勢いで速攻に出られるが、今日はディフェンスが引き気味だから押し込まれてしまって速攻につなげなかった。もっとがつがつディフェンスしないと。キーパーも良くないけど、相手に楽に打たせてしまっているというのもある。チーム事情は苦しい。1年生はよくやっていると思うけど。今年は得点力がないから、シュートチャンスでの確率を上げないと。セットでの確率もそうだし。得点力が本当にない。だから速攻でもっと取りたい。そのためには攻撃的なディフェンスをやらないと駄目」
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