
(4)「最後は笑って卒業したい」BKリーダー・川田修司
第4回はBKリーダーに就任した川田修司(情コミ4=桐蔭)。持ち前の明るさでチームの士気を高めるCTBに今季の意気込みを伺った。
――BKリーダーになった経緯は
僕もキャプテンの中村に言われたので細かい経緯は分からないけど、多分2年生の頃から出ていてコミュニケーションを取れているというところ、首脳陣がやりたいことを理解しているというところを評価されてなったのかなと思う。あんまり実感はなかったけど、2年生から出ているということで何かしらのリーダーには就くかなとは少し思っていた。
――BKリーダーとして意識していることはなんですか
リーダーとしてチームをまとめないといけないので、まだ足りないとは思うけど声出しとかを意識して、みんなの意見やコーチの話も聞きながらまとめてやっていこうとはしている。
――BKリーダーとしてこういうチームにしたいと心がけていることは
今までの明治は最後のところでディフェンスが崩れてしまって、良いアタックはできていたけどチームの土台がちゃんとできていなかった。今年は春から土台作り、基本を徹底してやることで秋につながってくると思うので、ミスとかをしたときも基礎がちゃんとしていれば初心に返れると思うのでそこを徹底してやっています。
――リーダー陣のまとまりは
今年はリーダー同士でも意見も言い合えて、よくミーティングもしているのですごく良い関係だと思っています。週1回ミーティングがあって、他に話したいことがあれば「この時間に集まろう」という感じで集まって話している。今年はよく集まってすごく話すのでいつもの年より意見を言い合えていると思う。
――今年のBKはどんなチームだと思いますか
田村とか梶村とか良いアタックをできる選手も多くて、BKでも取りきれるチームだと思う。
――チームとしての課題はなんですか
今年は、春の内は順目にアタックできるようにフィットネスとかを徹底するということと、コミュニケーションのところを徹底してやる。土台のところを意識してやっている。基本のところを徹底してやっていくことで秋につながると思うので、ミスに対して厳しくやっていきたい。これはこの1年間通して言えることだと思う。それができていないと次のステップには進めない。
――去年を振り返って
去年はケガ続きだった。春に半月板の手術をして、復帰してもまた痛めて、最後の大東大戦で肩鎖関節をやって。今年は最後の学年として、学生として最後なので今年はレギュラーとして出続けて、帝京大を倒して優勝したい。
――そのケガの調子は
オフ期間で結構休めたが、今のところ順調です。
――今季の個人的な目標は
尾又とか良いアタックをできる選手に比べて僕はまだ劣っていると思うので、そこをしっかりやりたい。そして僕の強みであるディフェンスはそのまま伸ばしていきたい。
――最上級生として
チームを引っ張っていかなければいけない立場なので、みんなをまとめていきたい。キャプテン、バイスキャプテンといる中で、上手くサポートできるようにしていきたい。
――今年のカラーは
普段はちゃらんぽらんなやつも多いけど、練習に対してはみんなすごく真面目で、いいチームになると思う。
――今年のチームの上下関係は
上下関係はなくして、練習のときも下級生でもやりやすいようにしている。僕も下級生のときから上のチームでやらせてもらっていたが、少しやりづらいというか遠慮してしまっていた。そういうのをなくすように、僕は上級生として下級生にもっと入りやすい環境を提供できるよう声掛けとかを意識している。まずは4年生がしっかりやらないと下級生もついてこないと思うので、下級生ともしっかりコミュニケーションを取るように意識している。
――部の仲はどうですか
結構いいんじゃないですかね。僕が1年生のときは、1年生は他の部屋に行ってはいけないとかあったが、今はそんなの全然ない。自由なところを作りつつも、礼儀とかは徹底しなければいけない。そこは難しいところだと思う。
――今年のイチオシ選手は
僕的にはみんなイチオシ。去年は下のチームにいたけど上に上がってきた選手もいるし、毎年出ている選手もいるし。僕の中ではみんなに期待している。だからこそ、僕も危機感がある。下級生がどんどん上がってきているので、僕もリーダーだからって絶対に出られるわけではないので競い合っていかなければいけない。頑張っていかないといけない。
――最後に意気込みを教えてください
基礎を徹底して、最後良い形で優勝を成し遂げられれば良いと思う。目標はもちろん日本一。帝京大を倒して最後は笑って卒業したい。
――ありがとうございました
◆川田修司(かわだ・しゅうじ)情コミ4 桐蔭学園高出 174cm・82㎏
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