男女共に好成績! ルーキーが鮮烈デビュー/東日本学生グループ選手権

2015.04.27
男女共に好成績! ルーキーが鮮烈デビュー/東日本学生グループ選手権

 体操シーズン開幕戦で好スタートを切った。2015年シーズン開幕戦東日本学生グループ選手権が行われ男子団体が優勝、女子団体が2位と好成績を収めた。男子はエース・石井心健(政経3=藤井)を中心に全員まとまった演技で得点を重ねた。女子部はルーキーの網中萌華(商1=埼玉栄)が49.600点で個人総合3位になるなど今年入部したルーキー4人が鮮烈なデビューを果たした。
 
[男子団体]
 「例年よりも仕上がっていてチームの雰囲気が良い」(桑原嘉唯主将・商4=静岡学園)。初出場となった今大会では石井が82.700点でチームを引っ張り、「昨年よりも小さいミスを修正できるようになった」と古谷安寿賀(営2=鯖江)が自身の成長を実感する80.300点を記録するなど個々の活躍が目立った。小さなミスはあったものの全体的にまとまった演技を見せ400.700点で優勝。東日本インカレへ弾みをつける大会になった。
 期待通りの動きを見せた。ルーキーの大谷陸人(営1=常磐大)はつり輪でチーム1位の14.200点をたたき出すなど80.000点でチーム3位の成績を残した。大谷は昨年インターハイ決勝で種目別つり輪6位の実績を持っている。今大会では跳馬で昨年から練習しているドリッグスに挑戦するなど新しいことにも果敢に挑んだ。「彼に期待しているものはもっと上」と松尾覚監督の期待値も大きい。「体力不足と着地が乱れやすいことが反省点」と自己分析もできており東日本インカレでの活躍も期待される注目選手だ。
 

[女子団体]
 ルーキーが躍動した。今大会工藤未央(政経1=常盤木学園)、石井ひな子(文1=常盤木学園)、網中、藤倉朱里(政経1=都立駒場)の4人が団体メンバーに名を連ね大学デビューを迎えた。最初の跳馬では石井が「いつも通り飛べた」と13.300点の高得点をたたき出し種目別で2位。網中が「思っていたよりもミスなくできた」と得意の段違い平行棒で3位、個人総合でも3位になり団体2位に大きく貢献した。「4年生3年生に影響を与えるような演技ができていた」と岡部紗季子コーチもルーキーの演技を絶賛した。

 
 「男女共にとても良い試合でした」と松尾覚監督は総括する。次戦の東日本インカレは、男子部は昨年インカレ出場を決めたものの過去最低の13位。女子部も昨年全日本インカレ出場権を逃し悔し涙を飲んだ大会だ。「もっと細かいところまでこだわって明治らしく楽しくやりたい」(桑原主将)。男女共にインカレ出場へ、幸先良いスタートを切った体操部が東日本インカレでも上位にくい込む。