
2年連続の男子総合V/東京六大学春季対抗戦
2年連続で男子総合優勝を果たした。平泳ぎ3冠を達成した後藤滉平(政経2=筑陽学園)らの活躍で計10種目を制覇。最後は早大に47点差をつける圧巻の優勝だった。女子は総合4位に終わったが、最終種目の400mリレーで優勝し底力を見せた。また、平井彬嗣(政経4=市立船橋)と樋口恵夢(情コミ1=市川学園)が男女の優秀選手賞を受賞した。
好スタートを切り波に乗った。最初の400mメドレーリレーで早大を破る大会新で優勝。日本代表2人を擁し昨年のインカレを制している強敵だったが、1泳の工藤優介(政経4=桐蔭学園)がリードを奪うと、最後は丸山徹(営2=春日部共栄)が0秒40の差で逃げ切った。「ここで勝ったので絶対にいけると思った」(森谷駿主将・法4=名古屋)とこの勝利でチームは勢いづいた。その後も平井彬ら実力者が着実に泳ぎ、総合得点に貢献。後藤は平泳ぎ3冠、工藤も背泳ぎ2冠で好調ぶりを示した。
大逆転劇で大会を締めくくった。明大の優勝が決まった中で迎えた最終種目の400mリレー。アンカーの松元克央(政経1=千葉商科大付)に引き継がれるまで早大に約1秒差をつけられる苦しい展開だったが、ルーキーは勢いよく飛び出すと残り25mで逆転した。明大の応援席はこの日一番の大盛り上がり。ライバルに完勝し、最高の形で大会を終えた。
実績あるルーキーも加入し、9月のインカレでは優勝候補に挙げられている明大。今大会でレギュラー選手も決まり、今後は出場種目に専念して練習を行う予定だ。「インカレに向けて弾みがついた」と森谷主将は笑顔を見せる。悲願達成へ向け、新チーム最高の船出となった。
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