
好調維持し神大下す 開幕3連勝で首位浮上!/関東大学1部リーグ戦
ここまで2試合4失点と昨季リーグ最少失点の堅守は鳴りを潜めており、無失点での勝利を選手たちも求めていた。後半24分にPA内で相手に間接FKを与え、結果としてオウンゴールで失点するという形になったが「今日の1点は事故ですしそういう意味では0に等しいサッカーだった」(栗田大輔監督)と失点は不運としか言いようのないもの。流れの中から崩されての失点はなく、組織的な守備の質は高まっている。
開幕3連勝で首位に立った。「内容がかなり良いというわけではない」(藤本)がその分結果を追い求めた上での好成績だ。「ここ3試合苦しい試合が続いている中、今は最後には勝てている」(和泉)と試合展開として納得のいく形にはなっていないが、その中でも勝ち切る強さを今季の明大は持っている。次節は中2日での試合と連戦が続く。相手は昨年度夏冬のインカレ王者である流経大。厳しい戦いとなることが予想されるが「この3連戦でどれだけ勝ち点積めるかが勝負」(小池)と重要な一戦だ。好調なチーム状態を維持し、3連戦の最後を勝利で締める。
[谷澤優佳]
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試合後のコメント
栗田監督
「3連勝できましたしこれで首位に立ったので良かった。今日のポイントは風だったので、前半は風上の中でみんなゴールから本質的に動いてくれましたし、ゴールに対して貪欲に動いてくれたので背後がよくとれた。(後半の守備は)風下だったのでどうしても耐えるようなサッカーになった。その中でも選手たちがよく頑張ってラインを止めて落ち着いてやってくれたと思う。(まだ無失点での勝利がないが)勝ててることが全てなので、選手たちも当然に失点の数を減らそうと、今日の1点は事故ですしそういう意味では0に等しいサッカーだったんじゃないかと思う。(次節は)非常に流経は強いですしタフなゲームになると思うんですけど、明治らしいサッカーでなんとか勝ってつなげたいと思う。とにかく勝ってこのいい状態を継続したい」
和泉
「最初風向きを取ることができていい感じで試合を進めることができた。3点目が取れていたら試合は楽になったとは思うけれど、苦しい試合だったけれどもしっかり勝てたのは良かった。ゴールシーンは、もともとヘディング裏狙っていたので、そこにいい形で流してくれたし、シュートの部分も落ち着いてやることができた。チャンスの量も少なかったし、相手がロングボール多用してくる中で距離縮めたりもうちょっと下でやれてれば良かったなと思う。後半に苦しい時間が増えるのは分かっていたので、耐えて3点目取りに行こうって話をしていたけれど、1点取られてさらに苦しくなったけれど、それを割り切ってやろうってことで勝ち切れたのは良かった。ここ3試合苦しい試合が続いている中、いまは最後には勝てている。今のチームはこういう試合でも勝ち切る力があるって証明だと思う。本当は無失点がいいけれども、そこに執着して勝てなくなってもしょうがない。まずは勝つことが大事なので」
小池
「(今日の試合を振り返って)3戦目ということで、勝つことが大事だった。勝てたことは良かったが失点というものが付いてきているので、やっぱりそこは改善しないといけないところだと思っている。(風も強かったが)前半と後半で戦い方を変えるということはチームでも話していて、割り切ったプレーであったり守備で体を張るということに関して、全体的にはできていたと思う。(次節も中2日で流経大戦となるが)この3連戦でどれだけ勝ち点積めるかが勝負だし、分岐点になると思う。内容も大事だがやっぱり一番結果にこだわってやっていきたい。ここで開幕から3連勝できたことはチームとしても大きいし、ここからサッカーの質をさらに上げていくことで負けないチームになるのかなと思う」
差波優人(商4=青森山田)
「まずは勝てて良かった。まず勝たなきゃ話にならない。竜司に佳希と決めるべき人が決めてくれた。いろんな条件があって難しい試合になるのは分かっていた。そこを割り切ってやるのを徹底できたのが勝利につながったんだと思う。セットプレーに関してもチームが始まったばかりでうまくいかないのは分かっている。試合のワンシーンワンシーンで負けたことにいちいち反応しないってのができている。山越がいたらいたでチームにとってはプラスになるけど、この2試合、工藤に佑平と代わりに出てくれてる人が勝利に貢献してくれている。次の試合も特にやることは変わらない。中2日だけど、睡眠だったりそういうのを個人がちゃんとやっていけば平気だと思う」
藤本
「(チームとしてのまとまりはでてきたか)まとまってはいると思うが、内容がかなりいいというわけではない。今日だったら風上になったときに点を取らなきゃいけないという共通意識があったし、逆に後半は押し込まれてしまうという想定はできていたので、そういうことを全体で理解できていたのは良かったと思う。(3連勝となったが)今日の失点みたいなこともあるので、それまでに2点取れていたことは大きかった。2―1にされても踏ん張れたことはチームの強さだと思う。1点差ゲームでも勝ち切れたことは非常に良かった。(単独の首位に立ったが)今の時点での順位はあまり気にしていないが、最終的に1位になるには勝ち続けないといけない。シーズン通してうまくいかない時もあると思うので、ここ3戦接戦を物にできていることはかなり大きい。勝てばいいかなというメンタルの奴も多い、失点してもその試合中はどうしようもないので。とりあえず試合中は勝つことだけを考えてやっている。失点しちゃったみたいにならないし、その分取って勝てばいいだろみたいな、別に今勝っているし問題ないみたいな感じ。(得点シーンは)横パス入って海(柴戸)が裏に蹴ると思ったので、動き出していてオフサイドにならないようにしていたら、竜司(和泉)の1点目もそうだったが、相手はカバーの意識が薄くて1人でゾーンを守っている感じだったので、1人目の頭を越せばいけるとおもった。ラインも高かったので、あれはイメージ通りだった」
小出
「前回の試合と同様に厳しい戦いの中で勝ち点3をもぎ取ることができて本当によかった。(守備の意識は)前半も後半も風があって相手も割り切って蹴ってきてたのでその部分で割り切ってCBの小池佑平くんと俺らCBがしっかり守って0で抑えようという気持ちでやっていた。失点は事故みたいな感じで入っちゃったんですけど良かった。前半終わったあとから後半は守備の時間が長くなると思うからそこはいらいらせずに守り抜こうみたいな話をした。その通りになって全員ストレスなく乗り切ることができた。(3連勝で首位に立ったが)3連勝ということでチームとしても勢いに乗れると思うので、あとはまだ無失点で試合を終われてないので次の流経戦であったりは気合入れてまたみんなで守備やって無失点で勝てるようにしていきたい。(次節流経大戦に向けて)流経はうまい選手もいるんですけどフィジカルが強い選手が多いので、そこはCBとしてしっかり体張って負けないように守っていきたいと思う。しっかり体張って無失点で勝利できるように今日からいい準備をして試合の日を迎えたい」
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