
ゴールラッシュで連覇へ好発進! 公式戦デビューのルーキーも活躍/関東大学選手権
王者の貫禄を見せつけた。FW大椋舞人(法4=白樺学園)の先制点を皮切りに得点を量産、そしてパックを終始キープ。シュート数も相手は8に対し、明大は3桁に乗せ111。圧倒的な攻撃力の差を見せつけた。シュートチャンスもほとんど与えなかった。しかし、その快勝を果たした中でも「決定力を上げなくてはいけない」(大椋)と試合後の表情に緩みはなかった。
公式戦デビューを果たしたルーキーが数多くのゴールを奪った。中でも最多4得点を奪ったのがFW松本昴大(商1=北海道清水)。開始8分時には相手GKがはじいたこぼれ球をすかさず拾いゴールに叩き込み早々に初ゴールを奪うと、その後も順調に得点を積み重ねた。数多くのアシストも決め「先輩とのコンビネーションもうまくいった」と充実の表情を見せた。他にもDF永井潤(文1=駒大苫小牧)、DF相馬秀斗(法1=北海)がDFながら初ゴールを決め、存在感を見せた。今後の下級生の活躍に期待が懸かる。
新主将・大津晃介(法4=日光明峰)のもとに新たなスタートを切った明大アイスホッケー部。23点もの得点を決め、3冠に向けて最高の船出となった。「必ず優勝してこの大会を終わらせる」(大津)ときっぱり。次の対戦相手はリーグ戦でもAグループに属する日大。順調な滑り出しを見せたとはいえ油断は禁物だが、連覇を狙うチームに慢心はない。
[島村昭二]
試合後のコメント
間中朗監督
「ある意味難しい試合で、選手が合宿からやってきたことをどれだけ出せるかというところを考えて試合に臨みました。今年は昨年より良いチームに、ということでパス、レシーブのスピードや精度という部分をすごく気をつけてやっています。今日に関しては、まずまず。もっとやってもらわないと困りますね。もっともっとできるので、次の試合ではさらに上のレベルでやってほしいと思います。23点は取りましたが、まだまだですね(笑)取れる選手がまだ取れなかったですし、収穫よりは課題が多かったです。練習通りのプレーが出来れば、優勝は見えてくると思います。あとは、うまくいかなかった時にチーム一体となって出来るかというところです」
大津
「この明治大学アイスホッケー部で今シーズン初試合だったので、とにかく自分たちのアイスホッケーをしようという気持ちで挑みました。1年生もフレッシュで自分たちをしっかり出してホッケーできているので、今日の試合は次の試合に生かせる試合ができたと思います。今年は4年生が濃くて、その4年生が一人一人、いい味を出してくれています。チームをしっかり見てくれて、後輩にも良い影響が出ています。とても頼もしくて、うれしいです。ここを勝たなかったら3冠の目標も消えてしまいますし、勝つため何ができるかをしっかり見直します。今の明治は選手層の厚いチームなので、そういった中でお互い切磋琢磨(せっさたくま)して、必ず優勝してこの大会を終えたいと思います」
大椋
「今日はチャンスがたくさんあった中でそれほど決められなかったので、もっと決定力を上げるというところが反省点です。今のままでは、優勝はできないと思っています。反則も多くなってくると思うので、パワープレーなどを中心に練習していきたいです。あとは決定力ですね。今日もチャンスがあった中で決めきれない場面がみんなあったので。そういった部分を修正していけば、優勝につながっていくと思います。個人としてはチームを助けるために得点して、守りでも貢献していきたいです。チームとしては失点ゼロ、反則ゼロというところを気にしているので、みんながチームの為に自分を犠牲にすることができれば優勝が近づくと思います」
永井遼
「シーズン最初の公式戦ということで、1年生も初めての試合で、初ゴールを決めた人が多かったので良かったと思います。昨年3冠をしているということで、チームとしてのプレッシャーも大きいですし、やはり大津が一番プレッシャーを感じでいると思います。キャプテンとしても大変だと思うので、そこを支えていける役割を僕と大椋でできればと考えています。1年生は府中(祐也・商1=武修館)とか松本に特に期待していて、得点センスもすごくあると思います。その1年生の力をも引き出せるように心がけてプレーします。3冠を達成するには明治の攻撃力と勢いをどの試合にも出せるように力を出していければいいと思います。春は間違いなく優勝すると思うので、チーム全体で高めていければいいなと思います。試合を重ねるごとに成長できるようなチームにしていきたいです。個人としては得点王ベスト6に入れるよう頑張ります」
松本
「1年生で初めての試合だったんですけど、先輩が自分に合わせてくれたという所もありました。1年生なので一所懸命プレーをしようと思いました。今回は自分のプレーもでき、先輩とのコンビネーションはまだまだできるところもあると思いますが、よかったと思います。先輩ということもあって、躊躇(ちゅうちょ)する場面もあったので、頑張って自分がいけるところがもっと頑張りたいと思います。3冠狙うためにはまずこの大会優勝しなくちゃいけなので、優勝に貢献できるように頑張っていきたいと思います」
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