
後半粘るも法大に1点差で敗れる/関東学生春季1部リーグ戦
前半の立ち上がりは吉野が見せた。3連続でゴールをものにし、存在感をアピール。これで流れを引き寄せたように見えたが、前日の早大戦で10点差をつけて勝利した法大の活気があふれるプレーに圧倒される。差をつけるどころか10―11でリードされて前半を終えた。
1点ビハインドで迎えた後半はシュートを決め切れない場面が続く。守りも前半より精彩を欠き始めた。「自分から先手を取れるディフェンスをするように言ったがうまくいっていなかった」と松本勇監督。プレッシャーを与えられず、相手の思い切りの良さに付いていかなかった。その後は何度もゴールを阻止するものの、チャンスを生かせず差を縮められなかった。
そんな中でもルーキーが流れを変えるプレーを見せた。後半14分、宮崎大樹(営1=法政二)が相手の退場を誘い反撃の糸口をつかんだ。「何とかしなければと思っていた」と宮崎。順大戦に続きこの日もルーキーが活躍した。「1年生だからできることもあると思うので、それだけしっかりやって上級生を下から支えてあげればいいと思う」(宮崎)。この活躍がチームに刺激を与えている。
「1点差で負けるというのは本当に駄目。1点差で負ける試合は1本の重みを痛感する」と池田主将。次の相手は速攻を武器とする日体大。これまで接戦の試合が多く日体大戦でも接戦が予想される。ポジションの戻りを意識して守り抜く戦いを見せたい。
[吉田周平]
試合後のコメント
松本監督
「23点ではなかなか厳しい。もっと守らないといけない。順大戦より速攻での点数が少なかった。オフェンスで点取れないならディフェンスで何とかしないと駄目。オフェンスのメンバーは1年生が2人、後半は3人入っている。1年生は昨年まで高校生だったけれども十分やってくれていた。他の3年生含めて頑張ってくれないと。得点力がずっとやっていてない。一人にシュートを集めるのではなく他でもう少し点が入るようにしないとなかなか伸びないからその分しっかり守って速攻に出るようにしたい。でも思うようにいっていない。これからはディフェンスがやはり課題だから昨日今日とやってみて全般的にスタートもそうだが受け身になっている。もう少し練習の中でプレッシャーを与えて攻めの連想をしていかないとミスを誘うことや速攻につながることが少なくなる。昨日も受けになって30点取られているから自分から先手を取れるディフェンスをするように言ったがうまくいっていなかった。あと1年生使ったが退場が多かった。2、3年生に頑張ってもらうしかない」
池田主将
「1点差で負けるというのは本当に駄目。1点差で負ける試合は1本の重みを痛感する。一つ一つを大事にしていかないと。ルーズボールの一つにしたって、相手に取られたり、そういうときに体を張ってやらないといけないし、1点を取ることにもっと執着してやっていかなければいけないと思う。(来週の日体大戦は)ディフェンスの最後のシューターに対して当たれてなかったので、しっかりと当たってキーパーに取らせたり打たせなかったりしないといけない。あと日体大は速攻で来るので戻りをきちんとやって、速攻をしっかり止めたい。今日は負けてしまったけど、切り替えて来週も頑張る」
宮崎
「みんな結構頑張っていて1年生からしてミスをして足を引っ張ってしまって、3年生に頼りっ放しのところがあった。ディフェンスはやらないのでオフェンスでしっかり樹さん(吉野)とやっていけたら良いと思ったが、それがうまくできなかったので次は1点差で勝てるような試合をしたい。修正点はディフェンスの安定性とノーマークのシュートの安定性。(後半16分から点がお互い入らない展開が続くが)1点にこだわるというところで相手に気持ちの面で負けていたところがあるので軽いプレーはしっかり排除して1点1点にこだわって試合の流れをつくっていきたいと思う。1年生から3人出場したが、1年生だから何していいとかミスしていいというのはないと思う。1年生だからできることもあると思うので、それだけしっかりやって上級生を下から支えてあげればいいと思う。(後半14分のことに関して)取りあえず時間使って流れを切らなければと思って。そんなに自分はうまくないので何にも言えないが何とかしなければと思っていた」
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