小日向 連覇ならず3位/日本選手権

2015.04.11
 小日向一輝(商3=千葉商科大付)が200m平泳ぎで大会連覇を狙ったが、自己ベストに届かず3位に終わった。これで世界選手権の代表入りはなくなった。この日の入賞は小日向のみだったが、100m自由形の丸山徹(営2=春日部共栄)や1500m自由形の平井彬嗣(政経4=市立船橋)らが予選、準決勝を通過し12日の決勝に進んだ。

 小日向 連覇ならず3位
 完敗だった。前回覇者として臨んだが、レースは小関(ミキハウス)が終盤まで世界記録を上回るペースで泳ぐ独擅場(どくせんじょう)に。小日向も残り50mで6番手から順位を上げたが、最後はロンドン五輪銅メダルの立石(ミキハウス)を0秒23の差で捉えきれなかった。タイムも自己ベストから約0秒3遅れた。
 「自分の甘さが全て出た」と反省した。スタートで飛び込んだ際にゴーグルに水が入り、周りが見えない状況だった。また、好調の小関や立石ら実力者がそろうレースで「勝たなきゃというより勝てればという思いだった」と振り返った。
 2年連続の代表入りとはならなかったが、4位に入った100mと合わせてユニバーシアード代表への選出は濃厚。「世界選手権に負けないタイムで泳ぎたい」と意気込む。最終目標のリオ五輪へ向け、この敗戦を糧にさらなる飛躍を誓う。

 平井彬 トップで決勝へ
 1500m自由形で2年ぶりの優勝を狙う平井彬は、15分09秒44で予選1位通過。「97%ぐらい」という泳ぎで2位に約11秒もの大差をつけた。昨年は4位に終わっているだけに、今回に懸ける思いは強い。「先生から14分45秒は出せると言われている。早くその世界を体験したい」と自信を見せた。

[坂本寛人]