
高山が110mHで初優勝 保坂も順調な滑り出し
高山はシーズン最初のレースを初優勝で飾った。追い風2.6mではあるものの、自己ベストの13秒95に迫る13秒98と好タイム。テンポよく駆け抜け、文句なしの1位だった。それでも「ちゃんと走れている感覚はなかった」と満足はしていない。繰り返しハードルに足が当たってしまったことを悔いた。調子は上がってきている。次の目標は5月の関東学生対校選手権。「今年は決勝に行きたい」と意気込みを語った。日本選手権の出場経験もある高山。上級生として迎える今シーズンで結果が残せるか、注目だ。
今シーズンを上々の滑り出しを見せた。保坂が今大会マークしていた選手は自身より持ちタイムが速い出口(早大)。昨年の関東学生対校選手権800mでは出口が3位で保坂が8位と3秒差で負けていた。距離こそ違うものの約2秒の差をつけ雪辱を果たした。昨年は期待されながら思うような結果を出せず、悔しい思いをした保坂。今年は結果を残すことを誓い、それにふさわしい走りを見せた。しかし、本当の戦いは1カ月後に控える関東学生対校選手権。「しっかり状態をつくって走りたい」と闘志を燃やす。

1500mで2位となった保坂
[辻成美・渡辺由理佳]
試合後のコメント
保坂
「レースプランは、山本(豪)コーチからラスト500mまでは前に出ないで様子をしっかり見ろと言われていたし、最初の入りも引っ張った人のペースが遅かったので、ラスト勝負に向けて位置取りを考えながら走っていたが、最後の200mで内側に入っちゃったのが今日の駄目だったところ。マークしていた選手は、早大の池山さんと出口さんの2人。持ちタイムが49秒台と50秒台で自分の持ちタイムより速いのもあるし、先週の春季のオープン戦を走っていたので状態がいいのかなと思ったことと、出口さんに関しては、去年関カレで一緒に走っているので、負けたくないなと思っていた。1位の子は一つ下の子だから、大丈夫かと思っていたが、最後抜かれてしまった。次は東京都選手権があるので、800mに向けた練習をしたい。関カレに向けると、800mはそこだけだからしっかり状態をつくって走りたい」
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