(2)ベストイレブン対談/関東大学前期リーグ戦事前取材

2015.04.01
(2)ベストイレブン対談/関東大学前期リーグ戦事前取材

 4月4日に迫った関東大学リーグ開幕。今日3月31日から4月2日まで、2人の副将、昨年度の関東リーグベストイレブン、主将と監督という3組の対談をお届けします。リーグ開幕前日である4月3日には瓦版を更新する予定です。現在のチーム状況や今季に懸ける思いを語ってもらいました。
 第2回は昨年度関東大学1部リーグ戦ベストイレブンに選出された4人の対談です。

――今春、チームとしてどのようなことに取り組んできましたか。
藤本
 つながりというのをチームとして意識して、攻撃も守備も全員でつながるというテーマで春からやってきました。攻撃だったらボール無い時に関わったりだとか、自分がボールもらった時に他の選手と連携したり。守備だったら一人がボールホルダーにアップをしてそれに対して周りの選手が連動していくということを去年からやってきたんですけど、徹底して今年もやっています。

――昨年は惜しくもタイトルを逃したが今年は。
髙橋
 今年は去年から出ていたメンバーが多くて、そういう意味でも絶対リーグ戦とか優勝しないといけないと思うし、全てのタイトルを取るつもりでやっています。
山越 当たり前なんですけど、先を見ずに一戦一戦しっかり目の前の戦いに集中して戦っていくことが大事だなと思います。

――今年のチームの売りは何かありますか。
髙橋
 サッカーで言ったら一人一人みんな能力が高くてお互いその目標に向かって言い合えるじゃないですけど、そういうところが今年のチームだと思います。
差波 練習去年よりばちばち激しくやれてるよね。去年もやってたっけ。去年も俺らが多かったからね、あんま変わんないか。
山越 あんまり変わらない感じがする。
差波 だけどより一層俺らが4年になってから責任感というところでは去年よりはもっと増してると思うし、特に僕らみたいに去年出ていた選手たちが常に責任感を持ちながらやらなきゃいけない立場にある。その分練習に対する取り組みというのは、去年よりかは全然上がっているのかなと思います。
髙橋 普段は一緒にいないけどサッカーの時になったらつながるというか。一つにものに向かえる、みんなサッカーが好きです。
差波 そうだね、サッカー小僧だね。

――昨年との違いはありますか。
髙橋
 サッカーだったら去年よりも全てにおいてのプレーの質を高めるというのはやっていて、去年はやっぱりリーグ戦あと一歩というところで届かなかったので、去年のままじゃ優勝できないと思いますしそういうのを考えて今年はプレーの質というのを一人一人が追求してるという感じです。

――昨年の4年生に言われたことは何かありますか。
山越
 特にはない。優勝してくれとか頑張ってくれみたいな。
差波 インカレとかはね、来年頼むぞみたいな。変な負け方したから…。
山越 そういう先輩たちの思いも背負って頑張りたいと思います。
藤本 去年の悔しさを知っているメンバーがいっぱいいるのは出ていた分みんないいと思いますけど、それをどう生かすかかなと思います。

――足りないと感じているところはどこですか。
山越
 自分的にはやっぱり気持ちの面で勝ちへの執念とか勝ちたいという気持ちが足りなかったのかなというふうには感じました。
藤本 リーグ戦で言えば去年得失点で専修に負けたので単純に得点が専修より劣っていたからリーグ取れなかったので、それだけ見ればやっぱり決定力というのは上げていかないと。前線の選手誰でも点が取れるような感じにならないと結構きついのかなとは去年思いました。

――春合宿で中心的にやってきたことは。
差波
 ばちばちやるってよりかは、
山越 守備の確認とか、攻撃の確認だとか。
藤本 全日本組が途中で合流して全員そろってやるゲームが合宿最終日のアスルクラロ沼津との試合だったので、そこでいいイメージでいけないとリーグ戦きついかなと思っていたんですけど、課題もありましたけどチームとしてはすごくいいゲームができたのでよかったんじゃないかなと思います。
山越 攻撃がいつもは単発だったんですけど、何人かで連動して動きだしていたりというのが攻撃の面ではできていたので、そういったところは良かったのかなと。
藤本 春からやってきた成果が出ているのかな。
山越 いつもの開幕前と比べて精度や質というのが高まっているのかなと感じました。
藤本 沼津戦だけしかメンバー全員いた状態でやってないもんね。
差波 だからその試合で勝てたことがまずよかったと思うし。
藤本 やれるっていうのは思ったよね。
差波 手応えもあったし。久しぶりに練習試合やった割には連携もうまくいってたし、場所は違えどやることをやっているなというのはすごく感じました。リーグ戦前いい形で入れるゲームになれたかなとは思います。
髙橋 1失点してしまったので守備の連携のところは課題だというふうに感じました。あとはやっぱり全日本選抜とかでそろわなかったのでうまくいかないのは当たり前という考え方なので、ここから少しずつですけどいい状態にできていければなと思います。
藤本 合宿のテーマが一体感だったので、合宿中にも高校生を指導するような機会があって富士市立高校さんの指導を僕たちがやるということをして、みんなすごく一生懸命やったのでそういう意味でも一体感というのは合宿で少し得られたかなとは思います。でも勝っていかないとやっぱり一体感と言っても駄目だと思うので、チームがリーグ戦で勝っていく中で生まれていくと思うので試合に出る人は責任持ってやらないといけないなと思います。

――4年生としてどういった形でチームに関わっていきたいか。
山越
 自分は言葉でまとめるとかそういうキャラじゃないし、やっぱり試合に出てプレーでチームを引っ張っていくというかそういう存在でありたいなと思います。
差波 サッカーの面でチームが勝つために戦うというか、チームのためにそういうところで貢献していけたらいいかなと思う。むしろそこで僕が試合に出てる以上はチームを勝たせなければ駄目だと思うしそういうところで勝たせられる選手になることが貢献できることの一つかなと思います。
髙橋 試合に出てる以上部の代表としての責任もありますし、試合に出ているからチームを勝たせられるような存在になりたいというか、勝たせられるようにしたいですね。
藤本 去年とか結構自由にプレーを4年生にやらせてもらっていたので、でも今年はそれだけではだめだと思うので4年生なのでチームのことを考えて、よく三浦さん(コーチ)もフォアザチームって言うんですけど、チームのために自分の行動を選択していきたいなと思います。プレー面とか、まあ…。
山越 得点王やろ。それしかないやろ。
藤本 それしかないっす。
山越 お前が決めれば勝てるんだよ。(笑)
髙橋 得点王とアシスト王とか…。
差波 そうだよ、得点王とアシスト王取れば絶対勝てる。
山越 そしたら優勝やな。(笑)
差波 あとは諒と山越がばっちばちに守ってくれれば。
山越 俺も得点決めるわ。
藤本 お前5得点、もうやばすぎやろ。

――ラストイヤーをどういう1年にしていきたいか。
山越 
自分は明治に育ててもらったと思っているので、その恩返しとしてやっぱり優勝というタイトルを最後取って報いをしたいなと思います。
差波 被るんですけど、4年生の最後は優勝して終わりたいし全試合負けたくないし出られる大会には全部出て優勝したいと思っている。それだけのメンツが今年はそろっていると思うので周りからの期待もあるだろうし、そういうものにしっかり応えられるように取り組んでいける1年になれたらいいかなと思います。
藤本 僕も明治のためにやっぱり優勝という結果で栗田さんや三浦さんだったり、今まで指導してくれた人たちに感謝の気持ちを表したいです。試合に出る以上出られない人の気持ちも背負って優勝という結果で感謝の気持ちを表したいと思います。
髙橋 4年目ということで今まで指導してもらったスタッフの方々に感謝の気持ちもありますし、やっぱり最後タイトル、インカレもそうだし大臣杯、リーグ戦も全部タイトル取って最後は明治で過去一番強かった代と言われて卒業したいですね。
差波 そんな代ある?(優勝するとリーグ5年振り、総理大臣杯初、インカレ6年振り)
髙橋 いや、ないっしょ、全部優勝した代。歴史が変わるってことだ。歴史を塗り替えたいです。
藤本 その前にリーグ戦の開幕勝たないと始まらない。
山越 4月4日しか頭にないですから。
藤本 だって開幕戦俺ら勝ったことないやん。俺らが入部してから、ね。
山越 まず本当開幕戦勝たないと。

――初戦は順大だが。
山越
 どこが相手でも初戦っていうのは難しいというのはこの3年間で感じてきましたし、そこで勝たないと勢いに乗れないというのがあるのでやっぱり何としても開幕戦はそこだけ集中して絶対勝ち点3にこだわって戦っていきたいなと思います。
差波 勝てればいいよね、内容とかよりも。
山越 とりあえず勝ちにこだわらないと。
藤本 勝っていけば内容も勝手に良くなるよな、実際。
山越 始まってみないと分からないというかいくら個人が良くてもチームとしてまとまってなければ勝てないと思うので、チームとして一つになって戦いたいなと思います。

――この1年の目標は。
藤本
 リーグ戦優勝。
差波 と?
藤本 いやまあ全部タイトル取りたいけど、どれ一番取りたいかって言ったらリーグ戦じゃない? インカレ?
差波 いや、リーグ戦でしょ。得点王でしょ。
藤本 いや違う、今チームの話だから(笑)。
差波 かっこ、かっこでくくって(笑)。
藤本 僕チームのためにやるんで。
髙橋 お前が得点王取ったら勝てるんだよ。
差波 チームのために点を取ることによって、みたいな感じでしょ。
藤本 いやまあそれはあるけど…リーグ戦優勝で。
山越 自分はすべてのタイトル優勝して、チームが優勝すれば個人も輝くと思うので。まずチームのリーグ戦だったり、総理大臣杯、インカレの3冠が目標です。
差波 同じだわ。
山越 そんなんみんな一緒やろ。
差波 俺も山越と一緒で3冠取りたいですね。
山越 3冠だろ、もう。
藤本 いや俺ら1個もタイトル取ったことないのに3冠とか偉そうに言える?
山越 確かにそうやな。
差波 修正、修正。
山越 とりあえず優勝は目標だけど、みたいな感じだよね。口だけどうとでも言えるから。
差波 先走ってしまうな。
山越 先走らないようなことが大事だから。
髙橋 個人的にはとりあえずリーグ戦優勝して、チームのために10アシストしたいです。
差波 分かった。出られる大会に出れるっていうのいいんじゃん。出なきゃ優勝とかできないじゃん、大臣杯とか。アミノバイタルで負けないこととか。
山越 まあいいじゃん、とりあえず3冠にしとこう。
藤本 とりあえず3冠にしとこう、最大限にしとこう。
差波 すまん、それでいいよ。
藤本 目指すのは自由やし。
山越 取れるかは分からんけど。
藤本 そうやな(笑)。目指すのは自由。
山越 でもリーグが一番取りたいな。
差波 長丁場だから。

――ありがとうございました。

次回は監督・主将対談です。更新は明日4月2日です。お楽しみに!

◆差波優人 さしなみゆうと 商4 青森山田高出身 168㎝・62㎏
◆髙橋諒 たかはしりょう 文4 国見高出身 168㎝・60㎏
◆藤本佳希 ふじもとよしき 文4 済美高出身 178㎝・74㎏
◆山越康平 やまこしこうへい 法4 矢板中央高出身 182㎝・75㎏