スケート部3部門の4年生が笑顔で卒業

 明治大学卒業式後、スケート部3部門の関係者がリバティータワーの最上階に集い卒業生の門出を祝い、新入生を迎える歓送迎会が開かれた。和気あいあいとした雰囲気の中、卒業生が4年間を振り返るとともに新入生が元気に自己紹介をした。部員に見送られながら4年生は笑顔で卒業を迎えた。

 会の終盤、卒業生があいさつした。フィギュア部門は今年、インカレで西野友毬(政経4=武蔵野)のインカレ3連覇や鈴木健太郎(平27法卒)がアイスダンスの東日本選手権で優勝するなど成績を残した。1年間チームを引っ張った鈴木は「シングルでも6年ぶりの男子の部門優勝が経験できた」とおととしのフィギュア部門6年ぶりインカレ部門優勝を思い出にあげた。今後もアイスダンスを続けるという鈴木は「練習の虫になる」と今後の飛躍へさらなる練習を積む。

 今年はスケート部90周年を迎える。「法大に奪われた優勝杯を取り返そう」と小野島部長は部員を激励した。0.5点差で法大に敗れた屈辱を忘れず、節目の年に王者奪還へ突き進む。

[常光純弘]

フィギュア部門卒業生コメント
鈴木

「(4年間振り返って)明治のスケート部に入っていろんな経験ができたのでシングルでも6年ぶりの男子の部門優勝が経験できたし、アイスダンスやりたいと思ってしっかりできたのが明治だったからだと思うので感謝している。(アイスダンスに転向して)もともとアイスダンスが好きだったので非常に楽しい。奥が深いので日々新しい発見をしながら取り組んでいた。(今後も)もうちょっとアイスダンスでいいとこ目指そうと思う。(ペアは)西村さんが続けられなくなってしまったので、別の子を探していて、もし見つかれば海外で練習していきたい。話を結構している子はいるのでまだ確定ではない。(目標は)卒業して周りが稼いでいるときにまだやりたいからと続けさせてもらっているので、鈴木監督がよくおっしゃってますけど練習の虫になってやろうかなと思う」

フィギュア部門ルーキーコメント
鎌田英嗣(営1=獨協)

「一致団結しているというかあたたかく迎えてもらったのでこれから楽しみ。(次の試合は)5月のコバトカップか関カレ。(試合ではどんな演技をしたいか)新しいプログラムなので内容が変わっても自分の演技ができるようにジャンプなどにあわてずいい演技ができるようにしたい。それとトリプルアクセルを入れたい。(プログラムは)ショートフリーとも新しく変えた。(演技ではどこを魅せていきたいか)まだ曲が決まってないので全然分かってないがステップで魅せられる選手になりたい。(最近の練習は)トリプルアクセルを跳ぶために少し減量をしている。(調子は)変わらず良い。(目標は)明治大学に貢献して先輩たちと一致団結してインカレで優勝することと、大学に入っても自分のペースを崩さないようにこれからもスケート一歩で頑張っていこうと思う」

佐上凌(商1=武蔵野)
「明治のスケート部は人数が多いので、切磋琢磨できると思った。目標はインカレに出て優勝すること。いずれは全日本選手権に出場したい。スケーティングのうまさが強み。表現も磨いていきたい」