
リレーで6位入賞、総合4位でインカレを終える/全日本学生選手権
3位入賞を掲げていただけに今回の結果に満足はしていない。レース途中から天候が崩れ「かなり足に負担になった」(三上)と厳しい戦いだったことに間違いない。この結果を受け「来年こそは自分の役割をしっかり果たせるように頑張りたい」(西田)とリベンジを誓った。また、リレー種目を終え、明大は総合4位でインカレを終えた。優勝候補とうたわれていたジャンプやコンバインドでは優勝こそ逃したものの、それぞれ3人ずつが入賞する、納得の結果となった。来年こそは総合で表彰台を狙えるように再び個人の技術向上を図る。
[荒井希和子]
試合後のコメント
三上
「目標は3位だったけど、厳しかった。各自が今持っている全力の力を出すことが大切なので、全力を尽くそうというのをメンバーと話した。自分個人としては体の調子も30キロが終わってきつかったが、3日間でうまく調節できたのでかなり体は軽かった。スタートしてから雪がざくざくし始めたので、かなり足に負担になった。今回自分がアンカーだったが、アンカーの順位が全体の順位に直結する。いかに順位を上げるか戦略も練った。競っていたので、前を追いつつ後ろは気にせずに自分のペースで走った。集団で最後まで行ったので、もうラストの勝負になるのは間違いなかった。どこでスパートをかけるかを考えながら走っていた。1周目は東洋大と走っていて何もなった。だけど2周目に後ろから東農大が来て3人の集団になり、自分が一番後ろだった。最後に東農大が揺さぶりをかけてきて、登りでペースを上げられた。東洋大とも離れてしまって焦ったが、なんとか追いついた。最後まで集団で来てしまったのでラスト少しでも前に出た方の勝ちだから、一番後ろにいたので直線のところでびったり行った。最後の直線の勝負になると思っていたので心構えはできていた。板も滑っていて、最後仕掛けられて良かった」
西田
「僕がもっとしっかりしてればという気持ち。少し離れた後ろの人に抜かされてしまったり、登りでペースが上がらなかったりで個人としてはいいところが一つもなかった。スタートした時が9位で、ゴールした時が6から9位ぐらいの集団だった。順位を上げられなかった。今日のコースは平坦な方ではあったが、だらだらと登ってしまった感じだった。グリップをしっかり合わせることができなかった。今日は僕の責任が大きかったと思うので、来年こそは自分の役割をしっかり果たせるように頑張りたい」
島田
「走る前は、西田さんが集団できてるというふうに聞いていたので、その集団についていこうという気持ちでレースに臨みました。今日の天候だと、クラシカルのところは滑るんですけど、フリーのところが滑らなくて、1列目で前をなかなか抜けない状態でした。レースのヤマ場となったのは、2周目の3キロ地点くらいです。上りと平地が続くところで、集団の後ろのところがちぎれて4人で走っている状況だったので、あそこで差をつけて他を離してトップで出られれば良かったかなと思います。もっと前を詰めていきたかったんですけど、雪で板が滑らなかったので、そこは反省点ですね。今日のレースに点数をつけるなら70点くらいです。良かったのは、コース状況を冷静に判断しながらレースを進められたことです。反省点は、後ろを離して前に詰めれるような走りができなかったことです。来季に向けては、個人でポイントが取れる選手になることと、リレーで3位を目指せるように頑張ります」
渡辺
「1走は自分でも意識していたし予想していた。心構えはできていた。1走は得意ですし、スタートは位置取りよくいけて3位でいけた。その後抜かれてしまったのは自分の体調もある。板のグリップの利きが悪く登りで離されてしまった。止めのワックスに失敗した。1位集団で西田さんに渡したいと思ったが離されてしまった。インカレは独特の雰囲気で楽しさもあったが、緊張もあった。来年はリレーで3番以内に入れるようにしたい」
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