
丹羽が元全日本覇者を破り大会初優勝/ジャパントップ12
丹羽が元全日本覇者を破り大会初優勝/ジャパントップ12
4月に行われる世界選手権代表選手が多く集まるジャパントップ12で丹羽孝希(政経2=青森山田)が優勝を果たした。また、ダブルスで代表の森薗政崇(政経1=青森山田)も初出場ながら準決勝まで進む活躍を見せ3位に入った。中国の蘇州で行われる世界選手権は4月26日から5月3日にかけて行われる。
優勝は決して簡単なものでなかった。今大会で戦ったほとんどの選手は合宿の練習相手。お互いのプレーを深く知る間柄。その中で丹羽が「分が悪い相手だった」と言う大島(早大)、𠮷田雅(愛知工大)、吉村(愛知工大)に打ち勝った。特に決勝の舞台で戦った吉村は予選リーグで神巧也(政経4=青森山田)、準決勝で森薗を破っていただけに「明治として負けられなかった」(丹羽)。初め二つのジュースとなったゲームをともに取ったことが大きく、4―0でストレート勝利。国内大会の優勝は久しぶりとなった今大会。最後に「今日勝ったからこの人よりも強いと思わないようにしたい」と謙虚に振り返った。世界選手権の活躍に期待が懸かる。
初出場で3位に輝いた。大会前日の27日に日本に帰ってきて本調子ではない森薗だったが、初戦で松平(JTB)とのフルゲームの試合を制すると全日本選手権3位の岸川(ファースト)にも打ち勝った。
世界選手権のダブルス代表に選ばれた森薗。今までは姉の美咲(日立化成)が世界選手権に出場するのを見ていて「正直応援する気持ちもあったが、自分も早く出たい」と思っていた。それが今回かなったことはとてもうれしかったという。パートナーは早大の大島。昨年のチェコオープンで優勝したことが評された。まだ試合の数が少なく発展途上。「これからダブルスの練習をする時間はある」と、入念な準備をして世界選手権に挑む。
[吉田周平]
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