【瓦版】20年ぶり快挙!春夏秋冬完全制覇 決めた!日本一/日本学生氷上競技選手権
悲願の三冠
春の関東大学選手権、秋の関東大学リーグ戦を優勝し、三冠に王手をかけ臨んだ今大会。決勝となった東洋大戦、3―2で迎えた試合終了残り11秒でのフェースオフ。相手が6人攻撃を仕掛け最後に反撃に出たが、1点を守り抜いた。試合終了のブザーが鳴り響くと、リンクに大きな歓声とともに歓喜の輪が広がった。三冠達成は1994年度以来、20年ぶりの快挙。夏のサマーカップでも優勝を果たし、今年度は全公式戦で優勝。明大の歴史に新たな一ページを刻んだ。

春の関東大学選手権、秋の関東大学リーグ戦を優勝し、三冠に王手をかけ臨んだ今大会。決勝となった東洋大戦、3―2で迎えた試合終了残り11秒でのフェースオフ。相手が6人攻撃を仕掛け最後に反撃に出たが、1点を守り抜いた。試合終了のブザーが鳴り響くと、リンクに大きな歓声とともに歓喜の輪が広がった。三冠達成は1994年度以来、20年ぶりの快挙。夏のサマーカップでも優勝を果たし、今年度は全公式戦で優勝。明大の歴史に新たな一ページを刻んだ。
最強4年生
最上級生が一つになった。「絶対に優勝できない代だと言われていたのが悔しかった」とGK佐藤永和(文4=軽井沢)。主力のほとんどを3年生以下が占め、メンバーから外れる選手が多い代だった。初戦の北陸大戦後、副将のFW高橋佑輔(政経4=武修館)が、格下相手に気の抜いたプレーを見せていた同期のDF最上義崇(文4=八戸商)に一喝した。「もっと真剣にプレーしろ」。4年生は他の学年に比べ1年次から試合に出場する選手が少ない。高橋はそんな同期を思い「出られない選手が山ほどいるチームでへらへらしている場合じゃない」と叱咤(しった)した。翌日行われたヤマ場の準決勝中大戦。3―2と1点差に迫られた場面で高橋が大会初ゴールを決めると、3分後には最上が高橋のシュートのこぼれ球に反応。パックを詰めて春以来のゴールを挙げ、7―5の勝利に貢献した。「試合前に佑輔が『ベンチに入ってない4年生の分も頑張るべ』と声を掛けてくれたので、それで今日はうまくいった」と最上。藤井匡智監督も「4年生のおかげで勝てた」と称賛する最上級生の活躍で正念場を乗り越えた。周囲の評価を大きく裏切る、4年生の強い力だった。
ようやくつかんだ三冠だった。「苦しく長い道のりだったがようやくつかむことができた」と梶原。主力が多く残る来季はさらなる躍進が期待される。黄金時代の復活はここから始まる。
【長堀笙乃】
☆インカレ記事は下記から読むことができます
・2回戦 北陸大戦 こちら
・準々決勝 法大戦 こちら
・準決勝 中大戦 こちら
・決勝 東洋大戦 こちら


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