(6)江頭祐輔

2014.12.22
(6)江頭祐輔
[号砲まで、あと11日!]

第6回は江頭祐輔(商3=佐賀県立白石)。2年ぶりに箱根駅伝メンバー16人にエントリーされ、今年に懸ける思いは強い。

闘志


 

 念願のメンバー入りだ。江頭祐にとって2年ぶりとなる16人エントリー。前々回は裏方に徹したが、今回は区間エントリーも現実的に見据える。11月の1万m記録挑戦会ではラスト1000mで先頭から離されるも自己ベストを15秒以上更新。毎年冬になると調子が上がるタイプだが、今年は「なぜだか分からない」と自分でも驚くほどの好調ぶりだ。同じ3年生である横手健(政経3=作新学院)や木村慎(商3=浜松日体)の活躍を見て「自分は陰の存在だ」と謙遜しつつも10人の中に「なんとか入りたい」と隠れた闘志を燃やしている。

奮起
 「ここで奮起しないと」。江頭祐は強く意気込む。来年は黄金世代が引退し戦力の低下が危惧される明大。3年生の江頭祐にとって来年を見据えた上で今年が勝負の年となる。1万m記録挑戦会では自己ベストを更新したものの「最低限の走り」と満足はしていない。次なる舞台、箱根では「自分もやれるんだ」ということを走りで見せる。過去最高とも言われる黄金世代や3年生の2本柱とともに優勝をつかみ取る。懸ける思いは本物だ。

[田中莉佳]

箱根への意気込み
この中で走れるのは10人だけなので、なんとか入りたい。走るとしたら4年生が強いんですけど、チーム自体も強いので、チームの足を引っ張らないようにしていきたい。(富津合宿での収穫)意外と自分の調子がまだ良いということを確認できた。(調子の良い要因)毎回冬場は調子が上がってくるんですけど、今回は練習もちゃんとできているし、何故かって言われると、よく分からない。なぜか、良い。いつも以上に今年はなぜか走る。チームが良い仕上がりになって本番を迎えられたらいいな、と思う。区間3位以内っていうのは目標。誰かに抜かれたりとかは絶対したくない。突っ込みすぎて、後半失速したり、みたいな小さいことをしないように、やっていきたい。過去においても最高だと思うチームだから負けてはいけないと思う。ここで優勝したい。

◆江頭祐輔(えがしら・ゆうすけ) 商3 佐賀県立白石高出 29分33秒37(1万m)

次回は可能性秘める哲学系ランナー・小川誉高(政経3=須磨学園)を特集します。アップは明日、12月23日(火)です。お楽しみに!